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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103…
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2020年8月の記事一覧

大事なことを毎日ちゃんと大事にするのは意外と難しい。日々やるべきことで、ほんとうに大事なことが潰されていく。だからときどき振り返る時間が必要。映画や小説など、ふとした刺激を受けて大事なものを思い出すこともあるが、思い出すための時間やツールは、偶然ではなく意識して用意しておくといい

何かに一生懸命になっているときは生きている実感がする。そう思っていた。でも、没頭することで生きる無意味さを忘れられるから、私は何かを一生懸命やりたいのかもしれない。守るものがある。一生懸命になれるものがある。寝食を忘れるほど夢中になれるものがある。そうすれば、他のことを忘れられる

人と違う道を選ぶと、うまくいかなかったときに誤りだったと言われるだろう。逆に人と同じ道を進む限り、間違いだったとはきっと言われない。だってみんな間違っていたんだから、そうなるしかなかった。人と違う道を選ぶのは、その道の困難も自分で背負うこと。一度きりの人生なんだから自分で選びたい

仲良くしようと頑張っても、うまくいかないことがある。頑張らないで自然な姿でいるほうが、うまくいかなくても諦めが付く。ただ、自然な姿といえば聞こえはいいが、努力が無になることを恐れているだけなのでは。少しでも相手のためになる可能性が高ければ、愛想よくするのも大切なのではないだろうか

新卒で入った会社のことを「名前知ってますか?」くらいでしか説明できなかった。ただ、先日ちょっとウィキで調べただけで、すらすらとゴリッパな会社のように説明できた。ただの事実なので、本当より大きく見せているという罪悪感もない。歴史を知ることは偉大だと、ほんの少し体感できたかもしれない

頭で分かっていてもできないことはたくさんある。いろいろな恐れが渦を巻いて、本当に簡単なことひとつできない。ただやるだけなのに、恐れる必要はないとか、何度でもやり直せばいいといった、行動するための考え方が必要になる。その広い足場が必要ということは、実際に行動するその時まで気づかない

寂しいときに「機嫌が悪い」「怒っている」と思われると、気持ちをどうにかして隠そうとする。寂しくても自分をごまかしていつも通りにふるまう。寂しい気持ちに自分でも気が付かなくなり、対策しないので体の中にどんどんたまる。最初に「寂しいの?」と気が付いてくれる人がいたらどれだけよかったか

百人の能力を満遍なく伸ばすには、成功パターンの型通りにやらせたほうがいい。百人の中で数人のスターを出すには、得意で好きなことをやらせて開花を待ったほうがいい。目の前にいるたったひとりの能力を最大化するには、とことん好きなもの、時間を忘れて取り組んでしまうものに注力させたほうがいい

人に会わないと刺激が少ないが、ある程度慣れてしまうのだろう。過去、草花や木々に刺激を受けながら生きていたのに、人工的なものに囲まれても違和感がなくなってしまったように。人とのつながりが減ったら、また花鳥風月とのつながりが求められるかもしれない。世界とつながっている実感があればいい

自分が書くときには「常体(だ・である調)」の文章が好きだ。変に柔らかくごまかすことができないし、言い回しのバリエーションが豊富だし、言葉をそのままの形で扱っている感覚がある。ていねい語の方が失礼になりようがないので楽かもしれないが、そこに流されず常体を使うと、なんだかピリっとする