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広報機能立ち上げから約2年で年間100以上の露出を獲得するまで

年末ということで、社内からリクエストもあり、複業先の1つであるAnother worksでどんな仕事をしているのかまとめてみることにしました。2019年12月の半ばから手伝いはじめて、ちょうど丸2年が経過したところです。

Another worksは「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をミッションに掲げ、成功報酬無料のSaaS型 複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を開発・運営しています。採用活動におけるDXを推進しながら、自治体連携で地方創生に貢献する、といった2軸で拡大中です。

今年はおかげさまで年間100以上のメディア露出がありました。「複業を文化に」とサービスを拡大している弊社としては、着実に成長できているかなと思います。ちなみに、登録タレント数は2年で約12倍になりました。

とはいえ広報活動は幅広く、メディア露出だけが全てではありませんし、イベントやオウンドメディアもかなり運用しています。加えて、経営陣、社内のメンバーにも協力していただけているからこそ実現していることばかりで、私1人の力だけではありません。当たり前ですがメディア露出だけに関して言えばもっとすごい方たちをたくさん知っているので、偉そうに語るつもりもないのですが…あくまで記録用で、事業会社で広報職をはじめた頃の私に向けて書くつもりでまとめてみます。気になる方は最後までご笑覧ください。


情報の整理と見える化

まず立ち上げ期にやったことは、情報の整理と取り組みの見える化でした。私が手伝いはじめたのは、複業クラウド(当時はAnother works)がリリースされてから3ヶ月ほど経過したころです。まずは起業理由やサービスへの想いなど、考えを文字に起こしてまとめていくところからはじめました。noteやTwitterを活用して、とにかく毎月、サービスのアップデート状況や導入事例など、取り組みを見える化することが成長期のベンチャー企業には大事なのかなと思います。特にホワイトペーパーは長く使えるので創業初期から取り組むのがおすすめです!

このとき、メディア担当者や記者から想定される王道の質問をあらかじめこちらでまとめておき、FAQとなりそうな情報はスプレッドシートでまとめていきました。

そしてその情報をもとに副業/複業について取り上げているメディアにアプローチし、取材を獲得していきました。このとき、露出の有無にはこだわらず、まずは記者に会社や業界について理解を深めてもらうこと、代表には取材慣れしてもらうことを重視していました。

当然プレスリリースも効果的に広がるよう活用しました。プレスリリースの価値は単なる情報の発信手段にとどまりません。むしろメディアや関係者との対話を通じてブランドの認知度を高め、信頼関係を築くことができる有効なツールであると捉えています。

必ずしもストレートニュースの掲載につながるような情報でなくても、企業のビジョンや価値観を強調し、一貫性のあるメッセージを伝える続けることは重要です。もちろん、ニュース性を引き出す情報提供や、顧客やパートナーの声を取り入れることは重要なので、ネタやタイミングに合わせて共感を呼ぶプレスリリースを発信するようにしました。

代表や役員自ら発信をしてもらう

会社としての情報発信のほか、経営陣のみなさまにも発信を強化していただきました。特に初期は、経営陣1人につき月1以上でnoteが更新できるようスケジュールを組んで協力してもらいました。任せて協力もしていただけるなんて、本当にありがたい…。

ブランドメッセージは、これらをそれぞれが形にしていったことで、根本にある想いはなにか、経営陣たちが腹落ちできる言葉で整えられた側面が大きかったと思います。とはいえもちろん、はじめにMTGでばーっと決めることもできます。ただ、Another  worksではご自身で発信されたり、取材を受けはじめたりしてから話し方を変えることもあるので、サービスではメディアバリューとなる情報や実績をつくりながら、同時並行でブランドメッセージの表現を変えたり整えたりして、今の形に落ち着きました。

優先順位を握る

さらに同時並行で、経営陣と広報活動の優先順位を握りました。具体的には、「どんな人に、なにを知ってほしいのか、どんな行動を起こして欲しいのか」インサイトと打ち手を具体化し、注力する広報活動を決めていく形です。

そうした戦略と社会の時流に合わせて露出できたのがこの辺りの記事でした。トップ記事として取り上げていただけたので、アクセスや新規登録、問い合わせが増えた1つの契機になったと思います。

1つの案件を継続的に追いかけてもらえるように

ここから注力したのは、取り組み自体を追いかけてもらうことです。代表的な事例は、奈良県三宅町と連携し実施した複業人材登用プロジェクト。時流にあわせた情報提供はもちろん、プロジェクト前後での変化を知ってもらえるようアプローチしていきました。

おかげさまでこうした取材をもとにお問い合せいただけることも多く、21年12月末時点で、21自治体と連携協定を締結するに至りました。継続的に取材していただけると他からの信頼も高まるので有効な手段の1つだったと思います。

オウンドメディアで事例を残していく

21年6月頃から(?)は、インターンのけーやまちゃんにも協力してもらいながら、社員のインタビュー記事の量産体制に入りました。詳しくはこちら。

自分が事例になる

最後におまけです。実は私自身が複業クラウド経由でAnother worksに参画しています。そのため、私がこの会社で実績を上げて成功事例になることが1つの形になると思い、積極的に動くことを意識しました。正社員ではないですが、経営陣が信じて任せてくれるので、雇用形態はやはり関係ないのかなと思います。

21年8月からは地元の滋賀県守山市ともマッチングし、登録タレントの1人としていい事例を生み出せるようにと関わらせていただくようになりました。おかげさまで先日、普段は裏方な私が取材を受ける機会が。地方創生にも貢献できるように頑張ります!

複業を文化に

来年はさらに複業が当たり前になるよう、事業にも貢献できるよう頑張ります!副業と複業を媒体でも使い分けてもらえるくらいになれたらいいな。

メンバーも募集中です!興味ある方はぜひ。


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