見出し画像

30代・イギリス大学院留学までの10ヶ月 後編

こんにちは。Emiです。「専門分野を極めるため」でも「キャリアアップのため」でもない、少し緩めな海外大学院留学準備の記録

前編では主にイギリス大学院留学を志すまでの経緯について書きましたが、後編は志望校選びから出願プロセス、そして実際に旅立つまでの準備について書いていきます。コロナ禍での準備となったため、例年とは異なる部分も多いかもしれませんが、それも含めてお楽しみください!

トップ画像はイギリスで勉強中のお供だった紅茶といちご🍓です。

なお前編はこちらから。

後半の要約

出願コースと学校選び、出願用の書類作成、英語スコアメイクを3月の頭から5月末までの約3ヶ月で実施しました。進学確定後の英語の勉強方法や渡航準備、情報収集、そして気になるお金の話もまとめています。

イギリス大学院留学を時間をかけて真剣に考えている方にとっては、準備期間短すぎだし、コース選びも何もかも行き当たりばったりなのでマジかよ!?とつっこまれてしまいそうですが、こんな大学院留学準備もあるんだなというネタとしてご笑覧いただけたら幸いです。


2月:出願コース・学校を決める

イギリス大学院受験に挑戦することを決めたもの、やりたいこと・勉強したいことが明確だったわけではありませんでした。9年の社会人経験もあるし、一応マネジメント経験もあるし、とりあえずMBAがいいかな?という感じでいました。
そして迎えたBEOでのコンサルタントさんとの初面談。事前に希望していたMBAコースの中から、まだ出願が間に合う学校をいくつか見繕ってくださっており、授業(モジュール)内容の一覧を見せていただきました。
ファイナンス・マーケティング・ヒューマンリソースマネジメントなど、正直、全く興味が湧いてこなかったというのが本音です。「これだったら今の会社に残って実践しながら学んだ方が身になるのでは?」と感じました。

そんな思いの中、改めて留学のきっかけになったラグビーイベントのことを話していたところ、コンサルタントの方から「今のお話を聞いてひとつ提案があります。International Event Management(IEM)というコースがあるので、それも候補に入れてみてはいかがでしょうか?」と提案してくださいました。そこで、IEMのコースがある大学のピックアップを依頼。当日面談後にメールで届いた大学一覧から授業内容(モジュール)を見比べてみて、やはりMBAよりもIEMのコースの方が断然面白そうだと感じたので出願はIEMのコースに絞って実施することに決めました。

下記がIEMのモジュールの一例です。

Core modules
Globalisation, Society and Culture
Marketing for Tourism, Hospitality and Events
Events: Theory and Practice
Event Design and Management
Sustainable Strategic Management
Research Methods for Masters Degrees
Final Project or Work Placement Project

最終的に進学したブライトン大学のIEMコースのコアモジュール一覧 https://www.brighton.ac.uk/courses/study/international-event-management-msc-pgcert-pgdip.aspx

実際に出願する学校を決める際に考慮したのはモジュール内容(特にイベントマネジメントの実践を含むか否か)です。「働いてみたい」という気持ちもやはりあったので、レポート提出だけでなく実際にイベント運営の経験ができるところが良いと考えていました。その基準に沿って、ご紹介いただいた6校から4校に絞って出願することに決めました。

そして同日にBEOさんのオフィスでIELTSの模試も受けました。どんなテストなのかも知らず、とりあえず受けてみた結果はOverall5.5(L4.5 R6.0 W5.5 S5.0)。最初のリスニングの出題形式がTOIECなどの今まで受けたことのある英語テストと全く異なるため、かなり慌ててしまい散々な結果になりました。この結果をもとにリスニングとスピーキングに注力して練習をしようと決めました。

余談ですが、メールを見返してみたところ、コンサルタントさんとの初面談&IELTS模試受験をしたのは2020年3月1日でした。そのためこの「出願コース・志望校を決める」のプロセスも実際には3月の頭に実施していたようです。かなり短期間での準備だったんだなぁと今更ながら実感しました。

3月:必要書類を揃えて出願する

志望校が決まったので、ここからは怒涛の書類を揃えるフェーズです。

イギリスの大学院の選考では、応募書類による審査と英語テストのスコアと大きく分けて2つの基準が設けられています。英語テストのスコアメイクにはある程度時間がかかるので、まずは応募書類を揃えて出願し条件付き合格を獲得し、その後から英語の勉強に集中して規定スコアをクリアし無条件合格を取得するというシナリオをBEOのコンサルタントさんが面談の時に説明してくださいました。それに基づいて準備を進めます。

各書類はそれぞれこんな感じで準備しました。

志望理由書・CV

下記3つのステップで用意しました。

1.  BEOさんのポータルにある過去の事例を参考にとりあえず書いてみる

過去の合格した志望理由書のデータベースから近しいコース(ビジネス系・観光系)を探して、文章の構成・言い回しなどを参考にさせていただきました。

2. ギリシャ人のパートナーに添削してもらう
パートナーの彼はすでに修士号を持っていたので、志望理由書の添削に最適だと思い依頼しました。全ての文章に直しが入る勢いで(喧嘩になりかけつつも)しっかり直してもらい、いい訓練になりました。

3. Beoさんで有料の添削レッスンを受ける
2と合わせてBeoさんの有料添削も併せて利用することにしたのは、アカデミック観点とイギリスネイティブの観点で言い回しなどをチェックをしてもらいたかったから。冒頭の文章でいかに教授たちの興味を引くかもう少し工夫した方が良いなど具体的にアドバイスいただくことができ、利用して良かったと思います。

なお、大学ごとでの志望理由書の書き分けはほぼ行わず、大学名・コース名の箇所のみ変更していたと記憶しています。志望度が高い大学には、志望理由を書いた後に「●●のモジュール」が特に今後のキャリアに役に立つと考えています、という内容を追記したくらいです。

推薦書


私が出願したコースはビジネス系だったので「2人の元上司から」の推薦書が必要でした。コースによっては「アカデミック1通・ビジネス1通」と指定が異なることもあるので要注意です。所属していた会社で長きに渡りお世話になった2名の元上司に依頼し、1名はご本人が英語で執筆してくださり、もう1名には日本語で作成いただいたものを妹(3年間留学経験あり)に依頼して翻訳してもらいました。

大学別の必要書類をBEOさんに送ったら、出願の手続き自体は代行してくださいました。学校によってはアカウントを作ったり色々手間がかかりそうだったのですが、全て代行してくださったのでこちらは書類作成に注力できてとてもありがたかったです。

4月:条件付き合格を獲得する

4月3日に出願書類を提出して、4月15日には1校目から「条件付き合格」の通知が届き始めました。この「条件付き合格」は、英語のスコア(大体の学校でIELTSが採用されている)を除いて合格です。いついつまでに英語のスコアをクリアしてね。というものです。

そのため、ここからは英語の勉強に注力する必要があります。IELTSの参考書などを買って勉強しはじめたのは良いのですが、時は2020年4月。コロナウイルスのパンデミックでIELTSの受験自体が出来なくなってしまっていました。その状況に対応して、各大学が代替策として受け入れる英語検定をそれぞれ発表していました。自宅で受けられるIELTSだったり(スピーキングの面接もオンライン)、Duolingoのテストを受け入れているところもありました。

元々は、(必要スコアは多少違えど)全ての大学がIELTSのスコアを受け付けているため、IELTSのみ勉強してスコアを達成できた学校から第一志望を絞り込む想定で考えていました。しかし、大学ごとに採用している代替英語テストが異なるため、先に第一志望を決めてそこに対応する代替英語テストに集中して受ける必要が発生したため、予定より少し早く第一志望決定を迫られることになりました。(このあたりの状況把握やアドバイスもBEOのコンサルタントさんが丁寧に行ってくださいました。)

そこで、条件付き合格の連絡が早めにきた3校に絞って、モジュール内容・立地・費用・教授陣の研究内容等の比較表を作りました。

実際に作成した比較表

特に重視したのはモジュールの内容と、教授の専門性。教授の過去の論文のタイトルなどもざっと調べて、どんなことが学べそうか整理しました。

そして最終的に2校の間で決めかねている時にBEOのコンサルタントの方に面談をしていただきました。そこでコンサルタントの方が「大学選びは1年間暮らす場所を選ぶことでもあります。私が留学した時に一度ブライトンに行ったことがあるんですけど、海辺の街の雰囲気がすごく良かったですよ。最終候補の中にブライトンがあるのは正直羨ましいです。」というようなことをおっしゃってくださり、踏ん切りがつきました。そうだ、私は「海外で暮らしてみたい」を叶えるために「大学院留学」するんだったということも思い出すことができました。それであれば、大学のコース内容だけでなくて、楽しい暮らしができそうな立地も重視しようと、ブライトン大学を第一志望にすることに決めました。

ブライトンはロンドンから電車で南に約1時間。海辺の街で、若者がたくさん暮らしています。LGBTQフレンドリーな街としても有名で、Brighton Prideという大きなイベントも開催さる素敵な街です。第一希望が決まり、かなりワクワクしてきたのを覚えています。

下記が最終的に私が第一志望にした学校・コースの概要です。

5月:無条件合格を獲得する

第一志望が決まったので、ここからはとにかく英語のスコア作りです。IELTSの勉強は書類提出完了後の4月から本格的に開始しました。しかし時間もないし、何から手をつけて良いかもわからなかったので、会社の先輩の紹介で、留学経験者の方と繋いでいただき、30分ほど試験対策についてオンラインミーティングで教えていただきました。そこでのお話をもとに、下記に絞って対策をしました。英語力をあげると言うよりは、とにかくテストに慣れることを優先した勉強内容です。それぞれ1冊づつ参考書を買いました。

・単語(特にTOIECでは使わないアカデミックな単語に慣れる)
・過去問題集(特にリスニング・リーディングの出題形式に慣れる)
・スピーキング・ライティングに絞った問題集(出題形式に慣れる・言い回しのストックを貯める)

そして5月6日に初めて自宅で受験したIELTS indicatorのスコアはOverall6.0(L6.0 R6.0 W6.0 S6.0)で、第一志望ブライトン大学の基準に0.5足りていない状況でした。

このスコアでも大学が開催するプリセッショナルコースという言わば「英語スコアがちょっとだけ足りない人が、本コース開始前にアカデミック英語を勉強する準備コース」を受講すればほぼ本コースに進めるらしいので、「最悪プリセッショナル受けるか〜」と気楽に考えていました。

しかし!プリセッショナルを受講する=9月に予定していたギリシャ旅行中に毎日勉強しなきゃいけない(この年プリセッショナルはオンライン開催でした)ことになるのでそれはどうしても避けたく…。ぎりぎりまでIETESの勉強をして粘ろうと思っていました。

そんなある日、5月の中旬にブライトン大学がDuolingoの英語テストを正式なスコアとして受け入れると追加発表してくれました!Duolingoテストの良いところは所要時間が1時間と短く(IELTSは約2時間45分)、試験料金も$49(約6,000円、IELTSは約25,000円)とかなりお手頃。その分英語力の測定の正確さには欠ける可能性もあり、通常の場合は学部入試では受け付けていても、修士コースの入試では受け付けていない学校が多かったようです。また、比較的新しいテストだったので、学校もその信用度を測りかねつつ、コロナの影響でしかたなく解禁していったのではないかと考えられます。
はっきり言って超ラッキー!こうなったらこのテストを何回も受けてスコアメイクしようと決めました。

https://englishtest.duolingo.com/

5月20日に初受験。操作に戸惑いなんと3回も回答が無効になってしまったのですが、それが良い練習になったのか、初回でブライトン大学が求めるスコア110を取ることができました。必要スコアギリギリ。まあでも、クリアしたからいいよね!ということでこれにて英語のスコアメイク終了です。

英語テストの結果を大学に送り数日で無条件合格のメールが送られてきました。そして大学が出している奨学金の募集があったので応募してみたところ、少額ですが奨学金をもらうことができました。

6-8月:英語の勉強・渡航準備をする

英語の基礎を固める


無事無条件合格をいただけて、仕事も有給消化に入ったので少し余裕ができました。IELTSとDuolingoの勉強をしてみて、そしてパートナーと毎日英語で会話をするようになって、自分の英語力の基礎がかなり怪しいことに気づいきました。そこで、この期間を利用して英語の基礎の基礎から勉強し直すことにしました。

教材は、文法中心に勉強できる、全て英語で書かれている、音声データをダウンロードできるの3つの条件が叶ったEnglish Grammar in Useを利用しました。英語学習者の方の中でもとても有名なものだと聞きます。かなり分厚いテキストなのですが、どうにか渡航前にやり終えることができて少し自信になりました。実際、時制の理解が曖昧だったり、wouldの使い方も全然分かっていませんでした。

あとは話す・聞くのコミュニケーションに不安があったので8月からはDMM英会話も開始して、フリートークとデイリーニュース
を中心にも毎日30分ずつ使っていました。特にフリートークでは初対面の方と英語で自己紹介をし合って話を膨らませていくという留学中にも実際たくさん経験したシチュエーションを練習ができたのでとても良かったです。また、留学中にはイギリス英語に慣れたくて、時々ネイティブコースで受講していました。

渡航準備

渡航準備の中で重要なのは、VISAの取得住居の確保の2つ。

Tier4のVISAの申請に関してもBeoさんのサポートを利用しました。サイトでの申請作業は自分自身で行わなければならないのですが、丁寧なマニュアルを渡してくれ、入力後のダブルチェックを行なってくれるサポート内容でした。9月のギリシャ旅行のために他の留学生より1ヶ月早く日本を出発する必要があったので、VISA申請における手戻りはどうしても避けたかったので、このサービスも使って良かったと思います。

住居に関しては、土地勘のない場所なので自分で探すのではなく学校の寮に入ることにしました。無条件合格になった瞬間から申し込みができるので、数ある寮の中から第一志望から第4志望までを提出して割り振りがなされる形でした。私はエンスイートと呼ばれる個室にトイレとシャワーがあるタイプを希望し、無事希望通りの場所を割り当ててもらうことができました。

ちなみに、寮の費用は1年分まとめて払うか1学期分ずつ分割で払うか選べたのですが、分割払いを選ぶのがおすすめです!私の場合はコロナ禍で一度休学する選択をしたため寮の契約も途中で解約したのですが、その時の交渉も「支払い済みの分は返さなくていいけど、2学期以降の費用は払わないよ」とすることで合意を得やすかったです。すでに全額支払い済みだった場合、返金要求を通すのはかなり手こずっただろうなという感触がありました。友人でも寮での生活合わず途中から別の部屋を探して引っ越していた人がいました。(解約と返金の交渉はかなり大変そうでした!)まずは最短の期間の料金だけ納めて実際に暮らしてみて、2学期以降もそこで暮らしたいか考えてみるのが良いのではないかと思います。

Twitter


もうひとつこのタイミングでやってよかったこの1つはTwitterの留学アカウント作成です。「英国大学院」とか「イギリス留学」とかで検索したアカウントをフォローすると、VISA申請や渡航準備など、今まさに困っていることについてリアルタイムで知ることができてとっても助かりました。留学中にも英語の論文の書き方がわからない…と呟いたら、丁寧な資料でイギリスの大学院に提出する論文の書き方のポイントを説明してくださった方までいらっしゃいました。本当に感謝です!

その他

日本を離れる前にやっておいて良かったこと諸々です。

・お金の見直し(退職ししばらく収入がなくなるので、保険や積立て等を見直すために無料のFP相談を受けました。)
・病院に行く(歯医者・婦人科・常備薬をもらうなど。結局帰ってきてからでも大丈夫と言われ実施しなかったのですが、専門の病院で卵子凍結についても相談しました。)
・国内旅行(レンタカーで1週間程色んな場所を回って日本の自然を満喫しました!結局この時以来、夏の間に日本にのんびり滞在している期間がないので、最後に思い切り満喫しておいてよかったです。)

おまけ:留学にかかったお金

留学準備と実際の留学期間に使ったお金に関してもまとめてみました。

留学準備

・BEOさんの出願サポート:確か2万円くらいだった記憶
・BEOさんの願書添削:17,050円(60分/1回)
・BEOさんのVISA申請サポート:13,000円
・IELTS教材3冊:約1万円
・IETLTS 模試:6,600円
・IELTS indicator:$149(当時のレートで約16,000円)
・Duolingo English Test:$49(当時のレートで約5,400円)
合計:約88,000円

当時のレート$1=110円で計算

留学中

1学期終了後に一年間休学したこと、2学期終了後はギリシャに移住しそこで修士論文を執筆したことで、イギリスでの滞在期間は合計約半年になりました。そのため、当初想定金額と実際にかかった金額両方を記載します。

当初想定していた金額
学費:£12,464(£13,464-£1,000奨学金)= 約172万円
居住費:£7,800 (12ヶ月/寮)=約108万円
生活費:£6,000(£500x12ヶ月)=約83万円
渡航費:20万円(ギリシャ経由)
VISA・NHS:VISA申請:48,720円・NHS年間費用:62,550円=約11万円
海外保険:約20万円
合計:約414万円

当時のレート£1=138円で計算

実際にかかった金額(変更のある項目のみ)
居住費:£4,308 1学期 £2,808 (4ヶ月/寮)+2学期 £1,500(2.5ヶ月/シェア)=約60万円
生活費 :£3000(£500x6ヶ月)=約42万円
渡航費:40万円(ギリシャ経由・2往復)
合計:約345万円 

£1=138円で計算

都心でそこそこ良い家に住んで、美味しいもの食べて、綺麗な服着て、ちょっと海外旅行したりしていたら、年間でこのくらいの金額を余裕で消費している人は結構いるのではないかと思います。1年間の無収入に耐えられる貯金さえあれば、実現可能なのがイギリス大学院留学の良いところだと思います。アメリカなどの大学院の場合これが2年続くので費用も2倍、無収入期間も2年。結構きついですね。

ちなみに、現在のレートは£1=163円になっているので、£1=138円という比較的良いレートの時に学費や寮費を納められたのはラッキーでした。またイギリスの大学の学費は年々上がっていくトレンドがあるそうで、私が修了したコースもホームページを見たら£15,800(現在のレートで約257万円)に上がっていました。気になっている方は早めにご検討された方が良いかもしれません!

なお海外保険に関しては何かあってからでは困るので個人的には加入をおすすめします。当時はコロナ禍でNHS(イギリスの公共医療機関)が崩壊していると叫ばれていたので、何かあった時に民間医療に気兼ねなくかかれるようにと加入しました。私の場合イギリスでは利用しませんでしたが、ギリシャ滞在中に胃腸炎になり一晩入院したら元が取れてしまいました。(民間医療は本当に高いです!!)

おわりに

こんなドタバタな留学準備。しかも時はコロナ禍真っ只中。大変なことも多々ありましたが、実際に大学院留学を終えてみて、あの時留学する決断をして本当に良かったなと感じています。

32歳からの留学と言うのは、他の学生に比べて少し遅いかも知れません。でも、私にとっては最適なタイミングだったとも思います。

仕事で培ったスキルとメンタルと小さな自信が、留学する決断を後押ししてくれたし、留学準備中や留学中にもかなり役立ったと思います。そして何よりも「まぁ、何かあっても日本に帰ってくればまた何かしら仕事は見つかるでしょ。失うものは何もない!」と思えたのは強かったです。

そして、卒業後の現在はギリシャ人のパートナーと一緒にギリシャで暮らしています。この移住の選択も、イギリスの大学院での経験があったからこそできたんじゃないかなと思っています。異国でもまぁどうにか生きていけるでしょ!という、そんな自信を与えてくれたイギリス大学院留学でした。

一度海外で暮らしてみたいからいっちょ海外大学院でも行ってみるか、というゆるっとした留学、ぜひぜひおすすめしたいです!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?