移植する胚盤胞がミッキーのようだった原因
【ご質問原文】
アシステッドハッチングをした孵化胚盤胞を移植してきました。
移植後にもらった写真をみると、胚盤胞が丸ではなく、中央の丸から2つ丸が生えてるような形でした(隠れミッキーのような)。
これは融解後回復しないなどあまりよくない状態だったのでしょうか?
【回答】
ご質問ありがとうございます。
これは、孵化するための穴が2箇所空いてしまっていて、どちらの穴からも胚が出ようとしてしまっている状態になったのだと思います。
そのため、融解後の回復不良ではなく、胚自体は良好に回復して孵化中胚培養になったと判断して良いです。
このミッキーのような孵化が起こってしまう原因は2つあり、1つはアシステッドハッチングした場所とは別に、胚が自力で透明帯に穴を開けた部分(自然孵化した)があった場合。
もう1つは、アシステッドハッチングする時に誤って2箇所穴を開けてしまった場合です。
胚の質自体は問題ないと思いますが、一卵性双胎になりやすいなどのリスクもあるので、本来はしっかりと1箇所の穴にして移植する事が望ましいと思います。
以上です。
ご参考になれば嬉しいです。
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