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【インタビュー】「楽しくなくちゃ続かない」臼井さんにプロダクト開発の流儀を聞いてみた

【Profile】
臼井 翔平 Usui Shohei / 東京大学大学院工学系研究科システム創生学専攻(大橋・鳥海研究室)博士課程修了。
東京大学先端科学技術研究センター特任助教、Sansan株式会社のシニアリサーチャーを経て現職。 AIとソフトウェア知識を活かしプロダクト開発を推進している。

人と人との相互作用。その構造を最適化したい

臼井さんの経歴を簡単に教えてください。

大学では、学部から博士課程、特任助教まで、社会がつくるネットワーク構造の研究に取り組んでいました。その後、Sansan株式会社でデータサイエンティストとしてSaaSプロダクトに関わるという経験を経て、現在はELYZAで自社プロダクトの開発を担当しています。

どのような分野を研究していたのですか?

計算社会科学と呼ばれる分野で、複雑ネットワークのメカニズムを解き明かそうと、ソーシャルメディアのデータを扱う研究をしていました。コミュニティやネットワークを通じて、人と人とが相互に作用していく構造に興味があるんですよね。

例えば、SNSでは自然と似た者同士で集まり、特定の意見や思想が増幅されやすい。これはエコーチェンバー現象としてよく知られています。このように個々人は無秩序に動いているのに、総体としては何らかの秩序が生まれるというメカニズムを解き明かし、最適化に思いを馳せるのが好きです。

その興味関心は仕事にもつながっていますか?

そうですね、会社組織もコミュニティなので。社員一人ひとりは自由に動く、でも総体としては高いパフォーマンスが出る、そんな構造体でありたいですよね。そのための組織のあり方や仕組みについてよく考えています。

まずは自分が楽しんでこそ。新たな問いに触れ続けたい

ELYZAへの入社理由は何でしたか?

ひとつはデータサイエンスに加えて、ディープラーニングの技術の最前線に身を置きたいと思ったことです。そのために画像処理か自然言語処理のどちらかに進もうと思い、後者に関心があったので、ELYZAの取り組みに興味をもちました。もうひとつは、自分が自由に楽しく働き続けられそうかどうかという点でした。

臼井さんが楽しいと思える働き方とはどのようなものでしょうか?

得意なことを自由度をもってやれることですね。先述の構造最適化の話に通じますが、個々人が最も得意なことで価値を出すことが、組織全体としての高いパフォーマンスにつながるのが理想ですよね。自分や同僚が、自身の強みに集中できる仕組みや環境が大切だと考えています。

私個人でいうと、何らかの問いに対して、どうすれば解けるのか?と実現方法を考えたり実際につくったりすることが得意です。

臼井さんがすごいスピードでプロトタイプをつくっているのをよく見かけます。

解決方法を思いつくとその日の内に形にしたくなってしまいます。ついつい時間を忘れますね(笑)。プロダクトマネージャーやお客様から問いを受け取って、考えて、つくるのは楽しいです。

もちろん真に役立つプロダクトをつくることは簡単ではありません。一筋縄ではいかないチャレンジをしているからこそ、まずは自分たちが過程を楽しみ、続けていけることが大切ではないでしょうか。

ELYZAの環境はいかがですか?

ELYZAでは何社かのお客様の現場に入らせていただき、そこにある課題を解決する仕組みをつくり、プロダクト化するというアプローチを取っています。そのため非常にリアルな問いが無数にあります。

最新技術や知識を駆使して、その問いが解けるか解けないか、実現できるかできないかを考え続けています。私にとっては楽しいですし、また、メンバーそれぞれが得意を活かしてこの状況を楽しんでいる、そんな環境があると思います。

これからのチャレンジについても教えてください。

まずは確固とした自社プロダクトをつくって、一つ、誰かの業務を変えたいですね。それを続けることで、多くのお客様の業務が変わったという結果につなげたい。その実績と自信を持って、より新しくて魅力的な問いに挑んでいけるといいなと思います。

最後に

ELYZAではサービス開発を一緒に取り組んでくださるエンジニアを募集しています。採用資料もぜひ見てください。

カジュアル面談、ぜひお気軽に。

ELYZAではエンジニア、コンサルタントなど、様々な職種で一緒に事業を前に進めてくれる仲間を募集しています。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談にお越しください。

ELYZA募集一覧
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