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なにごとも「最初の一歩」が肝心な理由

失敗するかもしれない。
誰かに迷惑をかけるかもしれない。
不安でやる気がでない。

そんな思いがあると、新しいことへのチャレンジは躊躇しますよね。

しかし、そうした気持ちを差し置いてでも、世間ではまずやってみる「最初の一歩」が大事だと言われています。これはなぜでしょうか。

ツァイガルニク効果をうまく活用する

人間にはできたことよりも、悪かったことや中断していることをよく覚えている習性があるそうです。これは「ツァイガルニク効果」と呼ばれています。自由を制限されるとそれを取り戻そうとする心理現象です。

マーケティングではよく、この効果を利用して「続きはサイトでチェック」といった宣伝文句でメインの情報を隠し、誘導する手法が用いられています。バラエティやクイズ番組でCMのあとにオチが発表されるのも、同じ心理現象を活用した手法です。

この観点でいうと、ツァイガルニク効果は、普段の生活で先延ばし癖、もしくは完璧主義の気がある方こそ活用する価値がある法則です。まずは小さくでも取り組んでしまえば、心理現象を活用して様々な道を切り拓くきっかけになります。なにもエネルギーを満タンにして大きく一歩を進もうとする必要はありません。

問題を片付けながら動く

とはいえ、頭では分かっていても、なかなか動き出せない人もいると思います。そんなときはぜひ「問題を片付けながら動く」意識を持ってみることをおすすめします。なぜなら、動いてみないと課題が見えてこないからです。

頭でっかちになると、どうしてもある程度想定できる範囲でしか動かなくなってしまいます。ですが、「問題を片付けながら動く」意識があれば、出てきた問題をその都度 片付けたり方向転換したりするので、自ずと当初の想定よりもいい結果を得られたりするものです。

ただし、何でも最初の一歩を乗り越えないとやる気が出ないのは事実だと思います。それは、やりはじめが最もエネルギーを使うからです。ですが、小さくでも動き出せば、慣性の法則のように自然と動き続けられ、いづれ楽になります。

なにごとも「最初の一歩」が肝心なのは結局、最初の行動がなければ目標へ一生近づくことができないからでしょう。三日坊主であとから自分に向かないと分かったとしても、やらないよりもよっぽど価値があるはずです。

身軽に、まずは「動き出して片付ける」。そうすれば、選んだ道を行動によりあとから正解にしていくこともできます。全ては結果論なので、打席にたくさん立っていきましょう。


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