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制限という自由


制限・自由

この言葉たちを聞くと、一見自由の方が幸せのように
そして、2つは相反することのように感じる


でも、ある出来事がその考えを変えてくれた


病気の時、私は嚥下障害になっていた
喉の力が弱くなり固い物や固形の物を殆ど食べることができなかった

その時、食べていたものがお粥
当時は何でも自由に食べることができる人がいいなと感じていたりもしたけれど、
元の生活に戻った今、あの時の環境がすごく役に立っている


それは、
制限された状況だったからこそ”創造“できたということ


毎日の食事(お粥=制限)をどんな風にしたら美味しく味わうことができるのか試した。
勿論失敗もあって、まずい日もあったり…
でも、できることが少なかったあの時の自分にとって試行錯誤(創造=自由)するその時間はとても楽しかった。

今は、基本的になんでも食べることができる
自由で、幸せで、有難いこと
でも、前よりも“食事の時間の重み”みたいなのが薄れた感覚があるのも事実だったり


今は本当に豊かで、楽しいことが沢山ある
飽きれば次、次、次から次へとすることができる
でも、その分深めていくことの楽しさを時折忘れてしまうときがある


≪沢山ある中から選べる自由≫
≪制限された中に作り出す自由≫


どちらも人生において大切で
たくさんの選択肢を試すことで、知らなかった自分に出逢えることもある
そして、見つけたその中に自分らしさを創造していって自分にしかないそれを作るのも楽しかったり


この両方が、今わたしの人生を豊かにしてくれている

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