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①わたしは何を探していたのか

2016年5月21日、
わたしは、とある心理系のセミナーに
なけなしの7000円を払って参加した。

この時、それはとても大きな金額に思えた。
スピリチュアルな、
しかも自分のためのお金に7000円も?と。

セミナーには
「罪悪感・劣等感・恐怖心からの開放」
(潜在意識の中にある本来の自分の発見)

というタイトルがついていて
テレビで人気の心理カウンセラーの方の
お弟子さんが開かれている会である。

ここに何を探しにきたのか。

当時の私は、自分がことあるごとに
職場で、家庭で、
問題を抱えているように思えていた。
だから、タイトルを見て
何か感じるところがあったのかもしれない。

・職場ですごく緊張してしまうこと
・職場でなぜか人間関係が上手くいかないこと、
・職場でも家庭でも萎縮してしまい、余計に頑張ってしまうこと


これらのわたしの質問に、講師の女性は


「役に立たない人は居てはいけないって
思ってない?」
と、さらりと言った。

自分の無価値観…

スピーディーにすすむセミナーの中で、
小さい頃の記憶を開くドアがばんばん現れて
とにかく、ついていくのに必死だった。

セミナー後の感想は、不安や、高揚感や、
モヤモヤ、ざわざわと胸の内は
大パニック。

それでも、3歳の息子を
親に見てもらってるので、急いで帰った。
母親に対しても、
たった一日の夜こどもを預かってもらうのでも
罪悪感でいっぱいで

お礼を言ったり、感謝しなくては…
というのも握りしめてた。


この日のこのセミナーに
わたしは何を求めていたのか。

この時はまだこう思っていた。

何かはわからないけれど、たぶん
言語化できない大きなしこりがあると。