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456.絶不調なので、楽しいことを書く その1【こどもたち ~むすめ編~】

11月に入ってから、特に原因もないのに、突然、絶不調。
頭痛や倦怠感。
仕事を休むほどではないけど、帰宅してから何もできず、あんなによい天気だった文化の日からの三連休も、どこにも行けずに、家でグダグダしていて、約束を延期してもらったりした。
 
連休明けからは、出勤して帰宅したら、何もしていないのに、いつのまにか寝落ちの日々。
ついに先週末は、膀胱炎になってしまって、講座をお休みしたり、サンザン。
体調は一進一退。
 
5月から9月までは、公私とも多忙で、大きなイベントに関わっていて、感情のジェットコースターも体験し、遠出もしたし、たくさんの人との交流も。
10月は絶好調で、職場でもフル回転。帰宅してからもフル回転。やりたいことが、がんがんやれていて、楽しくてたまらなかったのだけど、突然の失速。
 
エネルギーがありあまっていると、なんでもいくらでもやれるけど、体力がなくなって、集中力もなくなってくると、できることが限られてくる。
 
(1日に1時間しかできないとしたら、何をやるのか)
(1ヶ月に1度しか出歩けないとしたら、どこに行くのか)
(先のことではなく、やったほうがいいことではなく、いま、したいことに集中したら、何を選ぶのか)

 
そんなことを考える機会になっている。
 
なにより、元気が出るのは書くことなので、少し前のことだけど、老後の楽しみに書いておく。
 
【こどもたち ~むすめ編~】
 
11月11日は、久々の家族行事だったのだけど、夫がギックリ腰で行けないというので、
 
(体調が悪いバイオリズムは連鎖するのか?)
 
と思いながら、大学3回生の娘と電車で出かける。
 
私は、数年前から、父の介護で、自宅から一駅離れた実家に単身赴任中なので、娘とは4両目で待ち合わせ。
お互い、乗り遅れることがあるので、姿を見つけるまではドキドキなのだけど、窓から、ちゃんと姿が見えた。
座席にちょこんと座って、お気に入りの茶色のジャケットに、コットンマチなし大きなトートバックをかけている。
手を振りながら、隣に腰かけ、
 
(何が入っているのだろう?)
 
と、中をのぞけば、サイフとスマホと、ビターなカカオポッキーと、サラダプリッツ。
理由を尋ねると、「学生協で2箱買うとポイントがもらえるから買った」という。
 
「ポッキーの日だもんね」
 
カバンにおやつが入っているだけで、遠足みたいな気分になる。
子どもたちが小さなころは、出かけるとき、ぐずった時のために、カバンに小さなおやつを入れていたけれど、今では、娘がおやつを持ってきてくれる。
 
(いったい、どこで食べるつもりで、カバンに入れてきたのだろう? 二つも)
 
さっそく食べたい母。

用事を終えて、前から行こうと決めていた、カフェに突撃する。
ランチメニューは日替わりで、AとB。スープとドリンク付きだ。
 
この日は、「Aスパイスたっぷり麻婆豆腐カレー」と、「Bてりやきチキンのトルティーヤとチリコンカン」
ドリンクは、コーヒー・紅茶・ソフトドリンクと、自家製シロップのソーダなどなど。

いつも、「自家製シロップ」というネームに魅かれて、ソーダを選んでしまう。
夫と来るときは、ランチしか食べないが、娘とだから、デザートを食べる気満々。
パフェを制覇すると決めている。
 
ランチもボリュームたっぷりなので、食べてから、お腹と相談して、一つをシェアするか、それぞれ食べるかを検討しよう、と口では言いつつ、心の中では、1人1つ食べると、ほぼ決めている。
 
ランチプレートが運ばれてくる。
彩がきれいーーー。


ほんのひと切れしか乗せていないがゆえに際立つ色彩の粋。
野菜のみずみずしさ。
家での盛り付けは、なんでもどっさりだから、おしゃれ感がない。
 
私が頼んだ麻婆豆腐カレーは、スパイスカレーに豆腐が入っている、という感じで、ヘルシー。
豆腐は、硬めかと思って食べたら、なめらかでふわふわ。
 
娘のトルティーヤは、てりやきチキンがボリューミーでおいしくて、白ごはんがほしくなる味なので、スパイスカレーのごはんを分けてあげる。
チリコンカンは、ディップにしても、そのままでも、おいしい。


「家でだったら、洗うのが大変だから、こんな容器に入れないよねー」と言いながら、ぱくぱく。
 
自家製シロップのソーダ割は、娘が「レモン&キウイ」私は「古城梅」


(古城ってどこの城----?)と思って、調べたら、和歌山の梅の品種だった。「ごじろうめ」と読むらしい。
 
スマホで撮影する娘のしぐさが慣れた感じだったので、思わず、その姿を撮影。
ボリュームたっぷりのランチと、おいしいスープと、ソーダを飲んで、すでにお腹がいっぱいの私たち。
しかし、パフェは別腹。
 
「ぜったい、食べれるよね!」
 
ということで、1人1つずつオーダー。


さんざん迷って、娘は、「和栗の生絞りモンブランパフェ」
中には求肥とアイスクリームとホイップクリームとグラノーラ。
 
私は、シンブルに「本日のコーヒーパフェ」
コーヒーゼリーと、モカアイスとバニラアイスとグラノーラ。ミントとハードビスケット。
 
本当に幸せそうに、パフェを食べる様子は、ちいさいころにおやつを食べている表情のまま。
 
(わー、ぜんぜん変わってないなあ~)
 
と思いながら、撮影。
 
ちなみに、息子も娘も、おいしそうに食べる。
私がそう感じるだけでなく、いろんな人から言われているのを耳にする。
 
「おいしそうに食べる」というのは、教えることができないものだな、と思う。
というか、「おいしそうに食べなさい」などと、子どもたちに言ったことがない。
おいしそうに食べる子たちで、うれしいな、よかったな、と、心から思う。
 
というわけで、幸せいっぱいでランチとパフェを堪能していた私たちに、事件勃発。
娘が、突然、スマホを見て、ひとこと。
 
「兄ちゃん、ユニバやて」
「!!!」
 
息子は、昨年から社会人になり、赴任先の広島で一人暮らしをしている。
お盆とお正月にしか帰省しないはずが、なぜ、大阪に?


(しかも、ユニバ?) 
(いまごろ? いまさら?)

 
「なんで、そんなこと、わかるの?」
「インスタにDMきた」
 
見せてもらうと、スパイダーマンのアトラクション前の写真。
 
「えーーーっ もう終わるから観に来たってこと? そんなにスパイダーマン好きやったの?」
 
息子は、もともと、ラインでもリアルでも、圧倒的に言葉が少なく、単語しか発しないので、プロセスがまったくわからない。
 
(誰といるのか、なぜ、いるのか)
 
質問したけど、スルー。
 
夜になって、判明します!

浜田えみな
 
「こどもたち ~むすこ編~」につづく。


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