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8歳の息子がNFTアートで大金を稼いだ。教育上悪いことなのだろうか?

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夏休みの自由研究をきっかけに、8歳の息子がドット絵NFTアートを描くようになってから、2ヶ月が経った。その数、170作品を超え、世界的DJのスティーヴ・アオキさんの購入もあり、コミュニティーも少しづつ成長していった。おかげさまで、現在、日本では6-10番目くらいの規模(日々変動あり)となり、その取引総額(*収益ではない)は転売も含めて3000万円越えというところまでになっていったのだ。現在、世界的にNFTが新興テクノロジーとして注目を浴びているお陰か、毎日のようにテレビ局から取材が来るようになった。

そして、多くの人から「今まで難しそうな印象だったけど、NFTに興味をもった!」「仕組みをやっと理解した!」などと嬉しい感想を頂く。
しかし、同時に「小学校からこんな大金稼がせて教育に悪いのでは?」というネガティブも一部だが、Twitter上で散見した。

実際はどうだろう?本当に教育に悪いのだろうか?


息子が稼いだNFTのお金は、まず将来の学費に使うため蓄えていているので、私たちの生活スタイルも息子の製作モチベーションも一切変わることはなく、親子共々、ラッキーだったことに感謝する日々を送っている。8歳の息子と体験を振り返り、話し合ったことどこかに記しておきたい思い、このnoteを執筆した。

息子と学んだこと
その1:
アーティストで成功することは運の要素が高い

 君の絵は独創的で素晴らしい。でも同じくらいのレベルやそれ以上にうまい人でも、必ずしも同じように評価される世界ではない。実力や努力して勝ち取った功績さえも、実は時代や環境要因に恵まれている場合が多い。特に、正解のない芸術の世界では、才能や努力だけではどうにもならない。たまたま、自分が好きな世界感と表現が時代と合っていたこと、NFTという仕組みがまだ黎明期でライバルが少なかったこと、絵を描くことが自分が苦痛でなかったこと、iPadがうちにあったこと、それをたまたま誰かに見つかけてもらったことなどは、類稀ない幸運でしかない。

世の中は競争社会だ。ママが教えている東京藝大に通うお兄さんお姉さんも狭き門を通ってきた。身近にも技術力は高いがお金には変えられてないアーティストはたくさんいる。ママだって音楽だけで稼げないから他の仕事もがんばっている。自分が運が良かった場合は周りに感謝をし続けて与える人になれるようになろう。

その2:
歳を重ねるごとにライバルが増えていく。

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 ママが最初の芸術活動としてフォトグラファーの仕事を開始したのは高校生の頃だった。ライバルはとても少なく、若いことで注目をあびたり、多くを教えてもらったり、アドバンテージを得ることができた。しかし、大学生になると、アーティスト活動、起業など、好きなことを仕事として始める人が、発信する人が増えていく。そして、社会人になるとそれは、ごく普通のことになっていく。君たち、こどもは生まれながらのアーティストで、絵や工作を遊びの中でしている。しかし、それを世の中に発信している人はほぼいないのである。これから、年を重ねるごとにライバルが増えていく。早めに発信して失敗したり、経験を積むことはとても貴重な経験だ。

その3:お金は汚いものでもはない。守るための勉強が肝心。

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 最初の数週間、稼いだ額が大きくなった時、君はこう言った「お金が多すぎると人生が変わるのでは。」当時の君は100万円は家が買える金額だと思っていたよね。その後、君はあらゆるお金のことに興味をもって質問してきたよね。一緒に、日本の会社員の平均賃金、マンション購入かかる費用、月の生活費や家賃、国立、私大、アメリカの大学などそれぞれの4年間の学費など様々なコスト感を書き出してパパとママと話し合った。いままでは、生活のなかでもなんとなく触れること躊躇していた、親の自分たちの年収の話、税金のことを話すことができたのはママにとってもとても良い経験だった。
8歳の君の結論は「なんだ、1000万円じゃ人生変わらないな。」と非常に現実的なものだったね。
そして、お金があることで、どんなことができるのかも念頭に置いていておいてほしい。もし、自分が助けたいと思う人を助けることができる。解決したい問題へ取り組んでいる研究期間に寄付できるなど、そういう恩恵についてもこれからも話し合おう。

その4:稼いだ額で人の価値は決まらない。けして、傲らないこと。

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 世の中には、お金を稼ぐためにいろんな手段や職業がある。しかし、それが賃金で価値が決まらないことは心に刻んでおこう。証券取引所で働いている人たちは、学校の先生より倍以上の額を稼いでいるかもしれないが、そこには優劣はない。また、世の中には金に困っている人たくさんいる。だから、それでそこで自慢するのはとっても格好悪いこと。絶対に傲ってはいけないよ。

その5:有名になることで得られるものがある。

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君は、最初有名になることのメリットを感じられないといっていたよね。しかし君の偽物が出現した時、自分が表にでることで、自分がオリジナルだと言える。そんなこと幼いながらもよくそんなことに気づいたね。表現を生業にする場合、知ってもらうことで、いろんな夢が叶いやすくなる。ママは、今やりたいことを実現させれるように親として全力を尽くしていくよ。

ある日君は、
「ママ、今マリオでいうボーナスステージにいるね。いまのうちに楽しまなきゃね。」と言った。たしかにそうかもしれない。そのボーナスステージを謳歌していこう!

このペースで作品を描いていくこと、お金にかえていくこと、これはずっと続くものではないかもしれない。飽きたらすぐやめればいい。それでも、大人になった時になかなかできない体験だったと感じられるし、アーティストとは別の道に進んだとしても、なにかの糧にるようにママはずっと祈っているよ。

家族という最高のチーム

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夫は息子に「パパはとても慎重だから、NFTをやるっていったら数週間かかったと思う。ママはすぐ行動するところが良いところだから、その日にやれたんだよ。」と話してくれました。
確かに夫はとても思慮深く私より用心深いです、そんな彼は、すぐにハードウェアウォレットを買っていろいろ調べてくれた。

「0歳の弟ちゃんが癒しをくれて、ママが元気になって行動的になって、僕の変な絵が世界に届いて、パパがお金をまもってくれてくれて我が家はまわっているね!」 と息子は言っていました。
その通り、このプロジェクトは家族の支えによって成り立っています。これからも息子の作品製作を応援しつつ自分の頑張っていきたいと思います。

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