見出し画像

iClone・Character Creatorのテクスチャ

Character Creatorの半額セールと引きこもり期間が相まって、いろいろと買ってしまったのでしょうがない。使いこなしていこうと思いまとめていきます。

テクスチャの種類、いっぱいあって忘れてしまうのでまずはそこから整理。

テクスチャに関わるもの

テクスチャは画像ファイルなんですが、詳細にはUVマップに対応した画像ファイルということになります。

UVマップとは、3Dポリゴンで表現された物体の座標を2D座標であらわしたものとなります。XYZという表記が既に利用されていたので、空いているUVという文字を座標系として利用したもののため、UVカットなどの意味を持ったものではないそうです。

キャプチャ

キャプチャ

キャプチャ

キャプチャ


テクスチャと物体が光を浴びた時にどのような描かれ方をするのかというシェーダを合わせたものをマテリアルって呼んでるみたい。

マテリアルが管理する各種シェーダーの適用範囲と特徴をUV座標と色情報であらわそうとしているものがテクスチャって事かな。

Character Creatorでのテクスチャの種類

キャプチャ

ベースカラー (BaseColor):物質の色の表現。拡散、Diffuse mapともいう

不透明度(Opacity):透明~不透明の範囲を表現できる。透過度・アルファ値と同じ概念。不透明度をコントロールして布をカットした表現にしたりできる。

バンプ(Bump):グレースケールであらわされた凸凹マップ(浮き出る高さ)とベクトルを持った虹色であらわされた法線マップが利用できる。詳細な凸凹の表現をローポリに張り付ける場合に使う。シェーディングの陰影によって凸凹を表現する。

アンビエントオクルージョン(AO):オブジェクトの奥まったところや隅っこのほうが暗くなるところの表現につかう。

メタリック(Metallic):鏡面反射の度合い

ラフネス(Roughness):つるつるざらざらの質感の度合い

ディスプレイス(Displacement): 変位。オブジェクトの形状自身を変更できるマップ。グレースケール高さ方向、虹色でベクトルも含めた凸凹を表現出来る。テッセレーション領域でポリゴン数もコントロールできる。

グロ(Glow):オブジェクト自身が発光する範囲を指定する。

ブレンド(Blend):ベースカラーと色を混ぜ合わせるもの。化粧をつけたりとか。

デジタルヒューマン用のテクスチャ

基本的なテクスチャ以外に、より詳細な人の肌を表現するために、Character Creatorではデジタルヒューマン用のシェーダーとして以下の設定をテクスチャに持たせている。

キャプチャ

Base Color Blend Map:人の血管などを表すことができる。

Normal Map Blend:顔に傷の跡を入れたり、より詳細な表現ができる。

Micro Normal:アップにした時の肌の質感をより詳細にできる。

Micro Normal Mask:部位による肌の詳細を分けるためのマスク画像。

Transmission Map:耳などの後ろから光が当たった場合に肌を透けて光る部分を指定する。

SSS Map(Subsurface Scattering):お肌のうるおい具合の反射を表現できるみたい。
 Specular Map:オデコや肌の反射度合いの表現

MN Mask & AO:唇・口の中・鼻の孔・閉じたときの口元それぞれのAOを指定するためのマップ

エリアマスク

残り3つは、スペキュラやラフネスなどを個別で指定するためのエリア指定のマスクマップ

NMUIL Mask:目・鼻・口の範囲指定

Ear Neck Mask:耳・首元のエリア指定

CFULC Mask:オデコ・頬・鼻の下・顎のエリア指定

キャプチャ

Transmission Map:耳などの後ろから光が当たった場合に肌を透けて光る部分を指定する。

SSS Map(Subsurface Scattering):お肌のうるおい具合の反射を表現できるみたい。

Micro Normal:アップにした時の肌の質感をより詳細にできる。

Micro Normal Mask:部位による肌の詳細を分けるためのマスク画像。

RGBA Area Mask:肌の特定の部位を指定するためのマスク。ここで指定された部分の肌の質感などを調整できるようになる。

その他

その他にも、歯と歯茎・舌・目 と各種マテリアルとシェーダーの設定があって、ほんとついていけないくらいの細かさ。これらを使って人を表現してるんだねぇ。

詳細はヘルプに書いてあるよ。

ヘッドショットでのテクスチャ

キャプチャ

勢いでHeadshotというオプションも購入したのですが、それのテクスチャもついで掲載しておこう。

ベースになる色や質感に重ねる形で、写真から生成した色のテクスチャを乗っけることで顔のテクスチャを生成しているよ。これもなかなか面白いんだけどいろいろ試せたら記事にしてみようと思ってます。

まとめ

いろんな個所を指定したマップと光の表現方法を駆使して以下のようなリアルな人を表現してるんだね、、、、

キャプチャ

しかし、普段の生活でもここまで人の事を観察しないよって感じですよね。。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?