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フジロックに行ったカメラ女子 022

エルレが始まった。
気持ちがパンパンに膨れあがっている。
最近、ライブを観る時は、体力温存のためか、単純に動くのが疲れるだけか、心が動かなくなったのか、昔より体を動かして見ることが減っている。
しかし、パンパンに膨れあがった気持ちが、私を20代の頃に戻した。
次々と繰り出されるエルレの曲に体が動かずにはいられなかった。
それでも、体の動きの鈍さや乳酸がたまっていく感覚というのは、あらがえないものがある。
「Missing」から 歌詞を憶えている限り、ずっと一緒に歌っていた。

ライブ中に一緒に口ずさみたくなった時はだいたい口パクで歌ってきた。
大声で歌ったのは oasis のライブを観た時くらいか、歌うのを求められた時、これでもかと言わんばかりに歌う。
あとは、ライブ中に耳元で歌われるのを自分もあまり好ましく思っていないので、やらないようにしている。
しかし、この時は歌わずにはいられなかった。
「少し迷惑かな?」とも思ったが、そんなことを気にしている場合ではなかった。
冷静と情熱のあいだにいたのも良かったのかもしれない。
冷静側にいたら、迷惑極まりないと思われただろうし、情熱側にいたら、つぶされて歌うどころではなかっただろう。
「高架線」あたりからはぐちゃぐちゃに泣きながら歌っていた。
1~2回しか観ていないエルレの復活を10年待ち続けて、10年ぶりに観たエルレに大感動している。
無自覚だけれど、エルレが好きだし、本当にたくさん背中を押されてきたのだろうと思う。
大いに体を動かして、暴れた感のあるライブも久々で本当に楽しく時間を過ごすことができた。
改めて、 ELLEGARDEN、おかえり。

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