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宮古島に向けての初めての本格的なオフトレ

前回の投稿はこちらです

宮古島大会後、東京都選手権、徳之島大会、ロング日本選手権(佐渡)、そしてショートの日本選手権に出場しました。2回目のショート日本選手権は再びバイクの最終列車となりましたが(汗)、順位も前回の25位から17位にジャンプアップすることができました。成長を感じることができた、大学卒業後の1年目のシーズンとなりました。

短い休暇を終え、いよいよ翌年の宮古島大会に向けてのトレーニングを始めることになりました。本格的に行う初めてのロングのオフトレーニング。紀子さんが作成してくださった練習メニューをベースに宮古島大会まで一緒に行っていくことになりました。

練習量の違い

オフトレーニングを始めて、まず一番驚いたことは練習量の圧倒的な多さでした。ロングで強くなるためにはこんなに練習しないとダメなのか!と思いました。ニュージーランドの英雄、キャメロンブラウン選手も「ロングに近道はない、時間をかけて練習あるのみ」と言っていましたが、本当にその通りだと思います。最初の頃は練習量の多さに身体が付いていけなくなり、月に1回は熱を出して練習を休むか、疲労度MAXで一日中寝込んでしまったりしていました。まだその頃は若かったので回復も早く、一日中沢山寝れば復活できていました(笑)

当時の主な1週間のスケジュールですが、

月:練習オフ、アルバイト 8:30-15:00、その後にマッサージ、食料品買い出しなど  

火:Swim 6:00‐7:30、Bike 8:30-9:30(ローラー台)、Run 10:00-12:00(クロカンランニング)、アルバイト 14:00-21:30

水:Swim 6:00-7:30、Run 10:00-13:00(ペース走20-30km)、アルバイト 14:30-21:30

木:Swim 6:00-7:30、Bike&Run 8:00-13:30(100-120km+ブリックラン40分)、アルバイト14:30-21:30

金:Swim 6:00-7:30、Bike 8:30-9:30(ローラー台)、Run 10:00-12:00(インターバル)、午後オフ

土:Bike&Run 7:00-14:00(100-130km+ブリックラン40-60分)、アルバイト16:00‐21:30

日:Bike&Run、またはロングラン、Swim 17:00-19:00

朝起きて、夜寝るまで毎日があっという間に過ぎていきました。将来のことなどあれこれ考える時間も暇もなく、それが逆に良かったのかもしれません(汗)とにかく強くなりたいの一心でした。また、毎日、毎週淡々と同じような練習を繰り返すロングの練習にも抵抗はなく、性格的にもロング気質だったのが良かったのかもしれません。

人間精密機械

毎週水曜日はランのペース走の日で、20km、多いときで30km多摩川の河川敷を走る時期がありました。多摩川河川敷は500mごとにマークが付いていて、それを目安にペース配分を行っていました。当時はGPS時計もなく、ラップ機能しか頼りにするものがありませんでした。私のペース感覚はこの時代に養われました(^^)今ではどこでもGPS時計が測定してくれる便利な時代になりました!

その練習はと言うと、1人1kmずつ先頭交代を行い、1km5’00ペースをベースに行うものでした。500mのマークでは2’30秒前後で通過できればホッと一安心なのですが、たまに早く通過してしまったり、遅く通過するとドキドキし、そのプレッシャーと言ったら半端なかったです(笑)しかし紀子さんは凄いことにペースの乱れが一切なく、1秒の狂いもなく合わせてきていました。本当に凄かったです!30kmも走るとなると終盤脚にもきて、私なんかは疲れた~やしんどいな~とか良く言ってしまっていましたが、紀子さんの口からネガティブな言葉を一切聞いたことがありませんでした。そういう所も凄く、練習だけでなく人間性も含めて勉強になることが沢山ありました。

初めての宮古島強化キャンプ

2月には宮古島へ2週間強化キャンプに行きました。メインはバイクの乗り込みでした。月曜日のオフを除いて、火曜~日曜日までは3日を1クールとして以下の練習を行いました。

1日目:Swim(プール)、Bike 100km(島1周)、Run 2時間ジョグ

2日目:Bike 150km(コース通り)、Run 1時間、Swim 海

3日目:Bike 200km(島2周)、Run 40分

淡々と乗り込む練習でしたが、この時ロングのバイクパートで重要な「自分のペース=このペースで行ったら潰れないギリギリのペース」というものが分かるようになりました。合宿は練習、食事、寝るの繰り返しでしたが、毎日トライアスロンだけに集中できる生活が嬉しくてたまらなかったのを覚えています。バイクの乗り込みができたことで、レースコースも把握することができ、お世話になったペンションのおじい&おばあをはじめ、島の方々との交流も楽しかったです!ますます宮古島の魅力にはまっていきました。

3月になるといよいよ練習もよりハードになり、質も量もハードになりました。自然と調子も上がり、これだけ練習が積めたのだからと本番が楽しみで仕方ありませんでした。目標は大きく3位入賞!と決めて2度目のレースに臨みました。


お読みいただきありがとうございました!次回は「2度目の宮古島、そしてアイアンマンへの憧れ」を書きます。お楽しみに!(^^)




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