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1年ぶりにコンサドーレを見て感じたこと

私は2003年頃からコンサドーレを応援しています。

いや、していました。

厳密に言えば地元北海道のチームとしては幼い頃から応援をしていましたが、2003年にアテネ五輪予選をきっかけにサッカーに目覚め、自然と北海道のチームであるコンサドーレのサポーターになっていきました。

転機が訪れたのは2005年の林卓人の移籍。彼はアテネ五輪では腰の怪我のためバックアップメンバーとなってしまいましたが、アテネ世代の中でかなり思い入れのある選手。札幌に移籍するという報を聞いた時は、当時絶対的守護神だった藤ヶ谷の移籍に困惑するサポーターとは対照的に私はとても喜んでいました。

当時は旭川に住んでいましたが、お小遣いを貯めながら年に何度か札幌へ試合を見に行っていました。

2005年の5月だったと思います。初めて1人で厚別競技場へ行き、林卓人の札幌でのデビュー戦を見に行きゴール裏デビューした日のときめきを今でも私は忘れられません。

その後札幌への大学進学と、当時サポーターの間で流行していた「オフィシャルブログ」で私が提案した学割チケットが採用されたのがきっかけで、2006年に初めてシーズンチケットを購入しました。

旭川から受験のために1人で札幌へ行き、コツコツ貯めたお小遣いで受験帰りにシーズンチケットと雪まつりで変身ドーレくん(あざらし)を購入したのを今でも鮮明に覚えています。

それ以来、私の人生はコンサドーレ一色でした。

しかし、2014年に私は仕事の都合で東京に引っ越すこととなり、アウェイゲーム中心の生活となりました。

アウェイゲーム観戦を言い訳に全国旅行をし、ホームサポ時代の仲間や遠方に住む仲間と観戦したり祝勝会をする生活もまた今までとは違った楽しみがありました。

2017年末にひょんなことからそれまで東京に住んでいながらほとんど関わってこなかったコンサドーレの関東後援会の方々との親睦が始まり、2018年は毎週のように…いや週に何度も会うほどの関係になりました。

そしてその2018年の末、とある方とのトラブルにより私は北海道コンサドーレ札幌のサポーターを続けることが困難になってしまいました。


2019年シーズン、Jリーグの試合は何度かスタジアムで観戦したものの、このルヴァンカップ決勝までの間に私は一度もコンサドーレの試合を見ることはありませんでした。

何の罪もないチームに対しても愛情がなくなり、私をサポーターが続けられない程精神的にも社会的にも追い詰めた一部のサポーターが喜ぶような結果が出ないことを祈るシーズンとなってしまいました。

そんな中で迎えたルヴァンカップ決勝。どこのチームが勝ち上がっても会場へ見に行く予定でしたが、偶然にも決勝に残ったのは北海道コンサドーレ札幌でした。

購入したプライムシートの座席はこれも偶然札幌側。中立にあくまでも「観戦する」はずだったのに、私は家を出る前に昨年の2wayユニフォーム型Tシャツを念の為カバンに入れました。どういった気持ちでカバンに入れたのかは自分でもわかりません。札幌側の座席なので、ただ空気を読んだだけかもしれません。でも、少なくともコンサドーレを応援するという可能性を感じていたのかもしれません。


会場へは試合開始直前に到着したので、知り合いのサポーターに会うこともなく試合開始を迎えることができました。

メイン側から本来なら自分がいたかもしれない北側のゴール裏のコレオや応援を眺め、正直に言うと楽しそうで悔しかったです。コレオも応援も悔しいほど素晴らしかったです。だから、札幌に負けてほしいと思いました。

自分が輪の中にいない状態で札幌が優勝して、札幌サポが私無しで喜ぶ姿なんて見たくないと思いました。ゴール裏の全員に落胆して欲しいと思いました。だから「中立」なんて言いながら、負けてほしいと願いながら持ってきたTシャツはカバンから出さずに90分過ごしました。

あと少しで願っていた瞬間、札幌のゴール裏が落胆する瞬間が見れると内心ワクワクしていた後半ロスタイム、深井がゴールを決めました

サポーターを辞めても、どんなにとばっちりでチームを憎んでも、選手のストーリーを忘れることはありません。

私は深井が三度目に怪我をした甲府戦でバツが出た瞬間の会場の空気自分の気持ちも、その後のホームゲームで都倉を中心とした深井へのエールも、復帰後のことだって覚えています。

深井が大舞台でゴールを決めて追いついた…それを目の当たりにして、私は泣いてしまいました。札幌が追いついたことより、深井への気持ちで泣いたんだとは思います。

なぜか延長戦が始まる頃には念の為にとカバンに入れていた札幌のTシャツを私は着ていました。周りの席の知らないおじさんとハイタッチもしました。延長戦30分、そしてPKと心から札幌の応援をしました。

けれど、札幌は負けました。

悲しい気持ち、悔しい気持ち、だけど負けたことの安堵の気持ち、私の感情はグチャグチャでした。



その日私は帰りの電車で倒れてしまい、札幌時代の仲間たちとの打ち上げに参加できずに帰宅しました。この打ち上げに参加できていたらまた翌日以降の気持ちは変わったかもしれません。

翌日、「来年リベンジする」とツイートするたくさんの札幌サポを見て「来年は決勝まで来ないで欲しい」「札幌サポたちには一生こんな素晴らしい経験をしてほしくない」と思いました。

下着姿の写真をばら撒かれ警察沙汰になったこと、おじさんサポーターに飲み会の席でユニフォームのダイアモンドヘッド様のスポンサー広告が入ってる部分を執拗に触られたこと、おじさんサポーターに吐きそうになるほど執拗に密着されたり接触されたこと、なのに私が加害者みたいに扱われてサポーターを辞める結果になったこと、他にも様々なそういった不快で屈辱的なことを1年経った今でもどうしても思い出してしまうんです。

深井のゴールからPKまでの心から応援した時間を通して、「負けてしまったけど、やっぱり私はコンサドーレを愛していた。」なんてクサいセリフでこの記事を結べたらどれだけいいのだろうと何度も書きながら思いましたが、自分でも本当に残念ですがもう札幌サポーターには戻れないです。

負けを祈るような私にはもう札幌を応援する資格がありません。


私が札幌サポーターを離れた後も、おじさんサポーターが若い女の子へ不快な思いをさせたり、盗撮があったり、男女問わず様々なトラブルを耳にします。

そういったことが今後起こらず、嫌な思いをするサポーターが減ったり、理不尽な理由でサポーターを辞める方が増えないことを祈ります。


そして、私自身2月に開幕で大阪に行った以来の現地観戦。生でサッカーを見るのがものすごく楽しかったです。やっぱりJリーグって素晴らしい。

だから私はこれからもチームを問わずJリーグを観戦し、Jリーグの魅力を伝えられるライブ配信者になっていきたいと思いました。


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