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博多湾のあいたか橋に魔法がかかる時間
夏の夕暮れ、人工の博多湾で空の色がドラマチックに変わる。その幻想的な光景とは―
福岡市の中心部から東へ車で30分ほど。あいたか橋は、人工島の上に造られた緑豊かなまち・アイランドシティ地区と、その対岸の香住ケ丘地区に架けられた全長430メートルの海上遊歩道だ。
夏の夕暮れ時、橋の上からアイランドシティ側を望むと、幻想的な光景に出合うことがある。赤、オレンジ、黄色、薄紫…。時間の経過と共に、空の色が幾重もの層をなす。そのグラデーションが実に美しい。さらに空の色と高層マンション群の黒い影、そして部屋から漏れる無数の明かりの色が海面に映り、空と海と街並みが一体となった光景はとても幻想的だ。このような光景を見られる時間を撮影用語で「マジックアワー」という。
ちなみにマジックアワーは、日の入り前後の40分ほど。雲一つない快晴の時よりも、多少雲があった方が空の色に変化が生まれ、より幻想的な光景が期待できるそうだ。橋の上のベンチに座って、空に魔法がかかる時間を楽しんではどうだろうか。
(宣伝会議 編集・ライター講座45期 課題提出作品)
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