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279.【大橋 和さんのワークショップ ~メタモルフォーシス~ を体験しました】

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短いイメージワークをくりかえしながら、「ゆるし」が起き、「受容」が起きているのを、体感した。

「受容」とは、外から内に入ってくる流れのはずなのに、内から外への流れの中にいる。
「受容」とは「循環」だと、体感した。

イメージワークは、今いる場所から、原始の記憶へと還っていく旅のようだった。
輪廻。転生。再誕生の壮大なサイクル。
イメージワークの最後に、私が感じたのは、受精のダイナミクスと原始呼吸。
呼吸という循環。

(本文より)

◆「メタモルフォーシス」について
◆イメージワークについて
◆象徴的なイメージワーク
◆印象深いイメージワーク
◆具現化していくもの
◆変態のステージへ

******************

◆「メタモルフォーシス」について

「ワークショップ ~メタモルフォーシス~」は、4月に行われた「ワークショップ ~Woman~」の次のステップとして、大橋 和さんによって、6月12日に開催された。

開催案内の投稿には、このように書かれていた。

〈奥の奥の奥に仕舞い込んだものの浄化と昇華にフォーカスするワークショップです〉

和さんのウェブサイト「ヒツキアメツチ」における掲載では、次のように書かれていた。

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〈テーマ:真の女性性の再生・支配のない調和へ〉

長い歴史の中で、民族性から、地域性、家系、その抑圧、憤怒、悲しみの記憶の解放
自己との対峙、受け入れること、赦すこと
真のそれによっておこるダイナミックで深遠な癒し
その時に起こる支配のない深い解放と回帰
受容

**************************

今、転記をしながら、書かれたことばの一つ一つが、イメージワークで感じたものと繋がり、共鳴しているのを感じている。

(濃密な3時間)

「ワークショップ ~Woman~」の時には、何が起こっているのかわからず、ついていくことができなかったイメージワークが、今回は待ち遠しくて、わくわくして、最初から前のめりだった。
 自分ひとりでは、マインドが邪魔をして、ぐるぐるしてしまうと思うからだ。

(なぜ、「~Woman~」というワークショップに魅かれたのだろう)
(なんの気配を感じ、焦がれ、希求したのだろう)

レクチャーを聴きながら、思わず書き止め、大きく丸をつけた言葉が、それを教えてくれた。

〈女性性とは、潜在意識ということができる〉
〈セクシャリティとは、根源的創造力〉
〈イマジネーション〉
〈クリエイティビティ〉
〈アセンション〉
〈潜在意識をクリーニングしていく〉
〈こうあらねばというマインドのレベルでやっているとぶれる〉

昨年の12月ごろから、起こり始めた流れによって、バラバラだったピースが、ひとつに繋がっていく。

抵抗して遠ざけていたものと、求め続けていたものが同じだとわかる。

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◆イメージワークについて

イメージワークでは、ていねいにクリーニングが行われているのを感じた。

自分の中にある、本来の動きを制限するものを、自分の目で見て、とりのぞき、それがなくなるとどうなるかを体験する。

視界をくもらせているものをとりだして、じゃぶじゃぶ洗い、くもりない眼に何が見えるのかを体験する。

「野」という可能性の原に立ち、愛で、観察し、自分という土壌に降り立ち、自分が咲かせたいものを知る。

感じたもの。
みえたもの。
ふれたもの。
映し出されたもの
宣言したもの
受け継がれているもの
封印
解放
覚醒

融合
循環

短いイメージワークをくりかえしながら、「ゆるし」が起き、「受容」が起きているのを、体感した。

「受容」とは、外から内に入ってくる流れだと思っていたのに、内から外への流れの中にいる。
「受容」とは「循環」だと、体感した。

イメージワークは、今いるところから、原始の記憶へと還っていく旅のようだった。
輪廻。転生。再誕生の壮大なサイクル。

イメージワークの最後に、私が感じたのは、受精のメカニズムと原始呼吸。
呼吸という循環。

◆象徴的なイメージワーク

たくさんのイメージワークの中で、象徴的だったのは、いきなり、なんの前触れもなく、

「自分の中のどこに母親がいるのか感じましょう」

というようなことを、言われたときだった。

(私の中に母が?)
(とんでもない!)

と思った。

母のことを書いていると長くなるので割愛するが、私にとって、母という存在は、元気で幸せで、「境界線の外」にいてほしい人だ。

それなのに「自分の中にいる」という。

(とんでもない!)

でも、和さんの声は凛とした響きで、四の五の言わせない正しさがあり、いると言われたのだから、いると観念して、身体をスキャンすると、反応したのが「右の肝臓」だった。

(いるとすれば、そこだろう)

という気がした。
五行で言えば、「肝」の感情は「怒」

「母親から受け取るべき、よいものだけを受け取る」という誘導の言葉に、

(受け取りたくない)

という抵抗が、摩擦のように生じているのを感じつつ、初めて、私は、母の強さに思い当たった。

ものすごい底力、馬力、頑張り、信念、思い、意図の力…… とにかく、パワフルなエネルギーが、母から発せられていた。

母は強い人だった。
畏怖であり、尊敬する点。

祖母もそうだった。
その「マグマのようなエネルギー」

それが、祖母から母へ、母から私へと継がれていることを感じた。

笑顔や、やさしさや、面倒見のよさや、手先の器用さや、ちゃめっけや、愛情、正義感、思いやり、絵のうまさなど、母や祖母の魅力は、もっとあると思うのに。

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◆印象深いイメージワーク

次に、印象深かったのは、

〈元気のない鉢植えの鉢を壊し、古い土と古い根から解放し、不要なものを捨て、新しい鉢植えを用意して、豊かな新しい土に植物を入れ、ピッチャーで水をやりましょう……〉

というような趣旨のイメージワークだ。

小さな植木鉢を思い浮かべているのに、それは、みるみる大きくなって、部屋いっぱいになり、やがて部屋も突き抜けて、湖くらいの大きさになり、ピッチャーの水を入れると言われているのに、ピッチャーは一瞬で消えてしまい、山からの湧き水が湖に注ぎ込んでいる。

(止められない速さで、映像が進んでいく)

そして、そこに植えられた植物は、どこまでも伸びていける土壌に、しっかり根を張り、たっぷりと水を得て、上にのびていくすごい力にみなぎっている。

(何にも抑圧されずに、土の中を、下にも、横にも進み、上にも突き抜けて、伸びていくイメージ)

冒頭に書いたように、十数回もの短いイメージワークで、ていねいにクリーニングが行われているのを感じた。

そして、ふだんは、行き来のないイマジネーションの世界が、ワークショップの場では、制限なしになだれこんでくるのを感じた。

◆具現化していくもの

あるイメージワークで、

「何か自分を目覚めさせるものが命を吹き込むものがやってきます」

という言葉を聴いたとき、一瞬、

(何がやってくるのだろう?)

と感じ、何かを考える前に、目の前に現れたのは、鳥の横顔だった。
茶色い頭、丸い眼、くちばし、賢そうな顔。

すべてリアルに視えている。

(鳥は飛べる)
(翼を持ち、ここではない世界と行き来できる)

「種」を感じた。
パッションフルーツのような、たくさんの黒い種。
糞とともに落とされる種。

(その種を育てる)

イメージの中で、自分の中に「種」が落とされ、着地したことを感じた。

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◆変態のステージへ

最後のイメージワークで登場したのは、「ミトコンドリアイブ」だった。

受精のダイナミクスを体験したような気持ちになり、なんの疵もなく、不安もなく、満たされ、生命力にあふれている、ただ一つの細胞の呼吸を感じた。

しばらく、その心地よさに包まれていたのだが、いつまでたっても、和さんの言葉が聴こえてこないので、眼をあけると、zoomのホーム画面になっていた。

(接続が切れて落ちている!)

戻ろうとしたけれど、なかなか回線がつながらず、復活できなかったので、最後のイメージワークの結末も、締めのお言葉も聴けないまま、フェイドアウトとなった。

(なんという壮大な旅)

ノートのメモを見ながら、体験したことを書き起こしたとき、冒頭に書いたように、十数回のイメージワークを通じて、ていねいにクリーニングが行われているのを感じた。

短いイメージワークをくりかえしながら、「ゆるし」が起き、「受容」が起き、封印が解かれ、「癒し」の中で「循環」と「創造」が始まる。

アオムシがサナギの姿になり、チョウの姿になるように、姿が変わっていく。
一度死んで、生まれ変わるように、そのステージが変わる。

「メタモルフォーシス」とは、変態のステージそのものであると、和さんは伝えてくれた。

また、ワークショップの中で、「女性原理は喪失感を感じる」と、和さんがおっしゃったとき、「喪失感」という言葉に、深い場所で身体が反応するのがわかり、それをたぐることが、私にとって、とても大事な、見過ごしてはいけないものだと感じたことを、書き留めておく。

「誕生」と「創造」の歓びとともに、「分離」と「喪失」の哀しみが、強さとして、弱さとして、ぬぐえない記憶として、自分にあることを。

イメージしたものを、どう「具現化」していくのか。
ひらかれたものを、どうむすんでいくのか。

「女性性」という概念を、大きく塗り替えてくれたワークショップ。

次回は、「クリエイション、トランスフォーム、アウェイクニングという感覚」で、開催されるとのこと。

羽化に向けて、サナギのように、内面で必要な準備が始まる。
その気配を、感じている。

浜田えみな

このワークショップの案内

WOMAN

星田リトリート



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