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女性の凛とした生き方に惚れ惚れした話

こんにちは。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私は日頃から妊娠・授乳サポート薬剤師として、女性の生活をなにかしらの形で応援したいと考えているのですが、
そのインプットとして、
本日妊娠と薬についての勉強会がありましたので、1日ガッツリと参加させていただきました。
zoomでの視聴となりますのでありがたいものです。


そこでの講義の一コマで
乳腺外科の先生が話してみえた言葉に感動し、すっかりファンになった話です。
その先生は、主に乳がん患者さんと向き合って見えるのですが、
患者さんの病気の治療はもちろん、
「この先も私らしく生きる」
をサポートするためにいろいろ尽力してみえました。

乳がんの発症と、妊娠・授乳期って年齢的に重なるんですよね、そう。
乳がんについて、生殖について、倫理について
いろんな方面から考えなければいけない。

そこには正解なんかがあるわけではなくて、
自分らしく、
納得して生きていくために
今の状況を自分の人生に落とし込む必要がある。


「この先も自分らしく生きる」ということは
「何を大切に生きていくか」ということ。

と先生はおっしゃってみえました。
その難しい問いに患者さんに寄り添いながら一緒に治療方針を決めていく。

でもそれはすぐに決められることではないし、
すぐに決めなくても良い。
じっくり悩んでじぶんと向き合うことが必要なんですよね。

そんな女性をサポートしている先生も、
ワーママであり、仕事と育児でバタバタとした毎日を送っているとおっしゃってみえました。
医療従事者はみんなこんな感じですよねって感じで笑ってみえた。

すごいなぁ。
本当にかっこよく、凛とした生き方に惚れ惚れした出来事でした。


さて、医療の現場に目を向けますと、
最近では
Shared decision making
(シェアード・ディシジョン・メイキング)
という概念があります。
これは治療にあたり、医療提供側と患者(とその周りの人)が、
治療における選択肢、リスク、医療の不確実性も含めて
情報、感情を共有し、
「共同意思決定」
することで、
患者本人の人格を尊重し、納得して治療を行うという考え方です。
医療の現場も変わってきています。

じぶんらしく。
人生は長いようで短い。

私も医療従事者として背筋が伸びた時間でした。
ありがとうございました。

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