見出し画像

秘湯巡り旅〜大分編「ここは九州!雪景色?!」

年が明け、恒例の九州「神頼みツアー」を決行!
数えてみると、6年ぶりでした。福岡にはマイルが貯まった際に一度訪れたけど、神頼みは6年ぶり‥…
観光客が戻ってきたとはいえ、正月明けの時期、そこまで混み合っていないだろうとタカをくくっていたら、とんでもなかった。

何とか列に並んで、順番を待って参拝し、名物のお餅を頬張りながら参道を散策。久しぶりに訪れてみると新しいお店も増えていて、楽しくなる。

さて、一番の目的を達成した後は第二の目的(どちらが一番か実は微妙…)温泉へ。せっかくなので、二泊したうちの一泊は秘湯を!と思い、レンタカーを走らせ大分県へ。
筋湯温泉「喜安屋」さんにお世話になることにしました。
しかし、この日は“最大寒波”だとかで、全国各地で大荒れ!!九州地方も例にもれず、冷たい風と低い気温に「ここはどこ?!」と思わず口に出る寒さ。
ましてや、筋湯温泉と言えば、阿蘇地方。阿蘇連山の山並みに向かって行くにつれ、まさかの雪景色に!!
かなりビクビクものでした。気温は低いながらも、太陽の日差しがあったので、周囲は本格的な雪景色の中、路面だけはアスファルトが出ていて、何とか宿まで到着しましたが、凍結してたら…と思うと恐ろしい。実のところ、主要道路から、宿に入る細い道は完全に雪道!時速20キロ以下で命がけドライブとなりました。

さて、そんな思いをして辿り着いた「山あいの宿喜安屋」さん。某旅行サイトでは4.8の高評価の口コミでリピート率が高い宿。
実際訪れてみると、「秘湯」感はなく、落ち着いた宿。古い鄙びた感じの、昔ながらの「秘湯」を求めて行くと、あれ?となります。

駐車場からのアプローチ
玄関前に定番の「秘湯を守る会」提灯が。

民芸調の造りで、全ての部屋が離れになっていて、全室に温泉掛け流しの浴室つき!
ぜ…贅沢すぎる…>⁠.⁠<
もはや、気分としては高級感!

今回宿泊したお部屋
玄関を入ると…
お部屋はゆったり。暖房も加湿器も万全
引き戸を開けると洗面所・脱衣場、トイレへのドア
これ!部屋付きの半露天風呂!源泉かけ流し!
贅沢この上なし。
シャンプーやボディソープ完備。

もう、入り放題!朝から晩まで湯三昧!
こんなに贅沢なお風呂がありながら、大浴場ももちろんあって、さらに家族風呂があり、さらにさらに貸し切り露天風呂が2つずつあるという、まさに湯巡り天国の宿!ちなみにバスタオルも部屋に一人2枚準備されている徹底ぶり。
「たくさん入って下さい」と言われているかのよう。

前述したように、雪だったので建物や草木に積もる雪や、部屋の窓から見える雪景色が情緒を誘い、いつまでもボーッて見てられる。お湯もさることながら、実に癒やされた。

さて、部屋風呂ももちろん最高ながら、まずは明るいうちに、敷地外にある貸し切り露天風呂に行ってみることに。

この札を持参。

貸し切り露天風呂に行くには、フロントのわきにかかっている札を持参し、風呂の入口にかけるシステム。フロントにこの札が残っているということは空いている証拠となる。札を一つ持って、外に出る。駐車場を抜け、宿の敷地外へ。少し歩くと入口が見えてきた。

到着。足元めちゃくちゃこわい。
草履で、これ歩くのがヒヤヒヤ…
ここに札をかけて、中から鍵を閉めます

貸し切り露天風呂には、シャンプー、ボディソープの備えはありません。髪や身体をしっかり洗いたい人は、ここではないところで。ちなみに、全てシャワーヘッドが床に置かれていたのは、凍結防止のため。温泉の暖かさで凍るのを防いでいるとか。

次に大浴場へ。
全室離れなので、浴場までは外に出て回廊をグルッと回って行きます。

他にも宿泊客はいるけれど、お風呂の数が多いからか、会うことがほとんどない。朝風呂に出向いた時くらいでした。
大浴場は、露天風呂もついていてシャンプー類も完備。

洗い場は2つ
露天風呂は広め

宿には、チェックイン時刻の3時ちょっと過ぎに到着し、夕ご飯までの間ずっとお風呂に入っていた気がする。このあと、部屋風呂でまったり…。至福(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)⁠

夕ご飯は、食事処で指定の時間に。完全個室!

これまた、夕ご飯が素晴らしい!
工夫、味付け、品数、どれも満足!!

次々運ばれてきたけど、途中で食べるのに夢中で写真を忘れ、全品紹介出来ないのが残念。
「リンゴのグラタン」が、なかなか味わえない変わり料理だった。
ちなみに朝食も。満足度が高い!

寝る前と朝一番で、家族風呂2つを体験。
なかなか人気が高く時間によって空きがない。
部屋風呂より、若干広めなので、本当にご家族やカップルで入るのに丁度良いのでしょう。

とにかく、文字通り温泉三昧だった!泉質は比較的サラッとしているが温まる。匂いが、軽く温泉の香りがする(硫黄臭ではない)。
全般に満足度が高かった。口コミ評価の高得点が頷ける。
接客もつかず、離れず…だけど随所に気遣いあり。従業員の皆さんも温かい。居心地のよい宿である。予想外の雪にやられたが、温泉と宿には癒やされ、大満足となった。
もう一度訪れたいと思えた宿でした!

フロントのある母屋
フロント横に囲炉裏の間