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【看護教員業務解剖学】概論

 ふと思いついたので、とりあえず書き出してみました。看護教員業務解剖学です。もちろん、こんな言葉は存在しないんですが、自分の仕事を整理してみようと思いまして書き出しました。看護教育に興味がある方や大学教員になりたい方の参考になれば幸いです。

・看護師養成機関の種類
 日本の場合って看護師になるルートが複数あって珍しいんですよね。
①看護高等学校
 高校から看護師になることを目指していくルートです。高校入学から5年間で看護師になれます。20歳で看護師免許をゲットできる最年少ルートです。ただ、普通にこういった学校を3年生まで通って、看護系大学に入学する学生さんもいるみたいです。
②看護専門学校
 専門学校ですね。多くの場合は病院が経営(?)しているみたいで、学費がお値打ちです。3年間で免許を取得出来ます。
③看護短期大学
 数としては多くはないのですが、短期大学もあります。こちらも確か3年間で卒業できます。
④看護系大学
 看護学部だったり医学部の中だったりといろいろありますが、普通の4年生大学ですね。看護師が不足した経緯もあり、乱立されています。なので、医療系の学部がなかった大学も急に看護学部を設立したりしていわゆるぽっとでの大学も多々あります。ぽっとでの大学だと、実習病院がなかなか見つからず遠くの病院まで病院に行かなければならなかったりします。因みにぼくは、ぽっとでの大学で働いています。病院遠くて時々つらいです。
 おそらくこれからは、というか今もそうかもしれませんが、大学が主流になっていくでしょう。ただ乱立した結果、教員の質のばらつき具合はひどいもんだと思います。因みにぼくは質の低い方の教員です。そのうち、高い方になりたいです。

・看護教員の職位
 上記の数だけ看護教員の種類があるわけですが、ぼくは大学でしか勤務経験がないので、大学教員について書いていきます。
①教授
 1番えらい人です。学位、業績、時の運などがないとなれない立場です。夢水清志郎さんなどが教授でしたが、いろいろと疑問ですね。
②准教授
 教授に次ぐポジションです。湯川学さんが助教授(今で言う准教授)だったと思います。
③講師
 准教授と助教の間です。業績を積むと准教授になれます。
④助教
 下っ端ポジションです。大学によって業務内容がブレブレな印象があります。喜嶋先生がおそらく助手?今で言う助教だったんじゃないかと思います。
⑤助手
 助教以上になるためには修士号が必要になりますので、学士しか持っていない教員希望の方がついたりするポジションです。大学によっては存在しません。
⑥実習指導員
 こちらは主に実習を担当する立場の人です。このポジションも大学によっては存在しません。助手になるには年齢制限を過ぎていたりする方がついたりするイメージですが、大学に寄りけりなので実際のところは不明です。
 大学で勤務している教員は上記の6ポジションに分かれています。ポジション毎の業務は大学によってまちまちです。特に助教なんかは、国立大学では講義もしませんし、卒論ももちませんなんてこともあります。とにかく研究業績を積みなさい、あと実習行きなさい、雑用やりなさい的なイメージです。私立大学ですと、講義やりなさい、卒論持ちなさい、実習は行くだけではなく責任者もやりなさい的なこともあります。まあ、大学に限らずですが上のやりやすいように職務内容はファジーな感じにされているのが実情なんだと思います

 とりあえずこのnoteはこれくらいにしておきます。今後、少しずつ看護教員の知られざる実態を明らかにして行ければと思います。


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