蛇足
補足解説もネタばらしも無粋だと思っているが、ここは私のnoteなので何書いたって別にいいし「実はこうでした~~~~~!!」みたいなこと書いてもええじゃろ。
我、作者ぞ???
■山高帽の男
えび満月の話と公園の話に山高帽の男を出しているが、これは私が幼い頃に見た夢に出てきた黒いロングコートの男がベースになっている。
こんなヘラヘラしてお喋りではなかったが。
寡黙でクールだった。
困っている人間を助けるヒーローではなく、場を動かすためのトリックスターとしての立ち位置。
今後も出すかもしれない。
使いやすいから。
■世界が終わる3日前の話
三題噺、お題3つを話の中に盛り込むというやつ。
私はいつも三題噺スイッチを何度か押してなんかよさげなのが出たやつで書いている。
「空」「作家」「テープ」はちょっといろいろ意識的に盛り込んだ。
ミソラは一人称を「僕」とか「私」とか作中で言っていない。
喋り方もどっちでもいいふうにしている。
だから女の子としても読めるし男の子として読んでもいいので2パターンの読み方ができる。
勿論、主人公の一人称は「僕」だが、名前は1回も名乗っていないので(意図的に名前を出してない)僕っ娘の可能性もあるわけなのだが、さすがにそれはあの文章から読み取るのは無理があると思う。
本を貸し借りするような関係性で「高校の同級生」という認識は果たして主人公が単に鈍感だからなのか、そもそも同性だからそういうふうに思わなかったのか。
とはいえあと3日で世界が終わるので、本当にお互いが好きだったのか、或いはなにもかもどうでもよくなってヤケクソになってソファに沈み込むようなことになったのか。
みたいな想像がいろいろできたら楽しいなと思って。
なんかいいですよね。不確かな世界で触れているもの以外確かなものがなにもないみたいなそういうの。
最近「世界そろそろ終わるな」っていう終末気分だったので世界が終わる話が書いてみたかった。
さすがに紅茶だとあからさますぎるのでコーヒーにした。
ミソラは「み空」。
安藤裕子の曲から。
金延幸子の同名アルバムは聴けてないんですよ。
サブスクにあったので今度聴こ。。
あとお題の一つ「空」も入ってますね。
今気付いた。適当に付けたのに。
伊坂幸太郎の終末のフールって話の、あぁいう終末感はリアルだと思っていて、日常と地続きで世界は緩やかに終わっていくんだろうなって。
あと、高橋優の「終焉のディープキス」って曲、サブスクでようやっと聴いてめっちゃ好きだったので。
世界が終わるなら私は何をしたいかというと、海に行きたいんだけど、道路渋滞してて無理だろうなぁ。
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