不確定で変化の激しい時代の生存戦略
通販サイトで物を購入するとき。
映画やドラマをみたとき。
友達と行く飲食店を決めるとき。
いつからか、そのレビューや評価を少なからず気にするクセがついてしまった。
もちろん、結果的には自分で感じたことや思ったことが全て。これは頭では分かっているつもりである。だからこそ、あくまで参考程度に目を通しつつ、実際に体験してから優劣を判断するようにしている。
ただ、人気の映画やドラマなどの鑑賞においては、自分の抱いた感情が大多数と同じ方向だったか、答え合わせがしたくなる。だから私は、手放しに考察や感想をSNSへ投稿できず、時折ハッシュタグでレビューを探してしまう。
こんなときふと、自分らしさを失っているのかもな、と思う。そもそも、周りの目を気にして過ごしていること自体、烏滸がましいのかもしれない。
ただ、もちろん悪いことばかりではない。自分では言語化できなかった想いを、馴染みのある表現や別の言い回しで学べるいい機会だ。素敵な言葉と出会い、自分の視界を広げてくれることもある。私にとって大事な時間であることも事実だ。
そんな私が、仕事でもこんなことを考えるようになった。
年齢を重ねると、失敗したあとの大変さをよく知っている。だからこそ、苦労が読めるようになる。失敗したくなくなるのだ。
でも、私たちは「正解」を誰かの軸に委ねてしまってはいけない。常に自分の欲や夢を、誰かと比較せずに叶えるために全うする必要があるのだろう。
さらには、精神的な若さ、もっと直接的には「1年前の自分イタいな」と思えることがどれだけできるかどうかが大事なように思う。
不確定で変化の激しい時代の生存戦略は、結局、自分自身でリスクをとり、失敗し続けることが一番大事なのかもしれない。
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