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長男の進路を考える。「子どもは親の所有物ではない」

おはようございます!
本日は、

長男の進路を考える。「子どもは親の所有物ではない」

といったテーマでお話ししようと思います。

今日は久しぶりの子育ての話…

「はじめまして」の方もいらっしゃるかと思いますので少し自己紹介させていただきますね。
私は神奈川県在中、今年あたりに40代突入するワーキングマザー。
家族構成:夫1人、子供2人、猫さま1匹
長男→中2、学年トップを争う秀才、左脳型
次男→小5、アーティスティックな異才、右脳型
ざっとこんなかんじ。
今回は間もなく中学3年生を迎える長男にスポットライトを当ててお話していこうと思います。

結論からもうしあげると…受験生を迎える中学校2年生の3学期。
長男が通っている学習塾で高校進学の進路を踏まえた保護者面談を行いました。先生とのお話の中で、私なりに感じたこと、そもそも塾に通う目的とはなんなのか…?など独断と偏見に溢れる持論をご説明させていただきますっ!!
来年受験生を迎えるお子さんがいらっしゃるお父さん、お母さんにご覧いただき、親としての心境を共有できたらなおのこと嬉しいです…( ノД`)シクシク…


〇長男のトリセツ・偏差値67くらい

そんなこんなで我が家の長男を簡単にご説明させていただきます。
彼の現在の偏差値は約67ほど。完全な理系の脳みその持ち主です。
小学校の5年間、そろばん塾に通い続け、履歴書にも記載できる「そろばん検定1級」の保持者。

算数および数学は答えが一つと決まっていますよね。
しかし、その一つの答えを導きだすための方法は一つではありません。
例えば…

こちらの問題。15という一つの答えを求める方法は実にさまざまです。

足し算、引き算、割り算、掛け算…どのようなアプローチで答えを導き出すのか…一番早い方法は?もっとも正確に導き出せる方法は?このプロセスこそを長男は楽しんでいるように私には見えるのです。
楽しみ方はこんなところでも。例えば家族でカードゲームをしていても、相手が捨てたカード、残りのカードの枚数を把握し確率論で勝負を仕掛けてきます。なんとも憎たらしいかぎりです。(。-`ω-) 将来、雀荘に足しげく通う姿が想像できるようで恐ろしい。笑
正直…私は彼の得意分野の土俵ではもう歯が立ちません。成長を感じて嬉しい反面、私は大の負けず気嫌い。子どもにまだまだ負けていられない。てなわけでこっそり彼の長けているところを盗んでやろうと躍起になっている毎日です。笑
ではさぞかし勉強熱心なのか…と想像される方がいるかもしれませんが答えはNO。なんせ趣味は寝ること。とにかく暇さえあればゴロゴロしています。我が家の猫ちゃん以上にゴロゴロしていて、ときよりそんな猫にすら冷たい視線を送られいるほどです。

おいっ長男、お前寝すぎやろ。

そんなポンコツの長男ですが、塾の面談では地元でもトップクラスの進学校への挑戦を促されました。
偏差値はおよそ70ほどの学校。
もちろん勉学ができることに越したことはありませんが、私の正直な気持ちを一言で表すならば
「長男の好きにしたらいい」
以上です。

・「子どもは親の所有物ではない」

大前提として「子どもは親の所有物ではない」この言葉は私の子育てのモットー。絶対に踏み外してはいけないと思っています。
もちろん、親には子供を育てる義務があります。しかし、親の思いどおりの人生を歩ませることは全く別のお話。似て非なるものです。
例えば、良かれと思って、子どもに立ちはだかる困難を前もって取り除いてしまう親、また「辛い思いをさせたくない…」と子どもから選択権を奪いすべての道しるべをベタベタと張り付ける親…
これらはすべてエゴだと私は思います。
なぜなら、「私の思いどおりの人生を歩めばこの子は幸せになれる」なんて考えは、どれだけ自意識過剰の思い上がりなのだろうと思うのです。
私は本気で子どもたちに対して、自分なんてちっぽけな存在を裕に超える豊かな人間になってほしい。と願っています。いえ、かならずなれるのだと信じています。だからこそ、「自分の好きにしたらいい」むしろ「自分の人生なんだから自分の頭で考えなさい」と常に呪文のように言い聞かせています。そう、子どもたちに投げかけるたび、今は亡き両親の顔を思い出すのです。

・なぜ、偏差値の高い進学校を目指すのか?

塾の面談でも疑問に残ったのですが…現在の公立高校では希望する学校を選ぶ選択肢がやはり「偏差値」にフルベット状態。もちろん私立高校は特色があると思いますので例外ですが。公立高校に関しては「○○の部活が強い」くらいのもので、商業高校や工業高校のような専門的な高校以外はやはり学力という偏差値が物差しになってしまうんですよね…。これからの将来は変わっていくのでしょうか…。もっと多角的な側面から「この学校おもしろそう!」と学生自身が動機付けできるような特色が、公立校にもあってもいいのではないかと個人的には思うんですけど…みなさんのお考えはどうでしょうか?(;^ω^)?
我が家の長男も例外ではありません。やはりそれなりに高い偏差値の進学校を目指してはいるようで、すかさず私は彼に質問しました。
「どうして偏差値の高い高校にいきたいの?みんながそうしてるから?先生に言われたから?塾の先生に進められたから…?そんなくだらない理由は認めないよ。自分の頭で考えて自分の言葉で説明しなさい」(中2に対しても容赦ないゴリ詰め。笑)
すると…意外な言葉が返ってきました。
「進学校に行きたい目的は、よりよい環境に身を置いて、向上心の高い友達を今のうちからつくるためだよ」

おっと…意外とちゃんとした考えを持っていることにびっくりした私。
彼はその理由も説明してくれました。
将来のことは具体的にはまだわからないけど、建築や設計に興味があり、起業したいと思っているそう。「そのためには技術やお金だけではなく「人脈」つまり繋がりがかならず必要になってくる。おそらく偏差値の高い進学校には自分と同じような野心を持った頭のいい奴がいる確率が高いでしょ?だから勉強しているんだよ」
我が子ながらあっぱれ。
この日ばかりは「素晴らしいっ!!」と頭を撫でてあげました。(即座に振り落とされましたが。)
ここでも確率論を振りかざしてくるところは相変わらずの憎たらしさ。
しかし自分なりに仮説を立てて検証しようとしている姿からは、間違いなく成長を感じることができました。

長男のバイブル

〇まとめ

もちろん、偏差値の高い学校がよい。というお話ではありません。
もっとも必要なのは、自分の意思をもって自分の力で選択する能力。
進路相談を通して長男の思考と成長が垣間見え、なんともいえない感情になりました…。
子育ってって大変だけど、これだからやめられない。
彼らが大人になっていく過程が楽しみでなりません。

次回は、もうちょっと踏み込んだ具体的なお話をしていこうと思います!

noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。