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秘湯巡り旅~宮城編「行くぜ東北」~

GWは、秘湯巡りに行く計画を立てていました。
まさか、こんな事態になるとは予想だにしてなかったので、
2月の上旬には、宿も飛行機なども全て予約して、どこを見てまわろうか、名物は何か、調べてワクワクしてました!

…が、しかし。
外出自粛が出ても“GWまでは、落ち着くだろう。”とタカをくくっていたところ、
さらに「緊急事態宣言」という深刻化に、さすがに関東方面で遊んでいる訳にはいかない…と、全てキャンセルに。

とっても残念。

ですが、世の中はそれどころではなく、本当に命に関わる危機なので、そこは自分事として受け止め、自粛に徹します!

…ということで、
今回行けない分、年明けに行った秘湯を思い出しながら紹介します♪

「秘湯を守る会」のスタンプ張が満タンに!


これ、10軒宿泊して満タンにすると、宿泊した
10軒の中から好きなところに一泊無料で泊まることが出来るんです♪
人里離れた秘湯ムードの温泉を堪能。
かつ、お湯良し!…ってことで、楽しみながらスタンプラリーを続行してた訳です♪
(今回、3冊目(^○^))

10軒の宿のうち、どこに行こうか悩んだ末、
伊達政宗の御殿湯としての歴史を誇る
青根温泉「湯元不忘閣」さんへ。

ここは、御殿湯としても有名ですが、何と言っても名物は蔵の中にある湯船「蔵湯」。
これが、他にはない趣…

また、
数年前にはJRのCM「行くぜ、東北!」でも舞台として使わていたお宿。
ここに決定!
行って参りました♪
2度目の蔵湯につかりに!

本当は、不忘閣さんに泊まるのであれば、もう一つの名物とも言える、長い長~い階段を昇ったお部屋「不忘庵」に泊まるのが王道なのでしょうが…

↑昇りきった後、再び同じくらいの階段が待ってます(-_-;)

↑入り口です!
高齢の母が一緒なので、新館の一階の部屋を予約しました。
(部屋数が少ないので、早い者勝ちです)

こちらは、洗面所・トイレ付きになります。
今年は、暖冬…と言われながらも、やっぱり寒さ厳しく!エアコン、ファンヒーターの両方がついていたので総動員となりました。

寒い寒い!
これは、早速温まらなくては!
と、浴衣に着替えて温泉へ。
こちらの宿は、男女入れ替え制なので、4つの浴場のうち、この時間に入れるのは2つのみ。
他に、貸し切り自由の噂の「蔵湯」と「亥ノ輔の湯」がありますが、なかなか空かないので夜を待ちます✨

まずは、蔵湯に続くこちらの名物湯。「大湯」へ!

別名「政宗の湯」。
悠久の時を越えて、伊達政宗公が訪れただろう地…浸かったであろう湯…と考えると感慨深いものがあります!
脱衣場はありません。
湯殿に入ると、

このように、隅っこにベンチとかごが置いてあってそこで脱ぎ着します。

横に長くとられた湯船と、昔の湯屋の雰囲気。
そして、薄暗い中に微かな光と明かり、湯気が、妙に情緒を誘います。
日常を忘れ、何も考えずボーッと出来る瞬間…

お客さんの数は、止まっていた車や出ていた靴から“多いなぁ”と思っていましたが、
意外にも、「一人貸し切り状態」が何度かありました!みんなそんなに何度も入らないものなのでしょうかね?

お風呂からあがると、部屋に戻る途中のお休み処へ。
ここでは、冷酒のサービス、ミニ田楽やコーヒーなどの無料サービスが( ゜o゜)

美味(^o^)
コーヒーもあります♪

ちょこっとほろ酔いではしご湯(館内ですが)。

さて、夕飯!
こちらの夕飯は、盛りだくさんで美味しかった記憶がありました!ただ…
ただただ、やたら時間がかかるのを覚えています!
建物が古いので、昔ながらの造りで全く機能的ではなく、遠い厨房から中居さんが一部屋分ずつ食事会場の個室に運ぶのです。しかも急な階段を2階まで。
食べ終わりまでに二時間がかかり、品物もなかなか出てこない状態。
そんな記憶でした!

今回は、“待たされている”感が前回より改善されていて、時間も一時間半程度!
もの凄く大きな変化!その分中居さんたちの負担になっていないのか不安ではありますが、お料理はやっぱりなかなかのものでした。

この後どんどん出てきます!

これ、お雛様が近いから雛祭りバージョンだそうです。

蕎麦も美味し✨
食べるのに夢中で、出てきたもの全ては写してませんが、どれも美味しく、手が込んでいました。

夕食を頂いて、一息ついた後にようやく蔵湯に空きが!
でも、実は空きがなかったのはこの日だけで、次の日の朝は二回も貸し切ることができました!

早朝の蔵湯に続く道。
周りに本物の蔵が並んでいます。突き当たりが蔵湯。入り口には秘湯を守る会の提灯も。

大きな蔵の中に、湯船が一つ。
天井を見上げると見事な梁!
異空間にいる気分で贅沢な一時です。
大きな湯船に浸かって、フーッと一息つくとまるで別世界。
歴史を遡った気にさせられます。

この日の朝は結局二回も入ってしまいました。

もう一つの貸し切り湯は半露天。
夜は暗くて足元がこわかったのと、朝は寒さに断念しましたが、まぁ…2回目なので。
その他のお風呂は全て入りましたが、
今回は、二日間でかなりの回数入浴しちゃいました。
寒かったことも一つの理由。
建物が古いので、部屋にゆっくり戻っていたら身体が冷えてきてしまうという実情が(°Д°)
仙台市内はすでに積雪もないのに、青根地区はまだまだ雪深いのです(汗)

↑一番古いという新湯。夜に入るのはちょっと不気味です!

スタンプラリーの招待枠で今回お世話になった不忘閣さん。
古き良きものを残しながら、歴史とともにこれからも時を刻んでほしいです!

皆様も機会があれば蔵王近くの青根地区は青根温泉で、伊達政宗公の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか(^o^)