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秋色のあじさい

この写真の紫陽花は、今日のお散歩の時に撮ったものです。

色鮮やか。少し前まで色が落ちて枯れて見えたのに、今日は美しい赤色に染まっていました。

これ、秋色紫陽花(あきいろあじさい)というそうです。

私も初めて知りました。

秋の紫陽花。

普通、紫陽花は梅雨時(6月から7月にかけて)に咲くのですが、7月以降も花を剪定せず枝につけたままにしておくと、花の色が落ちて、緑色に変色します。(この頃には花の水分はかなり減っているので、花を収穫して乾燥させていくと、美しい薄緑色のドライフラワーとなるそうです。)

更に、そのまま花を切らず放置しておきます。8月の夏の盛りの間も、日当たりのい場所で花を咲かせておくのです。すると、秋の深まりと共に、花が赤色に変化し、まるで紅葉したような色の「秋色紫陽花」となるそうです。

ただし、これには条件があって、

①梅雨時は、なるべく雨の当たらない、風通しの良い所にあること。

②花が緑になったら、日が当たる場所で管理すること。

③赤く変色させるには、寒暖の差が激しい場所であることが必須。

なんだそうです。

寒暖の差があまりない温暖な場所だと、綺麗な色がでなくて、途中で枯れて花がダメになるのだとか・・・。そうなると失敗。

ですので、高原が適しているそうです。

そうか、これは「秋色あじさい」というのね。

たまたま見つけて気になったから調べてみたんだけど、とてもいい勉強になりました。

秋に、こんなに綺麗な紅色に染まった紫陽花を見るのは初めて。いつもは、もうちょっとくすんでいて、枯れた感じだったのになぁ・・・。

今年は確かに10月に入って以降、寒暖の差が激しくて、今は朝晩ストーブを焚いています。また、日中は20℃近くまで気温が上昇して暑いし、着る物に困って本当に大変です。一日の気温差が15℃近くある時も・・・。人間の身体は、この変化についていくのがやっとで、毎日風邪を引きそうだけど、紫陽花にはちょうど良かったのですね。

ちなみに、秋色紫陽花の花言葉は「辛抱強い愛情」。

こうなるまでの数ヶ月間、雨の日も夏の猛暑の日も、ずっとここで辛抱強く咲き続けていた花たち。

ようやく迎えた秋。

深みのある美しい色に染まり、とても誇らしげに見えました。

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