【明月記】藤原定家の日記《伝来図解》現存は72歳清書版‥80歳最晩年6年分は消滅
現存する藤原定家 自筆の日記「明月記」は全て定家が晩年に清書した72歳当時の字で、日々定家が書いていた日記は清書後に消滅し残っていない。清書作業は定家だけでなく右筆(書写能力に長けたもの)を動員して行っているため、定家以外の筆跡も含まれているものが残る
現存する明月記原本とは…
定家が日記を書いていた期間と現存する日記の期間との関係、定家72歳の出家時に編纂された後、どういった過程を経て伝わっているのか
昭和55年の冷泉家の調査開始時から調査に携わり、冷泉家時雨亭文庫の