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家にあるものを捨てたり変更したりするときの自分用覚書

主に自分用として振り返る覚書なので、有益な何かの提供や共感を作り出す下地提供を優先した記事ではありません。単なるメモです。また、私はめちゃくちゃ片付け下手くそですので、この覚書自体、何かの再発明的な内容の可能性があります。

自分用のメモやGoogleドキュメント保存だと、かえって管理が煩雑になりつらくなってきたので、とりあえずnote見返せば、今後「家に物多すぎてイラつくとき」に見返せるだろう、という魂胆です。
※サムネイル写真:Photo by Donald Giannatti on Unsplash

1. 家の物を捨てる前に現状整理する

なんで自分は片付けたいのか、ゴミを捨てたいのか、そもそもそう感じたときに振り返るためのリストです。

・そもそも、「今、家がぐちゃぐちゃなので捨てたい、あれが要らない」と感じる要因は何かを最初に見直す(人生全般の各種タスク期日や、それに関連するストレス要因、経年による似合うかどうかの見直しも含め)。

・捨てること自体が発想として出てこないとき:忙しくて家のこと考える余裕がなかった、ふと振り返ったら家が汚いことに気づいた、という場合「当時はその生活に満足していたから(今はわからなくなっている?)」「仕事に忙しい自分の状態が面白かったから」「休暇中に外出や趣味に没頭している状態が楽しかったから」「なんかもう生活というか人生について考える余裕なかったから」など、なんらかの精神的なステータス異常にかかっていた可能性を疑う。ポジティブもネガティブも精神面へのバフ、デバフであり、ニュートラルではない可能性がある。または酒か何かで、一旦振り返り整頓したいという欲求を誤魔化している可能性を考える。

・それを踏まえて、「今、家にある物の何がストレスか」を検討する。ストレスになっていない場合、それが自身にとっての最適解だと思うので、カビや虫が湧かなければ、また火災、漏水リスクといった「ご近所さんや発見者に危害を加える要素」がなければ、おおむねOKだと思う。

・物をもらう、通販やお店で買うといった、家に何かを取り入れることだけでなく、捨てる、キレイにすることも作業だと認識する。であれば、作業のゴールを設定し、1挙動1タスクとした方が迷わなくて済む。と思う。

2. 家の物を捨てるときの自分用基準値を設定する

物を手に入れるときに自分基準を意識しているのに、捨てるときはそうでもないな、だったら同じようにやっていけば、捨てるときも満足度が上がるんじゃないか?という覚書リストです。

・自分にとっての目指したい「現状を認識した上でのキレイな部屋」と、これはイヤだという「今の間取りや導線で考えると手狭な部屋」のイメージを漠然とでも良いから描く。このフェーズでPinterestやInstagramのお部屋イメージ、お片づけライフハック記事、noteやブログで人気のテーブルコーディネートを見てしまうと、「この人は自分よりうまくやっている」という情報の圧でしぬので、あくまでも自分にとっての心地よさを描く。

・捨てたらヤバイものから逆算して残す。ここでいう「捨てたらヤバイ」とは、自身の感情や思想を問わず、現状の社会生活で必須の順序とする。

・捨てたらヤバイもの順の作り方として、個人的には「生活に直結するもの(例:家の鍵、財布、スマホ、各種カード、薬、自分にとってトリガーとなるお守りやこだわりのもの、大事にしている家族など)>役所系・社会手続きで必要なもの(例:各種役所関連の書類、ハンコ)>今の仕事に使うもの(例:仕事用道具やデータ)>これがないとしんでしまうもの、命の次に好きな趣味のもの(例:音楽データ、好きなゲーム、本、関連グッズ)>前は使ってた・好きだったがやってないもの(例:昔読んでたジャンルの本、昔買った服やアクセ)>使ってないし困ってないが、捨てると誰かからネガティブに思われそうなもの(例:結婚式の引き出物の絵皿)」の順とし、「前は使ってた・好きだったがやってないもの」より後のカテゴリへフォーカスして、捨てる作業に取り組む。

・いわゆる「取り返しがつかない物」は、酒を飲んででも気が狂った状態であっても勢いで捨てないようにしたい。そのラインを踏み外している場合、しかるべき機関へ相談していくようなサバイブを意識していきたい。

3. 今何を捨て、これから何を買いたいかリストアップする

捨てるものもリストアップすると捗った、という経験から買いている覚書です。

・前述の「前は使ってたが今は使ってない・好きだったがやってないもの」の中で、今の価値観で要る・要らないの基準を設定する。たとえば、高校生の頃から持っていて、いい加減捨てないとと思いつつ異常に物持ちが良い状態の服やアクセサリーは、物持ちが良いから家に置いているのか、それとも今も当時と変わらず好きだから置いているのか、ちょっと考える。

・所謂「1年ルール(1年間それを使わなければ二度と使わない、なので捨てる)」は、自分のケースに当てはめると怪しい運用になりがちなので、やめる。たとえば、数年前買って読んでそれっきりの本が、ふといきなり参照したくなることがあるので、「使ってない期間」ベースよりは「そもそも、当時の価値観で物使ってるか?」ベースで考えた方が良い気がしている。

・捨てたいとき(≒現在の部屋のあり方にイラついているとき)はだいたい、「新しい物や刺激を買いたい(取り入れたい)とき」を併発している可能性が高いので、買う前に同じ容積分の何かを捨てられるか、またはそれを収めるスペース内を同じ容積に収められるか検討する。

・ただし、上記のルールは家具や日用品、生活雑貨といった「買ったら既存分は捨てて入れ替えれば、なんとかなる物」ならイケそうなんだけど、自分の場合CDや本、グッズなど「そのカテゴリ容積が増えるほど満足度が上がる」ケースにおいては、生活全般を俯瞰していずれかのスペースを削る覚悟が必要。人間、頭はシングルタスク止まりでマルチタスクができるのは幻想だし、身体は一つしかないんだと思う。よって、そこから出てくる生活導線というかルーティンも相当限られると考えている。

・買いたいものは結構な確率で、実物を見ると「思ってたものと違う」になりがちなので、欲しいものはメモした方が良い。特に、服や食器、家具、家電は身体および部屋に置いたときのサイズ・実際の生活動線やサイクル・物の質感を把握するまでは、手を出さないほうが良いこともある気がしている。

・とは言え、買いたいものを精査すること自体がストレスなこともあるので、「今日は予算○円で何かを衝動買いするぞ!」ぐらいのガバガバなラインを設定するほうが個人的には良いときもある。

・こうなると、場当たり的に「同じ容積分捨てないと」となる可能性があるため、「前は使ってたが今は使ってない・好きだったがやってないもの」「使ってないし困ってないが、捨てると誰かからネガティブに思われそうなもの」を、「捨てても大丈夫そうなもの」カテゴリへ移行し、この中から捨てたいものをリストアップし、「捨てるべきもの」カテゴリに固定してから作業したほうが良いな、という感覚がある。

・実例でいうと、こんな感じで捨てるべきものリストを書いて作業した。また、目について要らないと感じたものもメモして、ログとした。
「服を3つ以上捨てる:着てない冬服、昔のカットソーで10年以上前:服1、まくらの中詰素材3、不要なブランケット1。
プラスチックのものか、おもちゃ、バッグまたはアクセ関連を10個捨てる:10年以上前、今〜5年先の自分に合わないもの。」

4. 物捨てるにあたって意識したほうが良さそうと感じたこと

捨てること自体が目的となると、それはなんか違うよなーという感覚からなる覚書です。

・「いらない何も捨ててしまおう(by B'z)」のフレーズだと、社会的に捨てるとヤバイものも捨てるリスクがあるので、「いらないものが多すぎる(by ブルーハーツ)」のフレーズを意識したい。なお、両方とも本当の歌詞は全然そういう意図や文脈ではない。

・基本的なゴミは、日常のサイクルで常に捨てているという前提で考えないと、総量が減らないことを意識する。たとえば、普段飲んでいるペットボトルまたは缶をなかなか捨てず溜めている40L袋が1個あったとする。これと1L分相当の服を同じタイミングで捨てると「一気に41Lの容積捨てた感覚」になるが、実際は通常の生活サイクルで毎週1回は40L分捨てるべきものを捨ててないので、実質としては1L分しか新たなスペースを広げられていない。

・ほこり取りやカビ取りといった掃除とゴミ捨ては全く異なるタスクだという認識で、混同しないようにする。同じタイミングでやるより、たぶん日を分けたほうが個人的によい。

・生活というか生存・ライスワーク導線と趣味というライフワーク導線が違うと、確保するものや捨てるものにすごい難儀する。自分の場合でいうと、生存のための導線を引かないとなー、という感覚と、年一回のアウトドアや年20〜30回のDJやるときの導線が別物過ぎるなという感覚がある。COVID-19のせいで後者が一年分潰されているので、これを機にベクトルが異なる導線を統合したい気持ちが強い。

・コレクターやマニアとされる人は、「捨てたくないし捨ててはいけない、汚しもしたくない」カテゴリに対して、とてつもない愛情があり操を立てているのだな、という一種の献身を感じる。

・「これを手放せば人生は今よりよくなる」「価値観を常に更新するために捨てる」という危うさが発生しないか、認識しておく。価値観は経年によって変容するのは確かだと思うけど、捨てることで価値観が変容するのではないと思う。

・「その時好きだと感じており、今も好きな対外評価的にしょうもないもの」と、「ずっと好きになれなかったけど義理だけで残している誰かからの対外評価が高い贈り物」は、すっごい悩むけどどっちを捨てるか悩んでいる時点で同列と仮定した場合、それ外に売る機会あるの?という対外向けのプロセスを再検討するか、売ること自体が面倒なので好きかどうかで今もう捨てるかどうか選ぶか、の天秤にかけた方が気は楽。

・捨てるときのタイミングが非常に内省的なので、「捨てる前に売れば?」という言説は無視している。いらないものを都度売れるというのは、それだけでかなりタフなことができていると思う。

・引っ越す、トランクルーム使う、は最終手段。まずは今住んでいる場所からやっていきたい。

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