チェコ買い付け日記DAY2
ドイツからチェコへと渡り続けてきた買い付け旅も、ついに終盤へ。
▼チェコのアンティークショップでの買い付けの様子を綴った前回のブログはこちら
チェコでの最後の買い付け場所は、プラハで開催される蚤の市です。
早起きして、ホテルを出発。
蚤の市へは、トラム(路面電車)で向かいます。
前日までにトラムの乗車券を買えていなかったため、まずは券売所に向かったのですが、早朝なので当然まだオープンしておらず。(券売所の営業時間のことをすっかり忘れていました。笑)
ダメ元で近隣を何箇所か当たりましたが、券を購入できる場所は見当たりません。
(通りがかったこの建物のデザイン、とても好き。)
そりゃそうだ、と諦め、券売所前で営業開始時間まで待っていました。
ぼーっとするのが好きなので、待つのは苦にならず。朝の澄んだ空気と柔らかい日差しを楽しんで過ごしました。
無事乗車券をゲットし、トラムを乗り継いで蚤の市会場へと向かいます。
トラムには犬も一緒に乗車できます。ドイツと同じく、チェコもとてもドッグフレンドリーな印象。
会場の最寄り駅に着くと、蚤の市に向かう人たちの群れがぞろぞろと現れました。
数分歩いて、ついに蚤の市に到着。
それぞれの宝物を探しに、意気揚々と歩き出す人たち。
蚤の市に漂うこのエネルギッシュな雰囲気には、いつもわくわくします。
蚤の市は、訪れる人によって価値が大きく変わる場所。
多くの人が見向きもせず素通りする物の山の中に、自分にとっての宝物が埋もれていることはよくあります。
それに出会えるかどうかは、その人の審美眼、知識、根気と体力、そして運やご縁によるところなのでしょう。
このプラハの蚤の市では、広大な敷地に工芸品、絵画、家具、花、おもちゃ、衣類、日用品や電化製品からジュエリーまで、多種多様な品々が所狭しと並んでいます。
どこに何が隠れているか分からないので、キラリと光るものがないかと目を凝らしながら場内を歩き回ります。
この蚤の市会場の中では、英語はほぼ全く通じなかったため、身振り手振りと電卓を使って店主の方と会話しながら買い付けをしました。
驚いたのが、チェコ買い付け一日目にも増して非常に暑いこと。
日差しがかなり強く、日を遮る建物のない炎天下での活動は予想以上に消耗します。9月中旬のプラハがこんなに暑いとは・・
私は高温多湿の蒸し暑さは好きなのですが、からっとしていてジリジリと焼かれるような暑さには弱いのかもしれません。
↓あまりの暑さに、ロサンゼルスの蚤の市での炎天下での買い付けが頭をよぎりました・・
2時間ほど歩き回った時点で熱中症の兆しを感じ始め、もう限界だ、と思いましたが、ここまで来て体力のせいで宝物を見逃したくはありません。
一旦休憩を挟んで、頭も体もリフレッシュすることにしました。
ベンチに座り、ドイツで買ったハリボーで糖分を補給。日陰がないので暑さは凌げず、あっという間に尽きてゆく水分・・
しばらく身体を休めてから、また全体を新しい目で見るつもりで会場をもう一周しました。
ゴールドずくめの素敵なお店。
蚤の市二周目では、一周目では見逃していたお品を見つけたり、オーナーさんが新たに出してくれたお品を買い付けられたりと実りがありました。
計3時間以上探し回り、この蚤の市の中にある素敵なヴィンテージコスチュームジュエリーは、残らず見つけ出せたのではないかと思います。
私もこの旅の思い出に、自分用のお品を一つ購入。
金属が大好きなので、こういうものをただ持っているだけでも幸せな気持ちになるのです。
日本に持ち帰ってからは造花を入れて部屋に飾ったり、ジュエリーの撮影に使ったりしています。POP UPのディスプレイにも良さそう。
ここまでひたすら駆け抜けてきた買い付け旅ですが、蚤の市での買い付けを終えた後は、自分へのご褒美時間を取ることができました。
現地で友人と会い、一緒にゆっくりと歩いて、これまで慌ただしく動いてなかなか眺められなかった美しい景色を堪能したり。
凄く好みのオブジェを発見。鋭利なシルエットと、金属や石を思わせる質感が良い。
友人と一緒に、カフェやお花屋さんへも行きました。
一人でずっと気を張って動いてきた数日間でしたが、友人と会うとふっとリラックスできて癒やされました。
そして、チェコ滞在最終日にはとても楽しみにしていた大切なイベントが。
それは、プラハで友人の結婚式に参列すること。
美しいウェディングドレスに、Elysa Jewelryで選んでくれたパールイヤリングを纏った友人。高貴な気品溢れる姿でした。
大切な日の装いの一つにこのイヤリングを選んでもらえて、本当に嬉しかったです。
旅の最後に、この先もずっと記憶に残るであろう素晴らしい一日を過ごさせてもらい、幸せな気持ちで日本への帰路に着きました。
これにて、ドイツ&チェコでの買い付け日記は終了です。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
一つ一つ心を込めて買い付けてきたヴィンテージコスチュームジュエリーたちの美しさが、どなたかの心に刺さることを、そして身に着けた人に幸せな気持ちをもたらしてくれることを願って。
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