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ガジェットブロガーほど、あてにならないレビュアーはいない

私は、新しいガジェットを購入する前に様々なレビューを閲覧する。
そのレビューで信頼性があるのは100件程度の中に10件もない。
10%も満たない事がほとんどだったりする。
まぁブロガー自体、すでに死語レベルの存在なのだが。
それはおいておいて。

大抵のガジェットブロガーはアフィリエイトで稼ごうと思っているだけで
レビューが適当で、全く伝わらない内容が多い。

例えば、このELECOMキーボード TK-FDM105TXBKについて語ろう。

このキーボードに対し、アフィブロガーは『便利』『使いやすい』としか言わない。
『何が』『どうして』『どんな風に』『便利or使いやすい』かを書かない。

ただ表示されるのは、意味のない言葉が並べられアフィ先のリンクが貼ってあるだけだったりする。
正直、あんなのはガジェットブロガーでも無い。
そこら辺にいる意味不明な事を書き込むAmazonレビュワーの一人と変わらない。

そもそもレビューというのは偏った評価をするものではない。
対象に対し良し悪しを示してこそ、初めて評価というものになるのだ。

上記のキーボード TK-FDM105TXBKであるならば、

良い点

  • 単三電池1本で数年の利用も可能で手間が減る

  • 電源スイッチが搭載されているので電池の減りを軽減でき、
    設定によって電源ONにすると自動的にOSのスリープ解除も出来るため管理が便利

  • 非常にコンパクトなため、狭い机でも使いやすい

  • USBにレシーバーを挿入すれば直ぐ使用できる。

  • キーボードの角度調整が出来るので手や腕の疲労が軽減される。

悪い点

  • 打鍵音が若干うるさいので、ビジネス向きではない。

  • テンキーが無いので若干不便

  • 手の大きい人は打ちづらいかもしれない。


総合的な評価
良い点におけるバッテリーの持ちは秀逸。長持ちする事で電池切れのストレスが減る。
電源スイッチがOSスリープ解除としても使えるので、わざわざPC本体の電源を触る必要がないのが◎
コンパクト仕様のため、省スペースだけでなく軽いから扱いやすい。
タイピングのみに特化しているので不要な設定が要らずUSBを挿した時点で使えるから楽で
時間の節約になった。

ただ、実際に使ってみると打鍵音の大きさが気になる。
家でなら問題がないがオフィスでは使いづらいのが△
あとの欠点は、まぁ特に気にするものでもないと感じた。

そうそう、いちばん大事なことを忘れていた。
価格がかなりリーズナブル。1500円程度で買えるのは助かる。



と、実際に使ってきた事を前提にレビューしてみた。
本来のレビューというのは、こういう事をレビューという。
昨今は動画で配信すれば良いと思っているブロガーもいるが、
動画も適当なものが多く参考にならない。

箱から出すのを開封の儀式?などと理由のわからない事から始まり、
いちいち付属品で大げさなコメント。不要だ。
そして実際に使う所まですすむのに5分は浪費する。
無駄にしかならない。

必要な部分は

  1. セットアップの手間

  2. 実際に使ってみた所を見せる

  3. 使っていての良し悪しの評価

  4. 平均的な価格帯について

程度で良い。

そうそう、実際に使ってみた所についてはツッコみたい所がある。
そもそも動画のスタートの時点で『開封の儀』(笑)がある時点で
レビューでもなんでもないわけである。

使っていないのだからレビューではない。スタートから間違っている。
製品紹介という動画であれば、別だが。レビューならばレビューになっていない。
次に『実際に使ってみた』という部分だが、開封のなんちゃらが無い動画であっても
実際に使ってみた期間が数時間程度でまともなレビューは作れない。
出来上がるのはレビューにならない『感想』だけにすぎない。

もうそのレベルが現時点で存在するレビュアーのほとんどにある特徴だ。
正直、その薄っぺらいレビュアーの中に隠れている本物のレビュアーを探す方が難しい。
90%以上が使い物にならないのに10%未満から探すのは難しいに決まっている。

しかし悲しいかな、現代ではそれがレビュアーとして役に立たない記事を量産している。
それでも昔と比べれば、ものを買う前に知ることの出来る知識が増えていると考える。
役に立つ立たないかは別としてだが。

まぁなんというか、ものを買う際に参考にするのなら、
ものの良し悪しをキチンと並べられている記事を参考にするべきと思う。

TOP10のようにランキング形式でアフィを並べているサイトなんかは、
ほとんど使っていない商品、もしくはそもそも持ってもいない商品
所持しているかのようにメーカーサイトの商品説明だけで記載しているので
信頼感は薄いと言えるだろう。

どうせ買うのなら、失敗はできる限り減らし、自分にとって得する買い物をしたいものである。


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