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ああ嫌だなと思う自分を感じる

仕事帰りに同僚が追いかけてきて、「さっきの前田さんのアドバイス、すごくわかりやすくて納得しました!」と言われた。

その時私は、ああ嫌だなって思っている自分に気づいたんだった。

私って、なんだかえらそうなことを語るようになってしまったんだなって…

その同僚は経験が浅いので、出会ったクライエントのことでいちいち慌てる。特に、手に余りそうなクライエントのことはあちこちに聞いて廻る。聞いて廻るのは、誰か他の人にバトンタッチしたいんだろう。

「でもね、自分が受けた人は、まずは自分が受けとめるんだよ。関係性を作った上でのリファーなんだよ。そうでなければ、それはたらい回しって言うんだよ。」

「そうやって、私はできない~💦って顔に表していたらクライエントはどう感じるだろうね?なんだよ来て損したなと思われてしまわないかな?経験ないタイプだったら、私には初めてのタイプですが、それでもあなたと向き合います。って顔で接するんだよ。いろいろな相談機関を渡り歩いているクライエントは、誰かに自分を捕まえて欲しい!と思って渡り歩いている場合が有るから、いちいちあたふたしないで、まずは受けとめるんだよ。」

いちいち慌てているので、少し強めに言ったんだった。
職場で私に求められている役割が、ここ数年、こっちにシフトしているのは自覚しているものの、なかなか馴染めていない。
ので、その感情はなんだかいつも澱のように私の中をゆらゆらしている。それが多めにゆらゆらする…そんな時は、以前ある人に言われた言葉で自分の足元を意識する。

「それは目的にまっすぐかい?」

その言葉を思い出すと、ああ、ぶれていたんだなと自覚できる。

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