無花果ゆかり

「いちじくさんのおうち」住人。 「無花果(いちじく)」の花は、無いのではなくて、無いよ…

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「いちじくさんのおうち」住人。 「無花果(いちじく)」の花は、無いのではなくて、無いように見えるだけ。実は私たちが食べている実の中にたくさんある。 日常の中にも、"無いように見えてじつは有るもの”が沢山ある。無いように見えて実はあるものを見つけた時の喜びが何よりも好き。

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人生経営塾⑦ 〜本当にそれ、しちゃいけないの? 〜 「してはいけない」を検証する。

「失敗してはいけない」「寝坊してはいけない」「遅刻してはいけない」「嘘をついてはいけない」「太ってはいけない」「休んではいけない」「負けてはいけない」「怠けてはいけない」「遊んではいけない」「朝ごはん抜いてはいけない」「夜更かししてはいけない」・・・など小さなことからここには書けない大きなことまで、自分が自分に「してはいけない」と禁止していることってまだまだいっぱいあるはず。 前回の講座では、自分をがんじがらめに縛っている「ねばならない」について考えてみましたが、今回はもう

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    • 人生経営塾⑥ 〜本当にそれしなきゃならないの〜「しなきゃならない」を検証する

      ある日、愛子さんが友人の知子さんを食事に誘いました。 愛子「知ちゃん、たまには二人で美味しいものを食べに行かない?」 知子「そうねえ。行きたいのはやまやまなんだけど、難しいわ。」 愛子「どうして?」 知子「だって、私、毎日しなければならないことが沢山あるんだもの。」

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      • それはそれとして① 〜無花果ゆかりとオブとゲオ〜

        これまで人生経営の授業を5回行ってきましたが、今日の授業はお休み。授業は授業として一旦脇に置き、この休憩時間に私の大切な相棒、オブとゲオのことをしたためておこう。 オブは、無花果ゆかりのオブザーバー(観察者)のニックネーム。オブザーバーの「オブ」。 オブは常に私から離れた上の方にいて私から離れることはない。私から離れたところにいてしかも一言も話さずシーンと静かにしているので、私は普段オブの存在を忘れて過ごしている。 私がオブのことを思い出しオブを呼び出すのは、耐え難い妄

        • 人生経営塾⑤ 〜より自由により楽しく=嘆きを捕まえる手順〜

          前回の「人生経営塾④」では、「時間がない」という嘆きを捕まえた時の話を書いた。 思いは単に妄想に過ぎなく真実ではないというのに、私たちは無益な妄想で自分自身を縛り、自分自身を不自由にしていることがままある。

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        • 人生経営塾
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        • それはそれとして
          1本

        記事

          人生経営塾④ 〜嘆きを捕まえる〜

          還暦を迎えた時、(私の残りの人生は寿命を全うしたとしてもあと30年くらいだ。30年はあっという間だな。)と思った。 その頃の私は、自分に残された人生に思いを馳せた時、「残り時間は少ない。」と思っていた。 あと30年で何ができるだろう?30年のうち、足腰頭が元気で社会に貢献できる年月はどれくらいあるのだろう。 あと30年で人生を堪能し尽くせるだろうか? 30年なんてあっという間だ。まだできていないことが山ほどある。残された時間を1分たりとも無駄にしたくない。「ああ 時間がな

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          人生経営塾④ 〜嘆きを捕まえる〜

          人生経営塾 ③ 〜信念と呟き〜

          人生は、「自分の信念が創るフィクションである。」ということを受け入れると、とたんに自分の人生が自立し始める。

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          人生経営塾 ③ 〜信念と呟き〜

          人生経営塾② 〜自分の呟きを自覚する〜

          私たちは常に心の中で何かをつぶやいている。 頭の中でも呟いている。 常に常につぶやいて呟いている。

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          人生経営塾② 〜自分の呟きを自覚する〜

          人生を経営する① 〜思考を選択する〜

          この世に生を受けて60年以上にもなると、人生は始まったその時から選択の連続で創られてきたことを実感するようになる。

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          人生を経営する① 〜思考を選択する〜

          〜「人は皆自分自身の人生の経営者」〜いちじくの人生経営塾 開塾

          「人は誰もが自分の人生の創造者」と言うとあまりにも胡散臭い(=わかりにくい)ので、 私は、 「人は誰もが自分の人生の経営者」と言い続けてきた。 デジタル大辞典で「経営」を調べると、 【事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。】 とある。 事業を人生に置き換えるとこうなる。 【人生目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、人生を管理・遂行すること。】 人生と事業、どちらが大きいだろう

          〜「人は皆自分自身の人生の経営者」〜いちじくの人生経営塾 開塾

          怒りや恨みや恐れや不満はただの垢です。あなたがそれを持っていてもあなたはちっとも悪くはありません。

          もう20年以上も前のことになりますが、人生相談を仕事としていた時がありました。 相談者さんはいろいろな悩み(心の垢)を持って私の元に来ます。 悩みをお聞きしてその悩みの元になっている”もの”を、その方の心の中から無くす(まるで心をお掃除するかのように)のが私の仕事でした。 仕事を終えて買い物をして自宅に到着した時、体がヘトヘトで夕飯の支度をするのも億劫に思う日がありました。 そんな日は、その状態のまま家の中に入ると、家で待っている家族の状態(機嫌)が悪くなります。その

          怒りや恨みや恐れや不満はただの垢です。あなたがそれを持っていてもあなたはちっとも悪くはありません。

          私にとって重要だったのは、【娘が他人に褒められた時に、それを丸ごと肯定しその上ちゃっかり自分までも褒めてしまう】言葉を幾度となく聞いてきたことだった

          私が幼い頃、まだマイカーなんてものはなく、スーパーマーケットなんてのもなかった。母は自転車で通勤し、仕事から帰ってきてから私を連れて歩いて夕餉の買い物に出かけた。八百屋、魚屋、肉屋と巡りながら夕暮れ前の町を歩いた。 母と連れ立って歩いていると、母の昔の知人に出会うことがたびたびあった。車なんか滅多に走っていない昭和の中頃ののんびりとした時代だ。 「あら、くんちゃん(母の名前は邦子なのでみんなからくんちゃんと呼ばれていた)、久しぶりやね! 元気にしとる?」 「あら〜久しぶ

          私にとって重要だったのは、【娘が他人に褒められた時に、それを丸ごと肯定しその上ちゃっかり自分までも褒めてしまう】言葉を幾度となく聞いてきたことだった

          「生きている私たち凄いね!」 と でっかい声で褒め讃えよう。

          noteのお友達のコノエミズさん(https://note.com/mizukakonoeda)が、『自分で自分を褒める企画』をやってらしたので私もやってみたくなった! ⇩こちらの企画です。 私の古里では昔、「我が身褒めるは一の陀羅(ダラ)、我が子褒めるは二の陀羅」と言われていた。 「自分を褒める人は一番のアホで、自分の子供を褒めるのはそれに次ぐアホ」という意味だ。「天狗になってはいけない」と、謙虚さを推奨する戒めの格言だと思ってきたが、本当のところはどうなのだろう?

          「生きている私たち凄いね!」 と でっかい声で褒め讃えよう。

          もしも人生にしなければならない努力があるとすれば、それはゆいいつ・・・

          昨夜は久しぶりに近所の割烹に出かけた! 美味しい魚をたっぷりと食べたかった。 家では一度にそんなに多種類の献立は無理だし、熱いものを熱いうちに食べるのもなかなか難しい。 そして、何よりもプロが作るそれは私が作るそれとは格段に違う。全く違う。 新鮮な海の幸に板前さんの腕と店主の接待が加わって、料理が素材の何十倍も美味しくなる。 酒は吉田蔵の純米酒 通しはホタルイカのぬた それから、 刺身の盛り合わせ あんこう酢 梅貝の煮付け 牡蠣の天ぷら 写真を撮ったの

          もしも人生にしなければならない努力があるとすれば、それはゆいいつ・・・

          ウルトラ簡単なウルトラマンスープのレシピ

          幼い頃から好きなスープがある。 今は亡き昭和6年生まれの母の十八番だったスープだ。 特に忙しかった日の夕飯に作ることが多かった。 すこぶる簡単で美味しいので結婚してから私もよく作ってきた。 夫も息子も娘も大好きで、このスープを作るととても喜んでくれた。 そして、今では娘が私に代わって作るようになった。 それは、鶏肉と白菜だけのスープだ。 インターネットで「鶏肉と白菜のスープ」を検索すると、レシピがたくさん出てくる。 でもそれらは鶏肉と白菜の他に卵やら春雨やら材

          ウルトラ簡単なウルトラマンスープのレシピ

          私たちは、自分を嘆く必要も未来を憂う必要もない。

          今から10数年も前のことです。 能登半島が大きな風に見舞われた翌日、半島の先端に位置する珠洲市見附島海岸まで三重県からのお客様をご案内する機会がありました。 見附島海岸は、通称”軍艦島”(=見附島)を眼前に見る美しい海岸で有名な観光地にもなっています。 嵐が過ぎ去った後の海岸は、まだ少し風があったものの、波の音が耳に心地よく清々しさが満ちていました。 海岸を歩いて見附島の真正面あたりまで来ると、折れた椿の木と枝が落ちていました。 あたりを見渡しても椿らしい木はありま

          私たちは、自分を嘆く必要も未来を憂う必要もない。

          腹は満たされても脳が満たされないのは嫌だ。

          昨日の朝は無性にオムレツが食べたかった。 ゆで卵も目玉焼きも卵焼きも、それを食べたところで私の脳はちっとも満たされそうではなかった。 腹は満たされても脳が満たされないのは嫌だ。 私は、ゆで卵や目玉焼きや卵焼きよりも手間と時間がかかることを諦めて、オムレツを作り始めた。 手間隙はかからないが、脳を満たさないものを食べるくらいなら、 手間隙がかかろうが、脳を満たすものを食べる方がずっと幸福だ。 ちょうど作り終えたところに娘が「何を作っているの?」と言いながら台所にやっ

          腹は満たされても脳が満たされないのは嫌だ。