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【沼歴25年】バレーボールの見どころと楽しみ方

2024年はオリンピックイヤー。
オリンピックの切符をかけて、各地で各競技熾烈な戦いが繰り広げられています。

37歳、3人の子の母である私もかつて(勝手に)オリンピックを目指した人間の一人でもあります。
(勝手にです。私が一人で勝手に目指していました。)

なんの種目でかって?
そりゃ、バレーボールです。

現在(2024年6月14日)、男子も女子もネーションリーグが開催されています。

現在は競技から10年以上も離れていて、既にバレーボール見る専の私もわざわざユーネクストに課金をして男子女子共に試合を観戦しています。

特にここ最近の男子の強さっぷりは特筆せずともご存知の方が多いと思います。
昔はバレーボールと言えば女子!男子は弱いっていうのがイメージだったのに、それをものの見事にぶっ壊してくれたのが現バレーボール全日本男子チーム。

今に至るまでには、先人が蓄積してきた努力・今の代表たちの努力・あらゆる化学反応が混ざり合って今があるのではないかなと言うのが個人の感想です。

バレーボールは床に落としちゃいけないスポーツだから初心者でも分かりやすいルールですよね。

でもね、それだけじゃないんです。

見る角度を変えてみると深くて深くて、沼ってしまうのがバレーボールです。

じゃあどこを見ればいいのさ?って思ってくれたあなたへ。

沼歴25年の私がおすすめする、バレーの見方についてご紹介します。

バレー沼歴25年主婦の見るバレーボール

ボールの行方を追う

一番メジャーな見方は、ボールの行方を追うことですよね。

  • サーバーが相手コートに向かってサーブを打つ

  • レシーブ・トス・アタックと相手コートにボールを返す

  • 得点が決まるまでレシーブ~アタックまでの流れを繰り返す

最近のバレーは男子も女子もラリーが割と長く続くので、見ごたえたっぷり!

床についたんじゃないかってギリギリのボールも手のひらを滑り込ませてあげたり、体を捻ってありえないコースにスパイクを打ち込んだり。

あらゆる駆け引きをして一点をとりに行くのがバレーボールです。

なんでいま得点したの?と一つ一つ噛み砕いていくのも楽しみの一つです。

解説の人の話に耳を傾ける

今の解説の人って結構、細かに選手のプレーについて解説をしてくれます。
(福澤君、清水ゴリ、ヤマコフさん、竹下さんあたり)

  • 今のプレーのどこがすごかったのか

  • どうして今点が取られてしまったのか

  • なんで点数がなかなか決まらなくなってしまったのか

  • 逆になんでこんなにボロ勝ちしているのか

バレーボールって流れのあるスポーツなんです。
ランキングが上の相手と戦っていても、我慢しているとこちらに流れが来ることがある。
その流れがあるときは、いいプレーが出てきます。
逆に相手に流れが言ってしまっている場合は、いつも出来ているプレーが通らなかったり。

スパイクを打つ人も、ただたんに上がって来たトスに対して適当に打ち込んでいるわけではないんですよ。

相手のブロックとトスと自分の体勢とで総合して瞬間的に判断して打ったり、リバウンドを取ったりしています。

テレビの画面越しだとよくわからないことも、解説の人がプレーについて語ってくれる場面もあるので、今のってすごい1点だったんだなぁというのもわかります。

選手の情報を入れておく

選手についての情報を知っていると、より親しみが増すのでおすすめです。

男子チームのキックオフ会見

女子チームのキックオフ会見

  • #1西田選手の奥様は女子#3の古賀選手

  • 男子#14石川選手の妹さんは、女子#4の石川真祐真佑選手

  • 男子#8関田選手は#14石川選手の大学の先輩(2個上なので学生時代からコンビを組んでいる)

等々、意外と選手同士の繋がりがあったり、結婚してパパだったりママだったりする選手もいらっしゃいます。

プレーを見るにあたり、選手の事を知れば知るほど沼ります。

過去にこんな苦労をしていたのか。
こんなにも努力をしているのか。
代表チームの時だけでなくてプライベートでも仲がいいのか
とかとか。

知っていて欲しい

バレーボールって、得点を決めた人にばかり注目されたガチですが、その前に1本目のレシーブをした人、2本目にトスを上げた人のつながりがあるからこそ、3回目で得点を取りに行くことができます。

1本目をレシーブできなければ、相手に点数を献上してしまうし、レシーブが上がっても良いトスが上がらなければ、レシーブが上がってもスパイクを打てるまでのトスが上がらなければ得点にはつながりません。

バレーボールの醍醐味は絶対に1人では勝てないと言う事。

1人だけが目立っても絶対に勝てません。もしそう見える時がある場合はそう見えているだけで実際は違います。

きっちりレシーブをする人がいて、打ちやすいトスを頑張ってあげている人がいて、だからこそ得点を決めるためのスパイクが打てる。

1人で勝てないからこそ個々の力が必要なんです。

個々の力が上がれば上がるほどチーム力が上がる。

昔は1人のエースないし、2人ぐらいエースがいて、その2人のエースのためにみんな頑張っているように見えたけれど、今の全日本は違います。

みんなが打てるし、みんなが拾えるし、みんながあげられる。背の低い日本に日本は全員バレーではなければ勝てない。

だから面白いんです。

一つのボールを追いかける姿から気づかされること

選手のみなさん、ここに来るまでみんなラクしてないです。
挫折をしたり、えげつない努力の上でここに選ばれてコートに立っている方たちしかいません。

この試合のために、人生・命を懸けて努力してきた人たちばかり。

全日本と大きな看板を背負って言う、日本のバレーボーラーを代表して戦ってくれています。

だからこそ、私はこの人たちの頑張りをたくさんの人に見て欲しい。
一つのボールを命懸けて追いかける、勝負するその姿は勇気や感動を与えてくれると思います。

愚直に、真摯に、必死にバレーボールと向き合う姿から、なにか感じたり選られたり気づかされることがたくさんあります。

沢山の人にバレーボールの楽しさが伝わったら幸いです。



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