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移植日のP4、内膜炎、受精障害など

【ご質問原文】

こんにちは。

私は28歳、PCOSを持っています。
去年採卵をして、1月と2月に移植をしましたが着床はしたものの化学流産という判定になりました。

現在は内膜炎の治療をしながら、治り次第移植に入ります。

このような状況で、いくつか疑問があるので教えてください。

①2回の移植時、直前の血液検査で黄体ホルモン値が10を切っていました。これは化学流産に関係がありますか? また、ホルモン値を上げる方法はないでしょうか?

②1回目の採卵前に、慢性子宮内膜炎の検査をしたところ陽性でした。 薬は飲みましたが、その後は子宮鏡検査だけで再検査は行わず、採卵→移植へと進みました。

化学流産が2回連続で起こったのは、まだ内膜炎が治っていなかったという可能性はありますか?

(3月に3回目の移植をする予定でしたが、ポリープが見つかり、術後に内膜炎の検査をしたところ前回の検査より数値が格段に高く、別の抗生物質を飲んで再検査をすることになっています。)

やはり内膜炎は完治させないと、着床や妊娠継続は無理なのでしょうか?
主治医はするのはリスクがあるからと言っていましたが掻爬治療が頭をよぎってしまいます。

③採卵時のことなのですが、採れた卵のうち半分を顕微、半分をふりかけにしました。
顕微の方は1つを除いて全て受精したのですが、ふりかけの方は1つしか受精しませんでした。
これは受精障害ということでしょうか? ネットで調べると、精子が自力で卵の中に入れないことが原因とあり、力が弱いからなのか? と思いましたが精液の状態で問題のある数値は見られません。
運動率などが悪くなくても力がなく、卵に入れないことはあるのですか?

私はPCOSなので、自分の卵の質が悪い、または膜が厚い/硬いからなのかなぁと申し訳なく思ってしまいました。

長文で申し訳ありません。
自分でもたくさん調べたのですが、不安が残っていますので答えていただけたら嬉しいです。

【回答】

ご質問ありがとうございます。

① 移植日のP4の数値について

移植日のP4の数値が約9.0〜10.0ng/mL未満であると、継続妊娠率が低下し、化学流産や流産が増加する事が報告されています。
しかし、P4が低いからといって全ての症例が出産まで発育しないわけではなく、目安として考えるべきかと思います。
ホルモン値を上げる方法は、黄体補充の薬剤の種類を変えたりして対応すると思いますが、これは医師の判断によると思います。

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