「やめる」ことで、見えてくる。
こんばんは、えみりーです。
突然ですが「やめること」って何かを「はじめる」ことよりも、すごく大事な気がするなーと思い立って、この日記を書いています。
以前は何かを「はじめる」ことこそが重要なのだと思っていました。
習い事だったり、勉強だったり、まだやった事のない経験への挑戦だったり。
でも、今は違うなーと確信を持って言えます。
「やめること」こそが最重要です。(それは私が歳を取ったせいなのかも知れませんが、一旦その話は置いておいて・・・)
なぜなら、
自分が楽しく生きる上で大切なものが何かを発見する方法は、
「何をやめるか」と「なぜやめたいか?」を見定めること
でしか得られないからです。
今回は、私の体験談を踏まえて「やめること」の大切さを疑似体験して頂き、
後段では、どうしたら自分が楽しくラクに生きられるか?の方法論を書いていきます。
【体験談】嫌なことをやめたら、自分がみえた話。
今から5〜6年前のこと、私は当時の自分には何も価値がないと思っていました。
高校生活を過ごし始めた頃から、やや自己肯定感が低めではありましたが、大学入試に失敗してからは常にこんなことを考えるようになっていました。
・自分には欠点しかない
・欠点を埋めようと努力しても、何も解決できない
・何か得意なことを見つけたい(自己肯定感を高めたい)と思うのに、何も見つからない
特に、1、2番目の思考は精神衛生上最悪のダブルパンチです。
「自分には欠点しかない」と思っているから、「欠点を埋めたい」と足掻いても結局解決できていないので、「自分の人生を自分で舵取りしている」という感覚もなく、周囲に流されるまま、精神的に衰弱していきます。
そこに加えて「自己肯定感を高めたい」と思うために行動しても、何も見つからないのです。
私の人生のコンパスは、大学入試の頃からすでに壊れてしまっていたように思います。(だから社会人生活も前途多難だったのだと、今は思う。)
それが一転したのが、夫との出会いでした。
夫は私と対極的な考え方をする人で(いわゆる「陽キャ」という人種)
基本的に自己肯定感が高めでして座右の銘は
・嫌なことはやらない
・面倒なことはやらない
・自分がやりたい事だけをやりたい
・できるだけ休みたい
(どれだけあるんだ・・・)
というものです。
私は彼と出会って「なんて自己中心的な人物なんだ」と、当初は嫌悪感すら抱いていました。
なぜなら、私の「やらなければならない」ということに対して
彼は全力でNOを出し続けるからです。
例えばの話をすると、
・「皿洗って」⇨「(やりたくないから)食洗機買おう」
・「排水溝掃除して」⇨「えー。。(渋々)」
・「ご飯作って」⇨「(やりたくないから)外食しよう」
こんな感じです。
私は当初「なんて自分本位な人なんだ!(怒)」
と思っていましたが、
(あまりのストレスで結婚当初はハゲかけました)
彼は至って普通に
「やりたくないことは、やらない方がいいじゃん」
と言っていたのです。
ただ、結局は私の方が折れて
食洗機を買ったり、気乗りがしない時にご飯を作るのをやめるなど
その時々に感じる「嫌なこと」を少しずつやめていきました。
すると、嫌なことを手放したおかげで、自分の「好きなこと」が分かるようになって、気持ちよく自分の好きなことができるようになったのです。
私の好きなことって、こんなことです。
・お掃除全般(特に水場)
・自分の口に合う料理を食べること(料理すること自体は好きではないが、自分の口に合う料理は自分しかできないので・・・)
・子どもと過ごすこと(現2歳の息子が可愛くて仕方がありません。保育園に預けて就業しようとしたこともありましたが、悲しさで涙が止まらなくて、結果就職することを諦めました苦笑)
これからもきっと、嫌なことを手放していく度に、自分の好きなことが見つかるような気がしていて。
だからどんどん嫌なことを手放して、自分がどんな人間なのか知っていきたいなと思っています。ミニマリストになったのも、きっと手放せば手放すほどに自分が見えてくるからなんだろうな。
自分が見えない。嫌なことや好きなことが分からない。そんな方にはミニマリズムの手法がおすすめですよ。
※このブログでは、日常のミニマリズムについて具体例を挙げて書いています。参考になれば幸いです。
【方法論】「やめたいこと」を発見する方法
さて、私の体験談を語り終えたところで、早速方法論について書いていきますね。
簡単そうに見えますが、
「やめたいこと」って自分ではなかなか気づきづらいんです。
なぜなら本当に「やめたいこと」は、「やらなければいけない」という思考(理性だったり、思い込み)にフタをされて表立って見えてこないからです。
責任感のある人ほど、理性的な傾向が強いので「やめたいこと」が見つかりにくいかもしれません。でもこの方法をとると「やめたいこと」が分かるようになってきます。
①「イライラしていること」を書き出す。
私がオススメするのは「イライラしていること」を書き出す方法。
日常でイライラすることってありますよね。
それを突き詰めると「やめたいこと」に繋がっています。(たまに「やりたいこと」に繋がっているときもありますが。)
例えば(家庭でいくと)・・・
・子どもに床掃除を邪魔される
・子どもが遊び散らかしたオモチャを踏んで痛くてイライラ
・風呂上がりの肌がつっぱる感じがイライラ
・だけどスキンケアが子どもに邪魔されて面倒
・子どもの相手をしながら料理をしていたら、鍋を焦がしてイライラ
などなど。
こんな感じで、日常のイライラを何かに書き留めておきます。
ここまで出来たら、第二ステップへ。
②なぜ「イライラ」を感じるのか、見定める。
日々のイライラを一つずつ見定めて、なぜイライラするのか?に向き合うと自分の「嫌なこと」が見えてきます。
上の例で見ていきますと
・子どもに床掃除を邪魔される
のが、イライラだとするとそれを細分化して見ていくと
・子どもに邪魔される
・床掃除
のいずれか、あるいは両方に対してイライラしていることが考えられます。
なので、
①子どもに【好きな床掃除を】邪魔されるのがイライラ
②子どもに【嫌いで早く終わらせたい床掃除を】邪魔されるのがイライラ
なのか、そもそも
③子どもとの生活にイライラ
しているのかを見定めていく作業です。
見定めると言っても、どうしたらいいの・・・?
という方、どうぞご安心ください。
シンプルに、全部試してみたらいいんです。
まずは
子どもを一時的に預けて、床掃除をしてみる
⇨床掃除に夢中になるくらい楽しい
なら
床掃除が好きで夢中になれるのに邪魔しないでほしいということだし
(その場合は、子どもが昼寝中などでやればリフレッシュになりますね!)
⇨床掃除が嫌いでやりたくない、けど子どもが恋しい
なら
床掃除が純粋に嫌いで、子どもに邪魔されてイライラするのはただのきっかけに過ぎなかったということだし、
⇨何もやる気が起きないくらいのんびりしたい
なら
きっと子どもとの生活に疲れているんでしょう。
こんな具合に、色々と試して
自分にとって何が「嫌なこと」で「やめたいこと」なのか
見定めてみてください。
そうして見定めたら、次の行動を取れば良いんです。
子どもを自分だけで見ようとせずに、一時保育やパートナー、ファミサポに頼って、自分がリフレッシュする時間を設けてみるとか
働いて子どもを保育園に預けてみるとか、
床掃除が嫌ならロボット掃除機を試してみるとか
(初期投資がかかるものは、レンタルサービスがオススメです。私はブラーバをレンタルで試して購入しましたよ!)
色々と考えつく限り、試してみましょう。