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学校での連帯責任ってナニ?

ある日のこと。

帰宅すると、我が子がポロポロと涙をこぼしていた。

事情を聞くと、友人からLINEできつい言葉をかけられたとのこと。

ざっくり言うと…


学校行事のリーダーになり、クラスの10人程度をまとめないとならない。

でもある子が、協力してくれないどころかほかの子とコソコソ話したりして、とても嫌な感じ。

最初は丁寧に注意していたが、あまりにも態度が嫌だったのできっぱりはっきりと注意した。

そうしたら、言い方がきつかったのなんのとLINEで言われた。


…という、とってもよくある、道徳の教材になるような話だった。


とりあえず協力してくれるお友達も大勢いるらしいので、


聞いてくれない子に注力するのをやめて、やりたい子だけでやったら?


と話すと、それは無理だと。。。

先生は、1人でもちゃんとやってないと連帯責任だっていうんだよ…と。

こちらも学校の先生あるある。


私は返事に困って考えた。


確かに学校は集団生活だから連帯責任にも一理ある。

でもちゃんとやらない子の分まで、しっかりやる子たちが責任を取らされるのはナンセンス。


じゃ、連帯責任って何だろう。。。

"連帯責任=軍隊・自衛隊"

というイメージがあるけれど…

よくよく考えてみると

軍隊や自衛隊はそもそもその訓練に耐えうる、やる気のある人々の集団。

自ら志願してそこにいる。


でも学校は?

歌が苦手だったり、運動が苦手だったり、勉強が苦手だったり、

そもそも嫌なことがあったり…

子どもたちはいろいろなモチベーションで学校に来て、行事に参加する。

やりたくないこと、できないことだって子どもによってあるだろう。

そこはその子自身の心持ち。


クラスの雰囲気によってマイナスがプラスになることもあるかもしれない。

とはいえ先生が先頭に立った時でも、やる気が起きなかったり、できなかったりする子が

子ども同士の中で出来ない・やらないのは正直当たり前。

それが連帯責任で、子ども全員が責任を負うのであれば、

先生も連帯責任を負うべき一員なんじゃないかな…。。。


まず先生が先頭に立って、そこでちゃんと全員がやる気がある・できると確認する。

そのうえで、子どもだけになるとさぼるのであれば、

それは子どもだとしてもリーダーである我が子や他の子供たちが連帯責任を負っても仕方がない。

でも先生がやらせてもイマイチちゃんとやらない子がいるのであれば、

それを誰かの責任だと言うのであれば、リーダー役の先生の責任。


……なんじゃないのかな。。。


学校行事には得意不得意もあるだろうし、

正直気乗りしない子だっているだろう…

そこを無理やり

やりたいよね!この行事楽しいよね!

…と十把一絡げにやらせることがいいことか否かは別だけど…。


何だよ先生!!

…と母親として学校側にイライラしつつ、自分に置き換えてみた。


私が家で目を光らせているのに、ダラダラして宿題をやらない子供たち。


ママ出かけるから、ちゃんとやることやっておくのよ~~


…と買い物に出かけたなら、帰宅してやってなくてもご愛敬。

親がいない方がちゃんとやるかも!というワンチャンはあるが、

目が光っていてもやらないものが、目がなくなってやる訳がない。。

ここで

なんでやってないのよ~~~!!

…なんて怒ろうものなら、先生と一緒。。


自戒しよう。。。

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