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【米国市況】今週の主な注目予定(7月25日)

7月25日週分の主な米国市況注目予定を紹介します。(全ての予定はアメリカ時間)

1.「7月26日」5月S&Pケース・シラー住宅価格指数

米国各エリアの住宅販売が低迷し始めている中、5月の住宅価格がどのくらい変動したかが注目ポイント。

4月のS&Pケース・シラー住宅価格指数が前年同月比20.4%上昇。

参考資料(S&Pケース・シラー住宅価格指数):https://fred.stlouisfed.org/series/CSUSHPINSA

先週のCPI発表から1週間ほど経ったが、Federal Reserveは必ず住宅価格の動きをみて26日から開始するFOMCに向けて利上げ確定を進めるでしょう。

2.「7月27日」FOMC パウエル議長会見(利上げ発表も)

7月26~27日にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催される。

注目は政策金利の利上げ。予想では0.75%だが、1%の可能性も浮上している。

先週より米国上場企業の第2四半期決算発表が続々と行われているが、消費者観点からの景気後退見通し意見はまちまち。

だが継続的なインフレは確実な問題になっているので、27日の利上げ発表とパウエル議長の会見は今週の目玉イベント。

3.「7月28日」4-6月期四半期実質GDP(速報値)

2四半期連続マイナスGDP成長で景気後退と言われている。

第1四半期の実質GDPは-1.6%。景気後退と言われている今の米国経済、速報値が今週1番の注目予定でしょう

参考資料(米国実質GDP 前四半期比較%):https://www.bea.gov/data/gdp/gross-domestic-product

四半期の終了月の翌月(4月、7月、10月、1月)に実質GDPが発表される。それぞれの発表月に3回GDPが発表され、1回目は速報値、2回目は改定値、3回目は確報値。最も注目されるのが1回目の速報値。

改定値は速報値と若干GDP数値がズレることはあるが、確報値は改定値からあまり大きく変動しないのが一般的である。しかし景気後退の可能性がある際は3回目の確報値は大幅変動することもある。

4.「7月29日」6月分 PCE(個人消費支出)

5月のPCEは前月より0.2%増加したものの、増加率は過去5ヵ月で最小となり、予想の0.4%も下回った。

個人消費はアメリカの経済活動の60%超を占めるほど大事な経済指標。


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