カバラについて⑤
ネツァーの説明が終わり、次にヘセドの説明に移ります。
ヘセド
ヘセドは慈悲となっています。
ヘセドの位置の意味としては、愛情や優しさ、許し、世話、人助けです。私は自営をする全ての人に、慈悲を訴えています。
それは人助けを必ず収益に盛り込む事です。
売り上げの少しでも良いので、何処かに寄付しましょう!と教えています。
寄付しないと利益が返ってこない
それは何故でしょうか。
このヘセドは確かに、周辺の人を見ても、していない人が多いと思いますし、何故自分も大変なのに、人を助けないといけないのか?と思うのも当然だと思います。
そこまで達成するには、努力と経験が必要ですから、きっとそう思っているあなたのレベルがこのヘセドに到達していないというのが答えになるかなと思います。
自分が発したものが返ってくる仕組み
では、この人助けをするとどうなるのか?ですが、自分に返ってくるのです。それがここ、ヘセドの答えになります。
人は、人生の良い時と悪い時があります。
そして、良い時は皆さん、感謝を忘れがちになりますし、横柄な性格にもなります。
悪い時には、神様なんていない!と嘆きます。
悪いことも返ってくる仕組み
良い時に感謝を忘れるので、それが返ってきているだけです。
悪い時に、神様なんていない!と嘆く事も自暴自棄となり、それが自分に返ってくるだけです。
人生の図で言いますと、ここは精神的縦軸の真ん中に位置し、木星が入ります。
その場所の意味としては、「自分を活かす場所や、自分の広がりを見せるもの」などになります。
要は自分の成長を促す事になるのです。
自分の事ばかり考えて、自分の利益しか見てない人は、このヘセドには到達しませんし、精神的に病んでしまうんです。
そんな方を沢山見ています。
周囲を幸せにすると自分に返ってくる
今、コロナ過で企業は倒産し、皆さん赤字で大変な中、生きています。
この全体的に悪い時代になるとよくわかると思いますが、みんな貧乏だったり、周囲の人、お客様となる人が失業し、お金が無くなったら、お客様もお金を使えないのです。
そうすると、自分に回ってくる利益はありません。
自分の周辺、お客様が利益をあげてこそ、自分に収益が回るのです。
結構見落としがちな当たり前な話。
当たり前の事実でさえ忘れてしまう人間の欲
ですから、今あなたが収益を継続して得たいのであれば、自分の為にも、自分より苦しい立場に居る人の為にも、売り上げの少しでも良いので、寄付をしてみましょう。
そうする事で、あなたの精神が安定し、お客様となる方の利益も安定し、あなたに利益が返ってくるのです。
そして、その商売は継続する事でしょう。
カバラは永続する
直ぐにつぶれてしまうお店や、自営の方は、きっと自分の利益しか考えず、周囲の人に利益を分けないで商売をしてしまっていたのでしょう。
全ては循環なのです。
なぜ私は結婚出来ないの?
人に対して、慈悲を与えていない、許せない人も沢山いらっしゃいます。
「あいつは許せない!」
この言葉を使っている時点で、あなたはヘセドにはたどり着いていない事になります。
許す許さないは、慈悲が元になっています。
誰にでもミスはありますし、誰にでも0からのスタートがあります。
出来る事、出来ない事、向き不向きもあります。
失敗だってあります。
それを絶対に許せない!という事は=人を信用しない!という事ですね。
となりますと、あなたのまわりには人が居なくなり、孤立するでしょう。
そして、自分もミスれないという事ですし、ミスった自分も許せなくなるでしょう。
そして、やはり精神的に病みます。
要は完璧を求めすぎていますし、「絶対に許せない」という言葉の裏には、依存があります。
勝手に期待しすぎて裏切られている事実を受け入れる
相手に期待しすぎると、裏切られ、勝手に許せなくなります。
それは恋愛にも必ず起こるでしょう。
相手の浮気、借金が許せないという事が多々あります。
これは自分が裏切られたくないからです。
自分の所有物かのように、相手を扱っているのでこうなります。
それは本当に愛でしょうか?
それは本当に無償の愛、慈悲でしょうか?
そうです、このヘセドに到達していない人は、人を愛せないし、許せません。
全ては自分が主であり相手のせいではない
そこまで成長していない精神なのに、相手を好きになり、相手のせいにして、自爆しています。
自分が許せるように成長したらいいだけです。
ヘセドは自分の為、相手の為の慈悲、愛情、やさしさなのです。
人間と人間が共存するには、このヘセドが無いと無理という訳です。
⑥に続く、、
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