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ごんぼほりな彼

昨日、窓口で出会った大学3年男子。

就活の入り口段階で戸惑っていました。「自己分析したのに自己PRにつながるものが何も出てこない!」ちょっと息巻いています。何か聞いても「それが就活に何の役に立つかわからない!」と口をとがらせています…ごんぼほり(駄々っ子=北海道弁)なんだな~めんこい(笑)


怒らせてしまうかな~と思いながらも話を聞いていくと、大学生活に手ごたえを感じられていないってことなので、そこを聞かれると弱いみたい。
どうも周囲と比較して優位に立つことが彼の満足度の高い状態らしく、高校まではそれでがんばってきたようです。

国立大に合格し、自宅から毎日片道2時間かけて通い、単位を落とさずに勉強していることがそれだけで価値があると私は思うけれど、大学の学びって順位がつくものではないから、あいつより俺は優っているという実感を味わえていない。一般的な就活ノウハウでは、これまで頑張ってきたことをいかに美しく伝えるかに主眼を置いているように書かれているからね…テニス部のキャプテンが山盛り出現したりするわけで…

んふふ~めんこいなぁ…さて、どうするか…
周囲との比較に価値を置くらしい彼なので、周囲の様子をぶつけてみることにしました。「私が担当している大学3年生や修士1年の方たちがどうしているかというとね。大体週1で来て、その間にした活動、説明会に行ってきてこう感じたとか、こうやったとかお話ししてくれるんだよね。そうやって考えや感情を口から言葉にして出すことによって、自分が整理できるようだよ。」
他の人がこうしている。それなら、乗り遅れないようにしなくちゃ!と思ったかどうだか…ノッてきました。
じゃ、次回からじっくりと話を聞きましょう~

最後に「あなたのそのちょっとこんがらがっちゃっているところを、私はもうちょっとほどきたいと思っています。」と伝えました。

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