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【大学受験】志望理由書を書こう! 作成編おまけ②ー課題エッセイはどう書く?

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回は、作成編のおまけとして、志望理由書・自己推薦書の他に課される課題エッセイとは何かについてまとめました。

 今回はもう一歩進んで、課題エッセイをどのように書いていけばよいのかについて簡単にまとめていきます。


■課題エッセイの構成

 前回も述べましたが、課題エッセイとは何らかのお題(テーマ)が出され、それについて自分の考えや経験を述べていくというものですので、基本的には小論文と同じような構成がわかりやすいです。

 分量はだいたい800字から1200字、多くても2000字程度が課されることが多いですので、やはり基本形として「序論→本論→結論」の3部構成が一番書きやすい(そして読み手も読みやすい)ものとなると言えます。

 序論…主張です。ここでまず設問で聞かれていること、問われていることにズバリ答えます。ここではテーマに関する現在の状況をしっかり把握し、どのような問題があるのかを明確化しておくことが重要です。

 本論…根拠、具体例を挙げます。序論で述べた考えについて、なぜそのように考えたのかを十分な根拠を示しながら説明します。その際、具体例や客観的データ、自分の体験などを盛り込むと説得力が増します。

 結論…まとめです。序論→本論を経てのまとめになります。基本的には序論で述べた主張の繰り返しになるのですが、まったく同じ文言を繰り返してはいけません。表現を工夫したり、新たな視点から考察したりして、豊かな表現力を示しましょう。今後の展望や残る課題などについて示唆してもいいですね。

■具体例:東京農業大学(学校推薦型選抜)

 東京農業大学の学校推薦型選抜において、提出書類は3種類あります。調査書と自己推薦書、そして「事前課題」です。この事前課題が課題エッセイにあたります。

 リンク先で確認していただきたいのですが、それぞれの学部・学科のアドミッション・ポリシーに沿った課題が課されています。

 例えば、2023年度農学部農学科の一般学校推薦型の事前課題はこんな感じでした。

 「最近の農業や食料に関する問題を挙げ、それを解決するために農学部農学科のどの研究室で何を学び、将来どのような貢献をしたいか、あなたの考えを1200字以内で述べなさい。」

 上記の事前課題をどのように書いていったらいいでしょうか?

 次回はこの課題について、簡単にアドバイスをしていきたいと思います☆


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