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0歳児の見える色って知ってる?

産まれて0-3カ月の子どもがしっかりと見える色をご存知ですか。
実は、この頃の子どもは視力がしっかりと育っていないので白・黒・グレーのみの世界で、まだその他の色が見えません。

ここで、親ができる大切なことってなんだと思いますか?


視覚的観点から親ができること

実は、しっかり目をみて語り掛けることなんです。

視覚が発達していない子どもにとって、
ママ・パパの白目と黒目がしっかりと確認できることは安心感につながります。

また、目をしっかり見て話すことは、新生児だけに限り大切なことではありません。

子ども全員に大切なこと

目をしっかり見て話す事は
「あなたを大切に思っている」「あなたの意見は大切」という
非言語メッセージを伝えることになります。

これは、後々の自己肯定感にも直結します。

「僕はママのiphoneになりたいよ」

これは、数年前にある新聞の記事でみたのですが
4歳の男の子があまりに携帯に夢中なママに言ったそうです。
「僕はママのiphoneになりたいよ」・・
ママはその後、自分の行動をあらためて子どもと向き合いました。

ただ、このように思ってしまう子どもの心を思うと胸が痛みます。
私も、ついつい携帯を見てしまう時があるので、子どもが話しかけてきた時は必ず、携帯を見ながら話さない様にしています。

子どもの方が携帯よりも何百倍も大切です。

視覚の発達以外にモンテッソーリ教育的に子どもにアプローチできることはなんでしょう。

親ができる言葉に関するアプローチ

視覚的アプローチ以外に言語に関するアプローチを
モンテッソーリ教育をベースにみていきましょう。

敏感期

モンテッソーリ教育では、子どもの特徴に敏感期があると考えています。
敏感期とは、生前~6歳くらいまでの子どもに表れる、ある特定のことに敏感になる時期のことです。

子どもは、一定のことに物凄く敏感になり、興味を持ちます。

言語の敏感期

言語の敏感期は、人間の話し言葉に対してとても敏感になる時期です。
この敏感期が表れる時期は、誕生前から始まり、ピークは1歳頃で6歳以降も続き消えていきます。
 
ピークは、1歳頃ということで、まだ子どもがスムーズに喋る事ができない時にこの敏感期は現れます。

いくら努力をしても、大人になってから母国語以外の言葉の抑揚や文法を全て完璧に自分のものにするのは、ほぼ不可能です。
しかし、6歳以下の子どもはそれが可能です。それも、子どもは苦労せず、喜びとともに言葉を身に付けていきます。

大人が実際にできる取り組み


では、この特徴を持った子どもに対して大人は何ができるでしょうか。
それは次のとおりです。
 
・ゆっくりとはっきり、正しい言葉で子どもに話しかけましょう。子どもの混乱をさけるため、赤ちゃん言葉を使わないでください。赤ちゃん言葉は、必要ありません。

・携帯は横に置いて、目線を合わせしっかりと会話をしましょう。
そうすることで、子どもは口の動きから学ぶことができます。そして、しっかりと話を聞く事で「あなたを大切に思っている」という非言語メッセージを伝えることができます。
 
・「あれ」「これ」というより、具体的な名前で話しましょう。そうすることで、子どもの語彙の拡充を助けます。
 
子どもは、まだ喋らない時期から、周りの言葉を聞いて吸収し続けています。

ですので、ネガティブな話題は、子どもの前で話すのをやめましょう。子どもが、まだ喋らないからといって、理解していない訳ではないということを理解しましょう。

日本の文化「謙遜」の封印

日本は「謙遜」が美しいと思う文化があります。ただ、子どもの前ではこの文化は封印して下さい。

例えば、「うちの子なんて全然できなくて」とママが本心からでなくても、子どもの前でそれを言ってしまったとすると、子どもは言葉をそのまま受け取ります。大好きなママからそんなことを言われた子どもの心は、深い傷を負います。親ばかと言われてもいいので、子どもの良い所をいっぱい見つけ、それを言葉にしてください。謙遜は封印しましょう。
 
この記事で子どもとの関りが分かり、ホッとできるママが増えると嬉しいです。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

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