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私の就活日記「鳥肌がたった」


「お話を聞いていて、すごく鳥肌がたちました」

今さっきの面接で採用担当の方から言われた一言。

その一言に、私も鳥肌がたった。


12:30。紹介されたけれどあまり興味のない企業の説明会兼選考会が終わった。案の定うまくいかなかった。

そのあとすぐ就活のエージェントの人と電話をして、反省点や今後の対策を話し合った。


13:05。電話を終えて、今日2つ目の面接までちょっといろいろ考え直そうかなと思っていたら、不在着信が入っていた。


まさかとは思って折り返したら、嫌な予感が見事に的中。14時からだと思っていた2つ目の面接が13時からだった。やってしまった。絶対落とされる。最悪な気分で、もうどうにでもなれと思った。


若干ヤケになって吹っ切れた気持ちで面接用のページにアクセスした。私の大嫌いなインタビューメーカー。私の部屋のWiFiが最悪だから、インタビューメーカーは毎回うまく接続できない。

結局zoomで面接を行うことになり、少しほっとしたし、担当の人も優しそうで安心した。



面接の内容は、小学生から現在までの自分史を話すというものだった。遅刻したことでもう完全に開き直っていたから、馬鹿みたいに明るくベラベラ話した。言いたいことは全部言った。

ところどころ突っ込まれたりしながら、自分のこれまでの人生について30分ぐらい話した。


全部話し終わったところで、

「すごく鳥肌がたちました」

開口一番にこの言葉をもらった。


私もこの一言に鳥肌がたった。

この面接は、私が一番行きたい企業の追加募集という貴重なチケットだった。どうしてもそのチケットを無駄にしたくなかった。

だから開き直ってよかったんだ。自分の遅刻に感謝する日が来るなんて。


担当の人は、私の話を聞いて、私の行動や考えの根底にある部分に触れて、まさにベストマッチだと感じてくれた。もっと話したい、もっと知りたいとここまで思ったのは本当に久しぶりだと言ってくれた。

私が今まで大事にしてきた価値観や考え方は、価値のあるものなのだと思うことができた。ただただ嬉しかった。


私は一番行きたい企業の最終面接のチケットを手に入れた。


絶対に無駄にしないようにしよう。


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