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肉食系女子のつづき

7年前の今日(2013年2月10日)、Facebookに私が投稿した過去記事がまたまた出てきたので、noteでお披露目します。
ちなみに、このタイトルにもなった肉食系女子とは、現在満90歳の義母(姑)のことです。

前作はこちら

◇◇◇

『肉食系女子・その③』

先日、息子が、気が付いたことがあるんだけど・・・と私に話をした。
息子曰く、「ばあちゃんと一緒にテレビの旅番組を見とったら、信州牛の厚切りステーキが出てきて、その場面を『うまそうやな~食いたいな~』って言いながら、真剣に見とったよ。そろそろ、肉が食べたい頃じゃないかな?」とのこと。

そうか。そういえば、昨年末に食べて以来、焼肉屋に行ってなかったなぁ。

それで夫に相談したところ、「今度の日曜日、俺は町内会の新年会に行くから、その時、ばあちゃんに肉を食わせてやってくれよ。」と言う。

そして、今日がその日曜日だ。



昨日のうちに、義母には「明日、焼肉屋さんに行くよ」と伝えておいた。

義母は嬉しそうにニコニコしている。

しかし、問題は義父・・・。「おりゃ、行きとうない」と、また、ごねるかもしれない。そこで義父には、当日まで黙っておくことにした。

こうして、当日のお昼。

義母に「今日、焼き肉に行きますよ~」とコッソリ伝える。義母は本当に嬉しそうだ。

さあ、義父には、どうやって伝えようか。
義父がごねないようにするには、どう伝えればいいのだろうか。上手に伝える方法をいろいろ思案していたら、なんと夫が、町内会の新年会に行く前に、義父に懇々と話をしてくれたらしい。「元気な健康老人でいたいなら、たんぱく質をシッカリとらないとダメなんや」と栄養学を説法してくれたとのこと。

すると、健康に人一倍気を使っている義父は、おとなしく静かに話を聞き、「うんわかった」と行く気になったようだ。

おお~夫よ。ありがとう。
ホッととして居間に行き、「何時に、焼肉屋さんの予約をいれましょうか?」と義父母に相談したら、なんと義父のほうから「そしゃ、早めに(店に)行った方が良いで、五時半にしまいか!」と言いだした。

なんと、まぁ!今までにない展開ではないか!?
早速、義父の気の変わらぬうちに焼肉屋に予約の電話を入れる。
その後、義父母は五時ごろから焼肉屋へ行くための身支度をし始めて、私が車を出すのを、今か今か・・・と待っていてくれた。

さて、焼肉屋では、夫抜きで、義父母&息子&私の四人で食べて食べて食べまくった。「もう、おなかいっぱい!」と四人ともギブアップするまで、たくさん食べた。

いつもなら、焼肉屋からの帰りの車の中で、「わたしゃ物足りなんだわ!また明日も肉が食いたいわ!」と(チクチク嫌み)言っていた義母も、今日はさすがに「私も腹一杯食ったで、しばらくはもう肉はいらんなぁ・・・」と言っている。

今回は、普段は菜食主義の義父も、熱燗をチビチビ呑みながらガッツリ肉食していた。
息子も、さすが育ちざかりだ。ガッツガッツと肉を食べ干した。

あ~あ良かった。
今回は夫から焼き肉のお金をしっかりもらっていたので、私は何の心配もなく、また気兼ねすることなく、お腹いっぱい食べることができた。

皆が身も心もお腹も満たされて、ほっこり和んでいた。


義父数えで90歳、義母は数えで85歳。この食いっぷりなら、まだまだ長生きできそうだ(笑)。

ご馳走様でした。合掌。

◇◇◇

懐かしい7年前の記事でした。

ちなみに、この3年後に義父(舅)は大往生しました。

そして、今現在も義母(姑)はバリバリの肉食系です。年齢より若く見られ、肌艶よくとても元気です。

肉食は健康長寿の秘訣ですね(^_^)。

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