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イヤイヤ期と脳の発達
Xでバズったのでnoteに移植します。
イヤイヤ期のあいだ、おおざっぱにでも脳内の事情わかってると親もイライラしにくいと思う!
脳の古い部分、新しい部分
脳には「古い部位:生存に不可欠な部分」と「新しい部位:人間らしい高度な部分」がある!
0〜3歳の時期というのは人類が500万年かけてできるようになったこと(二足歩行、言語の使用など)をたった3年でできるようにする時期。
生まれた時の脳の状態は大人とは全く違い、3歳までに約90%程度大人と同じようになっていく。
つまり!言葉を選ばずにいえば赤ちゃんはまだ人間ではない!
そしてイヤイヤ期はざっくり言えば人間を人間たらしめている新しい部位、前頭葉の発達時期。
前頭葉が司る機能は「我慢する」「気分をコントロールする」「思考する」「判断する」「集中する」「考えたことを実際行動にうつす」など幅広い。
細かいとこを全部はぶくと、この発達が完了するとイヤイヤ期が終了するという理解でOK
イヤイヤ期のキモ
つらつらと書いて何が言いたいかと言うと2つ
子供に大人と同じ分別は期待できない
前頭葉の発達はサポートすることで早く完了する可能性が高まる
1について。
子供にいらいらするのって期待するからだと思うんですよね。
例えば犬猫が自分の大切なものを破壊しても怒る気ってあまり起きないと思うんですけど、正直この時期の子供に犬猫以上の分別を期待するのはナンセンスです。違う動物だと思うと少し心が軽くなりませんか?
2について。
前頭葉の機能はトレーニングできます。特に「我慢」についてはご機嫌のいいときに以下の忍耐力ストレッチをどうぞ。
忍耐力ストレッチ 待ってもらうことの力
これは12ヶ月以降の子だけに使ってね!
日に5回くらい練習できるのが理想。
これで忍耐力を伸ばすことで、就寝イヤイヤを劇的に減らせるぞ!
お子さんが何かをあなたにねだったときに行ってね!
1. おねだりされたモノをわたす直前に、、、ストップ!
もうちょっとで渡す手前で手を引っ込めて、突然何か大切なことを思い出したように「のんのん!1秒!1秒だけ待とう」という
2. 何か一生懸命探しているふうにして、数秒間待ってもらう
3. 報酬としておねだりされたモノを渡し「待てたね!よく待てたね!」と明るくいう。
数秒間も待ってられない時はステップ2のようになだめる
1週間もしないうちに30〜60秒は待てるようになるはず。意外とトドラーは「与えられることが保証される」状況下であれば待つことには寛容になれる。
他にもイヤイヤ期を乗り切るヒントはこちらにまとめてますのでご興味あれば
前頭葉の機能が低下する状況
またこの前頭葉の機能ですが、実はある場合に著しくその機能が低下します。
それは「過度に緊張しているとき」「怒られているとき」「叱られているとき」です。
叱る、怒ることは学習を阻害します。
蛇足1
ちなみに人間はなぜこんな未熟な時期に生まれるのか?それは未熟な時期に生まれることでこの新しい脳の機能をフレキシブルに発達させられるから、という説がある。
人間が完成された状態で生まれる場合なんと2年以上の妊娠期間が必要。
これを未完成のまま生まれ出ることでインタラクティブな関わりを通じて脳を完成させることが我々人類を人類たらしめているらしいよ✌️
蛇足2
人類は二足歩行して手を使えるようになってから脳が巨大化したと言われている。モンテッソーリも「3指は突出した脳」と言っている。指を使った遊びを沢山とりいれたいね👍
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