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しがみつかない生き方

自分がどう在りたいのか・・・なんてことをよく考えます。
キャリコンとして対人支援を始める以前から、随分とたくさんの場で人と接して来ました。
それはきっと、私のアイデンティティの重要な部分を担っていると思います。

「私」を形成してきたのはPTA活動です

3人の子育ての中で、趣味はPTA活動でした。
私の母は公務員でフルタイム勤務だったので、ほとんどPTAには関わっていませんでしたが、そんな様子を見て育った私は専業主婦を選びました。
PTA活動や図書ボラなど、子どもたちのことをたっぷり楽しんできました。
その中でなりたい姿の目標になるようなママ友に出会ったり、対外的な手続きや対応の方法を身に付けたりしてきました。

結局いつも中心や先頭に立っています

生来、「判断」や「決断」をする力に長けているようで、気づけばいつも集まりの中心になっています。ただ、それが自分にとって一番気持ちの良い状態ってことではなく、ある程度動かしたら、そこから抜けて次の場を求めるという人間のようです。

ある時、こんなことがありました

田舎町に住んでいるので、PTAの役員は同じメンバーであることが多かったです。特に、PTA会長とは子どもたちの幼稚園から中学校卒業までの腐れ縁。奴の下で、広報委員長や学年部長などをやってきました。
ある日の会議後の飲み会で、酔っ払った会長が私に言い放ちました。「前田さんってさぁ、人を育てるってしないよね。それじゃあダメじゃないの?」

はぁ?何言ってんだ?

ちなみに、全くそう見えないでしょうが、私は下戸でして、この時もノンアルでした。「おい、ふざけんなよ。会議では、方向性を示すような建設的な発言を一言もしないあんたが何言ってんだ。酒飲んだら気が大きくなって偉そうなこと言うって恥ずかしいんじゃないのか?私が人を育ててないって、どの場面を見て言ってんの?大方、あなたの奥様の噂話を鵜呑みにしてるんじゃないのか?根拠のない話をするんなら、毎回会議後にやってる飲み会やめろ。主婦はみんな無理して参加してるんだ。」とブチギレました。そしてこの後の飲み会はほとんど不参加でした。

腹を立てたものの・・・

この事件は、私が自分の「在り方」を考える良い機会になりました。
そしてその頃ちょうどキャリコンとして働くようになっていたので、「自分の相談スタイルって?」と探し始めたところでした。

自分の在り方

対個人には、跳び箱の踏切板でありたい。
私はそこにいるだけ、助走のスタートも、踏み切る強さもタイミングも本人が測って走り出す・・・そうありたいなぁと思いました。
そして、グループに対しては、ティースプーンになりたいと思っています。

その場を混ぜたら、用無しになりたいのです。

これまで、私が中心にいた所では、私が抜けたことで、残った人たちなりに動き出したということがたくさんあります。
かえって、私がいない方が、残ったメンバーひとりひとりに自覚が生まれる気がしています。

私がいなくてはダメなんだとは思っていません。てか、思いたくない。
自分の功績(だと思いたいこと)にこだわりたくない。
しがみつかないって感じかなー

そんな生き方をしていきたいです。
もしかしたらさすらいのキャリコンになっちゃうかも知れないなあ😏


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