見出し画像

妊娠29週4日 漠然としたキャリアの不安

29週目


29週目です。お腹もますます大きくなり、体重の増加もますます激しくなってきています。
29週に入ると、週数管理のアプリで「いつ生まれても大丈夫なように、入院グッズを準備しておきましょう」と表示されます。まだ2か月あると考えていましたが、生まれてくる可能性もあるんだと改めて実感し、急いで入院用の産褥ショーツなど、準備しました。

キャリアについて振り返る


妊娠経過は至って順調だと思うのですが、もうすぐ産休に入るということから、キャリアについて考える時間が長くなっています。
今は赤ちゃんを元気に生むことが一番なので、とにかく出産に集中することが大事ですが、1年後社会復帰するときに、どう働きたいだろう、このままでいいのかなと、結論が出ない考えが、頭を巡ります。長い休暇に入ることで、キャリアを見直す転職のタイミングのような感じになっているかもしれません。

まず、私は新卒からフルタイム総合職で働いていて、仕事は好きでスキルアップもしたいし、20代は土日仕事をすることも苦だと思ったことはありませんでした。
ただ、働くことだけでいいのかというとそうではなく、家庭を築きたい、という気持ちは最初からありました。

結婚して妊活を経て、子どもができないことを目の当たりにし、人生トータルで何を譲れないかを考え、キャリアとプライベートを見直しました。
子どもはどうしても欲しいと改めて実感し、同時に働き方を変える必要があると考え転職し、しばらくしてから不妊治療を開始しました。仕事よりも優先すべきことがあると考えました。
不妊治療は、体外受精のスケジュールに耐えられる会社でないと両立ができませんでした。
年齢のこともあり、とにかく不妊治療優先で考えていたので、仕事内容や充実感などよりも、働きやすさ、柔軟さがとにかく大事で、今の会社は不妊治療をするにあたって何の障害も無いとても働きやすい場所でした。

そして無事に、赤ちゃんを授かることができました。
仕事よりも妊活を優先したこれまでの選択に後悔はありません。

キャリアに対する漠然とした不安


最近漠然とした不安を抱えているのは、今後育休明けに社会復帰した際もこのような形で働いていくのか、それとも再度仕事の内容や充実感を見直し、キャリアを追った方が良いのかというところです。
両立できる方ももちろんいると思いますが、キャリアを求めるとその分仕事にかける時間も増えるので、家族のためや子育ての時間が減ってしまわないかとか、一方で家庭優先で、仕事はお金を稼ぐために働きやすい場所とわりきれるのか、といったことです。

どちらかを失う、ということはないけれど、人生振り返った時に、良いバランスだったと思いたいので、そう思えるバランスはどこだろうと考えています。
30代でいま、会社の所属が無くなった場合、「あなたは何ができるか」と聞かれると、なんて答えられるだろう。日々の会社の業務はできるけれど、その業務はその会社の業務の一部でしかなくて、自分が今できることで、何か人の役に立つようなものがあるだろうか。

育休中に見つめ直したいこと


そもそも自分が追い求めるキャリア、というのも正直漠然としています。
もちろん自分の専門領域はあるけれど、その中で会社の歯車の一部として作業をこなすのではなく、スキルアップをしたい、そのスキルで何か役に立ちたいという程度で、具体的に何をするかは20代のころからずっと、結論は出ていません。振返ってみると今のところのキャリアに後悔はない、という程度です。これでいいのかな…といつも自分の選択に少し不安が残っているので、周りで、「自分はこの道、この仕事が天職で働き方にとても満足している」という人を見ると本当に羨ましく、また尊敬します。

どうしても譲れなかった赤ちゃんに集中しつつ、40歳になった時に振り返るキャリアに後悔が残らないような、キャリア形成をしたいです。そのためにどう働きたいか、生まれた赤ちゃんと相談しつつ(赤ちゃんをみれば、とにかく一緒にいる時間を長く持てる働き方がしたいと思うかもしれない)、育休中に少し結論に近づきたいと思います。

とりとめのない文章になってしまいましたが、産休に入るまであと3週間、仕事をしつつ元気な赤ちゃんが産めるように過ごします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?