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選挙に行かないと保育士の声は届かない。

こんにちは。ご無沙汰しています。文章を書くということから少し離れていたのだけれど、自分の中のアウトプットが足りないなぁと思っていたので、noteのぶつけて行こうかなと思います。

もうすぐ、参議院議員選挙ですね!どれくらいの方が、この選挙に興味や関心をお持ちなんだろう・・?

実は、私は恥ずかしながら選挙というものに全然興味がない大人でした。選挙前になるとなんだか大人がそわそわと騒ぎ出して・・と、他人事でした。そういう方、たくさんいるんじゃないかな?って思います。

でも、そんな私が選挙に興味を抱いたのは、10年前。子どもを2人産んでからのことでした。ある候補者の街頭演説を聞いた時です。その時に話していた内容は忘れてしまいましたが、駅でひとりひとりに訴えかけるように、この国を変えたい。こういうことをしていきたいんです!とお話しされていました。その熱意に

「わぁ、なんて熱意なんだろう。この人本当にやるかもしれないな。」と感じました。テレビで見る国会中継。話を聞いていても、野党と与党は口喧嘩みたいに見える。なんだか全然生産的なお話しをしていない。

でも、街頭演説で聞いたそのお話には、他の党の批判はなく、真っ直ぐにこれがやりたい!あれもやらなくちゃ!と具体的な政策をお話しされていました。それだけではなく、その演説が終わった後、一人のおじいさんが寄ってきて、「どうにかここを変えられないものか!」そう訴えていました。

それに対して、しっかりと「お父さん、それはですね・・。私はこういう風に思うんです。だから、こういう風に変えていけたら理想なんですが、お父さんはどう思いますか?」丁寧に答え、しかも今演説していた内容と違う内容だったにも関わらず、しっかりとご自分の考えをお話しされていました。

『頭の回転も速いし、常にいろんな問題に対して議論したり、生産的に導く方法を考えているんだなぁ!』とただただすごいとしか思えませんでした。

国がやらなくちゃいけないことってたくさんある。それに対してしっかりと常に勉強されていて、国会議員=偉い人という私の中の浅はかなイメージを変えてもらいました。それまでは、どうせ私の1票があったってなくたって結果は変わらないとか、そんな風に思っていたけれど、急に自分が恥ずかしくもなりました。

こんなに国を良くしようとか、みんなのためにやらせてほしい!ってお願いしている方がいるのに、私ってば何してるんだろう?

国の向かう方向は、国民一人一人に委ねられていて、一人ひとりが世の中もっとこうなったらいいのに!と考えることで、変わっていく。ちゃんと考えなくちゃいけないんです。私は今すごく恵まれた暮らしができていると思っています。食べるものや住居、衣類、いろんな物に囲まれてちゃんと生活できている。決して贅沢ではありませんが。

私の父親は、昔すごくすごく貧乏を経験していました。私は父の貧乏話をよくよく聞かされます。例えば、小学生の時に、お腹が空いて空いて、神社に通っては、誰かが狐さんにお供えした揚げを盗んで食べたとか。体操服が買えなくて、白いトランクスパンツにマジックでラインを引いて、体操服にみせて履いていたとか、新聞配達は当たり前。それでもお金が足りなくて、蛇を捕まえてそれを近くの薬局に売りにいくとか、高校生かな?大学生かな?の時には、給料がいいからと、大学病院のプールにホルマリン漬けになっている遺体をひっくり返すバイトをしていたとか。

今の時代じゃ考えられないほどのことをしていたんですね。だから、私も物を簡単に買ってもらえるような幼少期ではなかったし、周りの子を見てうらやましくなることってたくさんありました。でも、今の時代はすごく恵まれている。物が簡単に手に入る。でも、そんな当たり前が実は、私たちの心を苦しめていることに、私たちは気づいていない。

物が溢れている、情報があふれている世の中には、もう私たちの幸せがありすぎて、脳がパンクしてます。一人一人の脳みそが爆発しそうなくらい。なにをやっていても疲れる。疲れ取れない。それって原因は世の中の物の多さ、情報の多さに気づいていないからなんじゃない?ありがたい生活に感謝できていないからなんじゃない?

そう思ったら、偉そうな国会議員じゃなくて、ちゃんと熱意があって、まだまだ伸び代もあって、真摯に前を向いている人を、私たちの手で選ぶべきなんじゃないかな?って思います。これからの子育てに必要なことは、一人ではなくみんなで!国の支援や協力も必要です。保育士の低賃金問題、人手不足問題、保育士一人当たりに対しての人数基準の問題、こういう決まりって、国で変えてもらわないと変わらないんです。

厚生労働省は、子どもたちの非認知能力をあげようとか、もっと多様性を受け入れていこうとか、そういうことを言っています。保育所保育指針だって改定されました。でも、そこには基準人数の問題が大きなハードルになっていることを知らないでしょう?

1歳児のクラスで、物の取り合いなんて日常茶飯事。それに対して、さっと喧嘩はやめなさいとか、仲良くっていうのは簡単。だけど、この時期のこの年齢の、自分の主張する力、友達とぶつかることがいかに大切か。だから、大人だって無闇に手を出すんじゃなくてそういう取り合いが始まったら、怪我のないように見守る。悔しい気持ちを一緒に味わう。

そうなったら、2人を注視するでしょ。6人を常に1人でなんて無理な話。
現場の現状を、状況を、ちゃんと理解して貰わないといけないし、その上でそれにちゃんと耳を傾けてくれる人を国会議員として選んでいかなければいけないんですよね。

たかが1票かもしれない。でも、この人ならやってくれる!って人を見つけて、推していきたい。
本気で出馬してるかどうかをこの目で見極めていかなければいけない。私たちの非認知能力も試されてるんじゃないかな笑

選挙、絶対行こう。
そして、この国の未来を変えて行こう。




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