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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

自分の中で当たり前になっていることにたくさんの価値が潜んでいるが、当たり前になっているだけに自分ひとりでは気づけない。質問してもらったり、話しながら違いを観察したりして、誰かにとって価値あるコンテンツが取り出せる。人と話して何かに気づいたら、それをアウトプットの切り口にすればいい

「文章を書くことがお金になったら夢みたい」そう思ってライターを目指した。文章をお金に変えるのは簡単ではないし換金率はそんなに高くない。ただ、身につけた言葉の力は、一見お金にならない「すべての面で」大きなアドバンテージとなっている。思考や行動、人との繋がり。すべて言葉が助けてくれた

結果がハッキリとわかることに挑戦するのが苦手だった。全力を尽くすとうまくいかないときにがっかりしそうで、全力を尽くしきれない自分がいる。それがとてもみっともなくて、情けない。でも「人事を尽くして天命を待つ」ができれば、まっすぐ力を出せて、怖がることなく健全な期待ができるようになる

上手く説明できないけどちょっと面白いもの。すぐに忘れてしまうような一見意味のないひっかかり。それを佐藤雅彦さんとその研究室は「表現以前」と呼ぶ、というインタビューを読んだことがある。自分で創作をしてみると、自分ならではの小さな「表現以前」を使って好きなかたちが作れるのだと実感する

変化が早くなるとあらゆる職業で「プロ中のプロ」みたいな人は減少していくのだろう。技術を磨いていくうちに、その職業がなくなってしまうかもしれないから。これまでの経験の一部を活かして、次の仕事に取り組んでいく。そうなるともはや趣味をずっと続けていく人の方が洗練されていくのかもしれない

個人的な感情をフィクションに乗せて書く習慣ができるといいなと思ったけれど、創作はひとつずつに時間がかかる。日々の小さな感情の動きはその時に捕まえておかないとあっという間に色が薄くなり、そのうちに捕まえられなくなってしまう。やはりその瞬間に何かの形で残しておくしかないのかもしれない

感情の揺れ動きが多くて、些細なことでも凹んでしまう。それをいちいち相手にしていたら身がもたないと感じている。でも、小さな感情を蔑ろにしてきたこれまでの人生なので、見ないふりをするのではなく、ちゃんと確認して、扱い方をひとつずつ決めていこう。骨が折れるが、手癖で済ませず毎回考え直す

歌の歌詞の意味を考えないようにするし、物語の意図や構造を考えないようにする。それはひとえにコンテンツを「感覚的に」楽しみたいから。思考で楽しめるものもあると知ってはいるが、感覚と完璧に共存はし得ないと思うから。ただし、心で感じたいと思う余り、頭で考えることを放棄し過ぎているのかも