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今日の140文字

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平日の1日1回、140文字ぴったりでつぶやきます。 とれてたのことば #今日の140文字 ◆以前のものはこちら◆ https://togetter.com/li/103… もっと読む
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2018年6月の記事一覧

助けてほしいと言えば、嘘みたいに助けてくれる人が現れる。勇気を出して手を伸ばせば、差し伸べてくれる人がいる。その手をつかめるかどうかも、自分にかかっている。豆の木に登るジャックだって、シンデレラだって、ビビって行かない選択肢もあったのに、自分で行動を起こして機会を取りに行ったのだ

人は自分を正当化したいものだから、気持ちが冷めたことにいろいろと理由をつけたがる。相手があることなら、相手の悪いところをあげつらう。そこに反論してもたぶん仕方がなくて、気持ちが冷めるのは悪くも何ともないんだって受け入れるしかない。寂しいけど、冷めたら戻らないって自分でもわかってる

私はよく人に対して「〇〇が好きなの?」と聞く気がする。それは私が好き嫌いを大事にしているからなのだろうけど、世の中には好きとか嫌いとかでものごとを決めてない人がいる。損得、面白いか面白くないか、かっこいいかダサいか。自分と違う人はなかなか理解が進まないけど、理解したい気持ちが強い

つい最近まで知らなかったけれど、人生って「どうしてこの人は私を助けてくれるのだろう?」ということがときどき起きて、それを拒否せずにちゃんと受け止めて助けてもらうってことが結構大事。自分を卑下したり遠慮したりしないで、傷つくのを恐れずにもらいに行く。実は、みんな誰かを助けたいんだよ

「遠慮しないで」って言えるのはすごいなって思ったら「嫌なときは嫌っていうから」と言われた。遠慮をしなければ、してほしいことをちゃんと伝えて、したくないことは嫌だと言える。「ちょっと怖いけど頼んでみよう」「少し失礼かもしれないけど言ってみよう」って行動するとき、その言葉が勇気になる

同じ本を読んだ人や、同じ映画を見た人と語り合うことは普段あまりしない。たまにしてみると、そこには驚くほどの感情の揺れ動きやものすごい楽しさが待っていたりするのだけど、そのために本や映画を選ぼうとするとなんだか萎えてしまう。やはり私は、セレンディピティを信じているということなのかな

何か辛いものを抱えてるときに「これは大したことじゃない」「これはやばいやつだ」ってどうやって判断したらいいのだろう。判断するときの健康状態にもよるよね。風邪ウイルスが入ってきても大丈夫なこともあれば、それで風邪をひいちゃうこともある。かつ風邪をひいてもいずれは治るわけで。難しいね

表現を通して人に自分の気持ちを伝えたくて、そのためには自分の気持ちを細かく描写しなくてはいけなかった。描写するためには自分の奥深くまで潜って、丁寧に殻を開いていかなくてはいけなくて、そうしたら自分でも知らなかったものがひっそりと佇んでいた。表現って本当に自分を見つめることなんだね

「言葉」を「スケッチ」に例えている。「ほんとうのもの」があるとして、言語化したものはその一面にしか過ぎない。知っている人が見れば「まるで本物みたい!」と思うが、スケッチだけを見た人は重さや奥行き、質感なんかがわからない。「私が知っているものと同じ」を確認するのが言葉なのではないか

メディアを持っているってことがどういうことか、ポッドキャストやボイシーを通じて少しだけわかってきた気がする。伝えたいことができてから必死に伝えるんじゃなくて、普段から受け止めてくれる人とつながりを保ち、伝えたいことができたら対象に向けて発信する。聴いてくれる人がいるってすごいこと

感情の話をしていると、自分の気持ちをあまり考えたことのない人が多いとわかる。だけど過去、私もそうだった。悲しいのに悲しくないフリをして、悲しくないと思い込んでいた。自分を守ろうとするあまり、周りだけでなく自分も騙してしまう。いまもたまに感情を抑え込むけど、あとで泣けるようになった

「俺の気持ちがわかってない!」って息子に言われ、いろいろ話を聞いても気持ちはわからないままだけど、聞いたという事実だけでずいぶん気が済んだみたい。自分もそうだけど、要求したことが叶ったとしても、それが心を満たしてくれるとは限らない。言葉の裏に隠れているものがすぐにわかればいいのに

苦しくてもすぐに答えを出さず、ゆっくり考えるのは私にとってとてもいいこと。いろんな要素を考えられるし、いろんな考え方を、いろんな方向から捉えられる。好きな人も増える。そもそも、人なんて偏見の塊なんだから、それくらいしても全然足りない。そんな風にして、たくさんの視野を持ちたいと思う

発信するときはひとつのキャラクターに絞ったほうがいいと言われる。でも仕事もポエムも絵も写真も子育ても全部私で「わかってほしい」気持ちが抑えきれない。長くそれでやっていたら、それぞれで話題の共有や共感ができる。私がしたいようになってきたから、時間はかかるけどそれでよかったんだと思う