【恋愛婚活ラプソディ】 私はどうして婚活してるのだろう? Vol.1
Aさん 女性38歳・会社員・婚活歴6年
今年、何度目かの婚活イベントに参加した
いつも通り、大きな期待もせず参加
30代後半にもなると
正直、下手に婚活慣れしてしまい新鮮味も何もない
会場に入るなり思ってしまうのは
「今日もどうせ良い出会いなんてないんだろうな・・・」
というネガティブな考え
でも、この予想はいつも当たってしまう
きっと運命の人がいるのなら一眼で分かるはず
きっと誰よりも光って見えるはず
と、まだどこか少女のような夢を見ている私がいる
白馬の王子様がいない事ぐらい分かっているけど・・・
特別な感情を抱くような
直感みたいなものが
きっと心がビビッと反応するはず!
だと信じている
ん・・・こんなんだから
この歳になっても結婚出来ていないんだろうな・・・
と始まる前から、すでにもう帰りたい感情に襲われてしまう
今回は男性10人・女性10人の比較的少人数での開催
季節のデザートと飲み物が出るシンプルなイベント
いつも通り受付を済ませ、席に案内されてプロフィールカードを記入
名札には下の名前のみを記入して左胸に貼り付ける
あ・・・この作業、何回したんだろう
ダメだ、ダメだ!!!
また、ネガティブ沼に沈んでしまいそうになる
とっとと記入を済ませて、あっついコーヒーを貰って
婚活モードに切り替えよう
男女5人づつのテーブルが4つあり、男女交互に座る
イベントがスタートしたら
各テーブルごとに1人30秒づつくらいの自己紹介をする
それを今回は4回しなければならない
でも、もっと人数が多い婚活イベントだと
6回以上も自己紹介をする事もあるから
今日は楽な方かな・・・
私の右隣の男性は同じ年くらい?か少し上くらいかな
左隣は30代前半ばってところ?
って、どうでも良いけど・・・
どうして、どっちの男も話しかけてこないんだろう?
婚活しにきたんだよね?
普通、男から話しかけてこない?
向かいの席の男女はすでに楽しそうに話が弾んでるし・・・
あ〜また私、ハズレ引いたかな〜
いやいや!
まだ始まったばかりだし
他にも男子いるし
あ〜早く始まんないかな〜
この待ち時間がいつも嫌いなんだよね
イベントの司会者が出てきて
今日の流れを説明している
恋愛婚活アドバイザーとかいう人もいて
なんか偉そうなことを言っている
「出会いは一期一会です!
まずは今日この瞬間に出会えた人と感謝し合い
今日の結果が上手く行くか行かないかは置いといて楽しんで下さい
婚活って、いつも今日が本番で
いつも次の出会いのための練習なんです
今日という時間をご自身なりに笑顔で過ごして下さいね^^」
いやいや、、、
結果が出なきゃ意味ないじゃん!!!!?
何、言っちゃってんの?
ま、所詮
アドバイザーとか言っちゃってるけど
リアルに婚活を頑張っている人間の気持ちなんて分からないよね?!
練習って、、、、
こちとらいつも本気だっつーの!!!
ま、そんなことはさて置き
婚活イベントスタート!
右隣の男も、左隣の男も始まれば話せる男じゃん!
ま、好みではないけどね
趣味が釣りって、、、
女心、分かってないっしょ?
カフェ巡りって
逆に女ウケ狙いすぎじゃない?
バイク好きって
お金かかります〜って言ってるようなもんだよね?
ないわ、ないわ、ないわ、、、
4テーブルで自己紹介が終わってみて
今日もやっぱりハズレだったことを痛感し
一気にやる気が無くなった
とはいえ、途中で帰るわけにも行かないしな・・・
今からフリータイムもあるし
今日の参加者の中で、まだマシだった男子と適当に話して
今日は終了〜って感じだな
うわ〜あの女の人
笑顔、振りまいて
必死さ丸出しじゃない?
よくよく見たら、あの女の人も若作りしてます感が出まくりだし
引くわ〜
そこまでして、結婚したいか・・・
あ〜は、なりたくないな
って、自分が婚活してるのをついつい忘れてしまうw
1回目のフリータイムは
男性が話したい女性を誘ってツーショットで時間を過ごす
うわ〜今日はアタリいないし
壁の花にでもなって声かけられないようにしておこうっと
やる気満々男子が次々、女子に声をかけて
どんどんカップルが成立していく
私、含めて数人の女子があまり組み
「選ばれないとか、やっぱり恥ずかしいですね・・・」
え?そう?
別に今日は良い人、いなさそうだし
特に気にならないかな
と、人から見たら強がりに見えるかもしれない言葉で自分を守る
それ自体は本心だから気にはしない
早くこの時間が終われば良いと願わずにはいられない
ようやく1回目のフリータイムが終わり
2回目が始まる
また司会者とアドバイザーが話し出す
「さて、1回目のフリータイムが終わりました!
次のフリータイムが最後のフリータイムです
次は是非、女性から男性に声をかけてあげて下さい!」
え〜めんどくさい〜
女からとか無いでしょ〜
「残念ながら、女性が待つ時代は終わりました!
幸せは自分の手で掴みにいくものです
是非、女性からも積極的に男性に声をかけて下さい!
またお話ししたいな、共通の話が出来そうだな〜という方に
声をかけて次への可能性を広げて下さいね
では、スタートです!!」
・・・・
って、ほら誰も行かないじゃん?
????
え?行くの?
そんなイイ男いた?
必死だ・・・
ヤダヤダ
私は無理無理
俯きながら、時間が過ぎるのを待っていたら
何となく、またカップルが出来てる・・・
さっきより、居残り女子が少ない
ま、良いけどね
あ・・・早く帰りたい
・・・。
何だかんだと
およそ2時間半の婚活イベントは間も無く終了を迎える
あ、やっと終わる
でも最後の大仕事が残っている
マッチングカードの記入
「マッチングカードを書かないということは
今日、参加しなかったのと同じことです!
ですので、出来れば第3候補まで記入するようにして下さい
良い人が誰もいなかったと誰も選ぶことが出来ない人は
ご自身も誰かから選ばれることもありません
是非、人から選ばれる自分であるためには
選べる自分でいることが大切なんだという事を知った上で
ご記入をお願い致します」
偉そうに・・・
また、話したいと思える人が
1人も居なかったんだから仕方がない
私は・・・
今回の婚活イベントでも誰も選ばず
マッチングカードを白紙で提出した
私、何やってるんだろう
マッチングの結果発表
今日は6組のカップルが成立した
私は、誰とも顔を合わす事なく
そそくさと会場を後にし、帰路に向かいながら
アドバイザーが最後に言っていた言葉を思い出していた
「あなたはあなたと結婚したいですか?」
私は・・・
今の私と・・・結婚したくないな
素直にそう思った
THE END
最後までお読み頂き、ありがとうございました
こちらのお話はフィクションです
現在、婚活に励み
素敵な出会いを求め、最高の結婚を目指している多くの方の参考に
少しでもなれば嬉しいなと思い
なんちゃって小説みたいに書いてみました
素人作品の為、色々と読みづらいところもあるかと思いますが
シリーズ的に続けていきたいなと考えておりますので
ご興味ある方は是非、お付き合い頂けましたら幸いです
さて、今回のAさんですが
よく見かける”こじらせ婚活女子”の1人ですね
本音と行動が完全に一致していない
結婚したいから
婚活しているはずなのに
素敵な人に出会いたいから
婚活しているはずなのに
幸せになりたいから
婚活しているはずのに
「どうせ」と最初から自分を卑下してしまったり
自分から声をかけれない事を
正当化するために「普通」という言葉に逃げたり
相手をよく知りもしないうちから
値踏みしていたり
頑張っている人を
婚活に必死だと小馬鹿にしてしまったり
アドバイザーからの話を
素直に聞けなかったり
きっと、Aさんの婚活が上手く行かないのは
周りの何かが原因ではなく
ご自身の内側に問題があったりしますね
どうして、私は婚活しているのか?
まず、自分自身の本音や最高のゴールを明確にし
進む必要があります
その上で
今までのやり方でうまく行かないのなら
何かを変えるしかない
やり方?在り方?捉え方?伝え方?
時には、様々なことと向き合う必要がありそうですね
下手に婚活慣れしていることに気づいているのなら
やはり自分自身が変わるほかありません
婚活とは人と人との出会い
当然ですが、
まずは自分自身が良い人であることが最低限に必要なことです
イベントに一歩踏み出した自分を認めてあげる
イベントに参加出来たことに感謝する
その時間を精一杯、楽しむ工夫をする
出会ってくれた人に感謝する
笑顔で過ごす
誠実に婚活する
これらが婚活を1日でも早く卒業するための最低条件だと私は思います
あなたはあなたと結婚したいですか?
あなたが自分自身を認められるようになった時
そのあなたに相応しい人が必ず、現れます
まずは自分自身を磨くこと
それを忘れずに恋愛婚活を楽しんで頂きたいと思います^^
ありがとう
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