37.おかえりなさい ~シリウスのエネルギーワーク~
いままで、「封印すること」は、よくないもののように感じていた。
でも、そうではないのだと気がついた。
〈今は使わないもの、必要でないものを、次に必要なときがくるまで、大切にとっておくこと〉
封印とは、〈大切な宝物〉というしるしだったのだと。
その封印が解かれ、今、クリスタルの中から目を覚ますとしたら……。
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「シリウスのエネルギーワーク」というものを教えていただいた。
〈瞑想なんて苦手だし、シリウスなんて、夜空の星だし、エネルギーワークなんて、どうやればいいのかわからない〉
と、以前の私なら思うところだが、本郷綜美さんからグラウンディングの基礎を教えていただき、変わってきたのだと思う。
リンク先のブログの画面が、星々がきらめく宇宙で、星雲が幻想的だったので、魔法にかかった。
教えてくださったのは、「マジカルアロークリエイター 宇宙姉妹」の妹 ゆうこさん。本郷綜美さんのスピリチュアル・プロフェッショナル養成コース 第10期生だ。
zoom ミーティングでお会いする中で、繊細で、豊かな感受性と、ピュアで美しい心をお持ちのかただと感じていた。
ゆうこさんが、2015年から2年間書いていらしたブログに、「シリウスのエネルギーワーク」が書かれている。エジプトのトート神から授かったものだという。
エジプトは、私が行った数少ない外国のひとつ。
魅かれるものがあり、ワークをやってみようと思った。
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~しばらく瞑想をしてくだい。
体にクリスタルの柱が一本通っているイメージです。
足元から頭頂を突き抜けています~
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〈クリスタル〉
私にとって、鉱石のイメージは、junaidaさんの描く「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」の世界観だ。
〈暗闇に浮かび上がる鉱石の静寂と静かな躍動感〉
体に通る一本のクリスタルの柱は、junaidaさんの絵のように浮かび上がった。
体の中にあるのに、それを俯瞰している眼。
誘導の文章に沿って、ワークをつづける。
シリウスの愛と調和のエネルギーを、てのひらを上にして、しばらく受け取る。十分受け取ったら、手のひらを第三の目の前に、クロスして重ねるそうだ。
十分にエネルギーが届くと、体にクリスタルの柱が通る感覚になるかもしれない、と書かれていた。
イメージは、地底深く抱かれて眠る水晶。
しかし、ふと、違和感を感じた。
エネルギーを受け取ったてのひらは、熱くなっていることが多いのに、いつまでも、とってもひんやり、冷たいのだ。
その冷たさに、しんしんと冷えて澄み切る冬の夜空に輝く、シリウスの清浄な青白い光と、深い地底の静寂の中で、すべてを沈静化する水晶の祈りを感じた。
または、浄化。
焦りとか、怒りとか、嫉妬とか、怒りとか、さびしさとか、すべての情動、衝動、ざわざわとした念のようなものを、ただ包み込んで、ヒーリングするような、その静かなエネルギー。
からだの中にイメージしたクリスタルの柱が、いっそう結晶化していくのを感じた。
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このワークは、さまざまな封印が解けるという。
いままで、「封印すること」は、よくないもののように感じていた。
でも、そうではないのだと気がついた。
〈今は使わないもの、必要でないものを、次に必要なときがくるまで、大切にとっておくこと〉
封印とは、〈大切な宝物〉というしるしだったのだと。
その封印が解かれ、今、クリスタルの中から目を覚ますとしたら……。
頭で何かを思うより先に、
「おかえりなさい」
という衝動が、全身から湧きおこっていた。
水晶の眠りから覚めた宝物たち。
ようこそ。
〈おかえりなさい〉
もう離さない。
浜田えみな
junaidaさんの描く「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」
ゆうこさんのブログ 「シリウスのエネルギーワーク」
マジカルアロークリエイター 宇宙姉妹のブログ