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からだ・養生・健康のおはなし

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気になる健康のこと、身体のこと、養生について。更年期障害のあれこれ。
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#養生

梅雨の養生・漢方薬と温灸で健やかに過ごす

毎年この時期になると、梅雨バテするのですが、今年は(お陰様で今のところは…)元気をキープしています。 ちなみに梅雨バテとは、カラダの水捌けが悪くなり、余分な水分が溜まって体調が悪くなる状態のことです。 私は30代の頃からずっと梅雨バテにに悩まされていて、梅雨が明けた後は、そのまま夏バテに移行する…という状態でした。そのため、夏の暑い時は気力と体力を振り絞って、カラダを動かして汗をたっぷりかき、体内の水を排出する…という荒行で、厳しい夏場を乗り越えてきたんですよね。 だけ

真夜中のお灸タイム ♯習慣にしていること

最近の私の日課は「寝る前のお灸タイム」。 今年の夏から始めたセルフお灸だけど、 今まで、いろいろ試していく中で、最近ようやく「就寝前の静かなひとときに灸を据える」で落ち着いた。 深夜、あとは布団に入るだけ…という状態になったところで、一人静かに、手腕や足脚などのツボにお灸をする。 一箇所につき、約5分くらいだろうか。 もぐさに火が付き、赤く燃えて、独特の香りがする白い煙がスーと立ち昇る。赤く燃えている時は、それほど熱を感じないのに、もぐさが黒く燃え尽きた後、急にジン

【白斑diary⑤】日焼けさせたい箇所・日焼けしたくない箇所

前回の記事では、光線療法5回目の様子について書きました。 今回は、6回目と7回目について。白斑の治療日記です。 ◇◇◇ 「次回から、自宅で日焼け止めを塗ってきてくださいね」 と看護師さんから言われたことを受けて、光線療法の日の朝、私は身支度の際に、カラダにできた白斑に軟膏を塗りつつ、更に、白斑以外の箇所には日焼け止めを塗布した。 やってみて気が付いたけど、白斑に軟膏を塗るのは簡単だけど、白斑以外の場所に日焼け止めを塗るのって、意外と難しい。 『塗り絵』で例えると、メ

女性も男性も関係なく、更年期はみんな「生まれ変わり」のとき

この夏は、体調面でいろいろ出てきて、まさに「カラダの曲がり角」を実感する日々だった。 モヤモヤして過ごすのは嫌だったので、ただでさえ暑さと湿度でグッタリしている体を奮い立たせ、持ち前のガッツと行動力を駆使して病院をいくつもハシゴして回ったんだけど、お陰で、不調の原因がわかったし、今後の「気を付けるポイント」も明確に理解できた。 こういう時、ウジウジ悩み続けていないで、即決・速攻で動ける自分を褒めてあげたくなる。 検査してもらい、深刻な病気ではないことが分かってスッキリした

胃カメラに映ったもの

今週の月曜日、私は胃カメラ検査を受けました。 場所は、4年前にピロリ菌除去でお世話になったA病院です。 検査の流れは、この当時とほぼ同じでしたが、なんせ4年前のことなので、細かいことはすっかり忘れてしまいましたわ。 それくらい、胃に関しては「もう過去のこと」になっちゃっていたんですが、今回、また胃カメラを飲むことになってしまいました。 ことの発端は、7月の始めに受けたバリウム検査でした。 バリウム検査で引っかかる バリウム検査。これは毎年受けている市のがん検診のメニ

一難去る前にまた一難・今度は首が回らない

お盆休みの最中だった先日の日曜日。 あの夜、私はお風呂につかって温まりながら、首のストレッチをしていました。 凝っているところを伸ばすつもりで、まずは右側の首筋をグーと伸ばしたんですよね。そのあと次に、左側の首筋も伸ばそうとして、思いっきり横を向いたら、首の後ろの骨の辺りでバキッ…! なに?これ?嫌な音…。 あれ? まさか!これってヤバいやつ? カラダに異変を感じ、慌てて伸ばした首を元の位置に戻そうとしたら、今度はボコん!と音がして、骨と筋が元のあるべきポジションに動い

【体験レポ】セルフお灸をしてみたよ

はじめたきっかけ現在、「更年期」真っ只中です。 小さな不調はあちこちにあるものの、いろんな養生法を試しながら、お陰様で元気に暮らしています。 しかし、今年に入ってから、もともとあった更年期の揺れ動きにプラスして、ウィズCORONA生活のストレス・気候変動に体がついて行けないストレス・社会のストレス…云々が溜まってきて、満タン状態になってしまいました。割と丈夫だった私の体も、世界規模の大変動にとうとう対応しきれなくなったみたいで、ドドッと体調に出てきました。 結果、病院に通院

【白斑diary①】失って初めて知ったよ~!「日焼け」は尊いカラダの機能 ~「白斑」その後~

実は私、この4月に「白斑」になりました。 3月の終わりに、ふと、首の一部分が白く変色しているのを見つけて、ビックリしたのが始まりでした。 ネットで調べてみると、「広がるかもしれないので、早く病院を受診した方が良い」とあり、それで慌てて皮膚科に行ったんですよね。 そこで受けた診断が「白斑」でした。 これは、皮膚の色素が白く抜けてしまう病気で、有名人だと、マイケルジャクソンも白斑だったと言われています。 この病気、別に痛みや痒みがある訳ではなく、健康面では特に問題はないの

首・肩・顔を温める【上半身も温活】

実は私、首肩顔の温活をやっています。 えっ?顔?と驚かれるかもしれませんが、顔も温めると意外と気持ちがいいですよ。   ちなみに「冷え」というと、下半身(足・腰・腹)というイメージが強いですよね。温活というと、下半身を温めるものだと皆さんイメージされると思います。 実は私も、若い頃からずっと冷え性で、特に足が冷えやすかったので、ずっと下半身の冷え対策に取り組んできました。 お陰で今、私の足元はポカポカしています。   ところが、更年期に差し掛かった頃から、足元よりもうんと

腎を補う

漢方薬で養生を始めて3年くらいが経つ。 最初は、更年期の体調不良をなんとかするために始めたのだけど、いつしか「体質改善のため」へと目的が変化していった。 漢方的にいうと、私は瘀血体質(☆)だ。私の母やその兄弟姉妹も似た症状を抱えているので、多分これは大人になってからなったものではなく、生まれた時に親から受け継いだものだと思っている。 そこで、瘀血体質を改善する薬から飲み始めたのだけど、飲み続けていくうちに、そこから「子供のころからずっと胃腸が弱かった」ことに突き当たり、

「命の母」よ、ありがとう

今まで割と元気で過ごせていたのに、ここ最近、急に気温が上がって30℃越えの日が続くようになった頃から、また私の身体が痛くなりだした。 最初は腰から始まり、肩や首へ。肩が治まると次は足のふくらはぎがだるくなったり、腕の関節がピリピリしたり・・・。こうして順番に身体の至る所が痛くなっていき、最後は背中・・・肩甲骨から肩にかけてが痛い。 背中が痛いと、就寝中は寝返りを打つことも辛くて出来ないし、起き上がるときもギクッと痛めないようソロソロ・・・と気をつけて起きなくてはいけない。

うっかり風邪を引いてしまい、ダウンしていました

実は昨日まで、風邪でダウンしていました。 熱はなく(36℃台)平熱だったので、ただの風邪だと思うのですが(汗)、鼻が詰まるし、頭は痛いし、身体はだるいし、やる気が出ないし、最後はお腹まで具合が悪くなり、食欲不振で何も食べられず・・・。 最初、鼻が詰まりだしたときは「花粉症が重くなったのかな」と思っていましたが、だんだん花粉症を越えた症状が出てきて、「あれ?これは風邪だわ!」と気づきました。 とりあえず、家にあった市販の風邪薬と胃腸薬を引っ張りだし、症状をみながら飲みまし

漢方で健活③『衛益顆粒』と『冠元顆粒』を飲んでみた感想

昨年の8月から、私は『衛益顆粒』と『冠元顆粒』を毎日飲んでいます。 その時の様子については、以下の記事をご覧下さい。 上の②の最後に、「飲んでみた感想は、また次回、noteに書きたいと思います♡」と書いていながら、アンポンタンな私はうっかり忘れていて、気がつけば「書く」と言ってからもう半年も経ってしまいました・・・(汗)。 ・・・ということで、今回は、この二つの漢方薬を飲み続けた感想を書いてみたいと思います。 ちなみに、飲み方は「白湯の中に、この二つのお薬を一緒に入れ

喉が痛かったけど自己免疫力で治した話

この時期、このタイミングで、私は喉が痛くなった。 扁桃腺が腫れるというより、喉の粘膜が乾燥でガラガラした感じのあの独特の痛みだ。 おそらく、先日、とても暖かい日に大量飛散した「スギ花粉」が原因だと思うのだけど、このご時世に喉が痛い・・・となると、やはり緊張が走る。 マスクはしていたけど、外出の時に花粉を吸ってしまったようだ。 喉が痛くなる前は、鼻水がツーツーと出て、鼻が詰まっていた。典型的な花粉症の症状(汗)。 でも、花粉症で鼻の具合が悪くなると、そこから一気に風邪へ